「鴨と葱 淀水二行」鰹と昆布のダシでいただく鴨しゃぶに、旨味の溶け込んだ〆のそばとおじやが絶品

鴨とネギが綺麗に盛られた鴨しゃぶが登場

ぐるなびさんの以下の記事を見てから、近いうちに行ってやろうと目論んでいた福岡・春吉にある「鴨と葱 淀水二行(よどみずにぎょう)」


@Rikumaさん(ブログ:りくまろぐ)さんに予約していただいて、先日訪問が叶いました。

場所は、福岡市内でも手頃でおいしい店が集まる春吉という街。


結論から言うと、最の高でした。赤身は淡白で脂身に旨味の詰まった鴨を溶岩焼きで、風味豊かなダシのしゃぶしゃぶで味わう。
鴨しゃぶで旨味が溶け込んだダシを、最後は日本そばと雑炊で余すところなくいただく。

特に〆のそばと雑炊は、これまで食べた中で最高レベルと言っても良い絶品中の絶品でした。
「うまい」くらいはそれなりに言ったとしても、「人生最高レベル」とかそう簡単に言わないですよ?でも実際にそうだったんだからしょうがない。

店を切り盛りされているご夫婦の醸し出す雰囲気や接客も料理に劣らず最高でした。
鴨とダシが嫌いじゃなけりゃ満足しないわけないやろ、こんなの。。。


今やなかなか予約が取りづらくなっているそうですが、万難を排してでも行く価値のあるお店です!


福岡・春吉にある鴨しゃぶの店「鴨と葱 淀水二行」

春吉の、飲食店は多いながらも静かな通りの一角にある鴨しゃぶの店「淀水二行」。
2017年8月にオープンしたばかりの新しいお店です。城南区から移転してきたそう。

大きな提灯が目印です。

鴨と葱 淀水二行の外観とちょうちん

この日は水曜日だったのですが、予約のみで満席とのこと。テレビやWebメディアで紹介されたこともあるのか、オープン1年足らずでかなりの人気店になっているようです。

淀水二行の満席張り紙

1階はカウンター、2階はのれんで緩く仕切られたテーブル席。18時現在はこの状態ですがほどなく予約客でいっぱいになりました。
2018年5月現在、アルバイトなどはおらずご夫婦のみで切り盛りされているそう。

淀水二行2階のテーブル席

テーブルにはいい色をしたダシが準備されています。このダシがこの後我々をめくるめくワンダーな世界へと誘ってくれるとは知る由もない。
ちなみに今回は料理3,900円のコースで予約してもらっていました。

淀水二行の澄んだダシ

もう一人のメンバーを待っている間にメニューをチェック。
「博多の鴨しゃぶ始まりどころ」確かに、福岡で鴨しゃぶを食べるのは今回は始めて。というか他の地域でも食べたことないかも。

博多の鴨しゃぶ始まりどころ

メインの鴨しゃぶと、鍋の具材追加メニュー。〆はそばかおじやで。

鴨しゃぶのメニューと締め

今回はコースを頼んだので泣く泣くスルーしますが、鴨しゃぶの他にもおいしそうな鴨料理や一品料理メニューが。次回は必ず。

鴨しゃぶの他にもおいしそうな鴨料理や一品料理メニュー

鴨肉は低カロリー高タンパク、健康や美容の効果も高く「ビューティーミート」とすら呼ばれているらしい。最近ジムに通う私にとっても夢のような食材…!
とはいえそう安い食材じゃないししょっちゅうは食べられないので、今回可能な限り食べ尽くしてやるぞ。

鴨肉は低カロリー高タンパク、健康や美容の効果も高く「ビューティーミート」とすら呼ばれる

コースの始まりは、桜島の溶岩で焼く鴨肉

まずはビールで乾杯だ!

淀水二行のビール

上の3つ連なったお皿は鴨の溶岩焼き用。左上のポン酢と山椒は鴨しゃぶ用。
手前のお通しは左からウニの乗った湯葉、秋月のくず豆腐。あっさりとしながら滋味深い味で、これからの鴨料理への期待感を高めてくれます。

淀水二行の調味料とお通し

まず最初に、つくねが鍋の中に投入されます。火が通ってもしばらくはお預けで、鴨のダシが十分出るようにこの後の溶岩焼きを食べている間は放置するとのこと。気を持たせやがるぜ…!

まず最初に鴨のつくねを投入

いろいろと試した結果、鹿児島・桜島の岩に落ち着いたという溶岩焼きがスタンバイ。岩によってそんな違いがあるものなのか。

桜島の岩を使った溶岩焼き

この後の鴨しゃぶもそうですが、最初は女将さんが作ってくれます。
笑顔が絶えず丁寧なだけでなく、おもてなしの心がこもったこれ以上ない雰囲気と接客なんですよね。行けばわかる。

溶岩焼きをつくってくれる女将さん

あらかじめ用意されていた、山椒トリュフ塩・酢醤油・レモンで思い思いにいただきます。赤身部分は淡白であっさりと、脂身部分は鴨の旨味を感じながら。うまい。

山椒トリュフ塩でいただく鴨の溶岩焼き

酢醤油でいただく鴨の溶岩焼き

お手本を見た後は、それぞれ自分のペースで溶岩焼きを楽しみます。
京都から取り寄せたという鴨は、クセがなく上品な味わい。女性客が多いというのもうなずけます。

溶岩の上で京都の鴨が焼かれる様子

そうこうしている間に、利尻昆布&かつお節のダシに鴨つくねの旨味が溶け込んだダシがいい感じになってきました。

利尻昆布&かつお節のダシに鴨つくねの旨味が溶け込んだダシ

鴨の旨味、ネギの食感・甘みがたまらない鴨しゃぶ

ついに真打登場。ネギてんこ盛りの鴨しゃぶが登場!

鴨とネギが綺麗に盛られた鴨しゃぶが登場

女将さんに負けず劣らず丁寧で人当たりのよい大将が、鴨しゃぶを作って見せてくれます。

鴨しゃぶを作ってくれる淀水二行の大将

うへーめっちゃうまそう

うまそうな鴨しゃぶ

「鴨は10秒!葱は15秒!」まずネギを入れ、5秒くらい後に鴨を投入。しゃぶしゃぶして一緒に取り出すのがセオリー。

鴨しゃぶの美味しい食べ方

赤身と脂身が絶妙なバランスの鴨肉に、シャキシャキとしたネギの食感と甘み。しっかりと奥深いダシが合わさって得も言われぬ味わい。うまいぞ!

鴨しゃぶうまい

ポン酢につけたり、針生姜を巻いたり、山椒を少しだけかけたりしても当然美味しい。

針生姜とポン酢で鴨しゃぶ

山椒で鴨しゃぶ

そうこうしている間にスッとおじや用の釜炊きご飯を用意する女将さん。さすが無駄がない動き。
コースなのでこういった先を読んだ準備ができていますが、アラカルトでおじやを注文すると時間がかかるので早めに言っておくといいでしょう。

おじやの釜炊きご飯を準備する女将さん

トングが人数分用意されているので、それぞれ箸を使わず好きなペースで鴨しゃぶを楽しめます。一人で食べすぎてしまわないよう注意。

鴨しゃぶに人数分用意されているトング

ダシに旨味を与えてくれた鴨つくね。それでもまだまだ旨味は詰まっていて美味。

鴨しゃぶの鴨つくね

そして何よりこの出汁ですよ。元々しっかりと取られたそばに合いそうなかつお&こんぶダシなのですが、鴨のエキスが少しずつ溶け込んでどんどんと旨味を増していく。ダシ好き各位におかれましては、水炊きスープと同様に鍋の途中途中でいただいちゃいましょう。

鴨の旨味が溶け込んだダシ

無添加・無化調でここまでの旨味が出せるのがアンビリーバブルすぎる。

鴨のエキスが溶け込んだ出汁を味わう

当然限りがあるはずなので飲み過ぎもよくないな…と思いつつ、少なくなるとどんどん足してくれるのでダシスキーの私としてはひたすら飲まざるを得ない。

ダシが少なくなったら足してくれる

鰹・昆布+鴨エキスが溶け込んだダシでつくるそばとおじや。人生最高レベルの絶品

コースにおじやは含まれるらしいのですが、この美味なるダシを余すところなく味わいたい我々は日本そばも追加注文。
そばを楽しんだ後、ダシを吸い切ったおじやを締めにいただこうという寸法です。

鴨しゃぶ締めの日本そば

雑炊、麺、和食、何に使っても最高だろうなと思えるこのダシ。まずは温そばでいただくぜ。

鴨しゃぶ締めの日本そばが完成

女将さんのオススメに従い、卓上のかぼす七味を散らしてからいただきます。

鴨しゃぶ締めのそばにかぼす七味

基本的に麺類が好きな私、当然温そばも好き。かつお系のダシでさっぱりおいしいですよね。

ただ、この鴨しゃぶ締めの温そばはこれまで食べたものとは次元が違う。鴨の旨味が溶け込んでいてコク深く、それでいてかつおや昆布の旨味も効いていて本当に本当にうまい。これまで食べた鴨南蛮そばと旨味の溶け込み具合が段違い。

もしかすると人生で食べた温そばの中でも一番かもしれん…!

鴨しゃぶ締めのそば麺上げ

〆そばの感動も冷めやらぬうちに、おじやの準備が始まります。ミニ釜でつくられた炊きたてのご飯。

鴨しゃぶおじや用の釜炊きご飯

普通雑炊は冷やご飯で作ったりするものですが、この炊きたてご飯をおじやに使うという贅沢。
「料理はあまり得意じゃなかったんですけど、おじやの作り方は覚えました」という女将さんが手際よく作ってくれます。

鴨しゃぶ〆のおじやを作る女将さん

まあなんだ、これが美味くないわけがないんだ。食べる前から激ウマであることがわかっていたランキング1位。

鴨しゃぶ〆のおじや完成

わかっていたことですが、もう本当にうますぎる。かつおと昆布、鴨の旨味、卵のまろやかさ、ネギの食感とアクセント。
口いっぱいにぶわっと旨味が広がるのに、無添加・無化調なのもあってか後はしつこくなくスッと消えていく。最高、絶品としか言いようがない。

鴨しゃぶ〆のおじやが絶品すぎる

ダシの飲みすぎもあって一同お腹パンパンだったんですが、デザートがまたすごかった。全員「マジで?」と目を見合わせましたからね。
和三盆のプリン、羊羹、フルーツ、抹茶とちょっとした茶店なら千円以上はしそうな豪華ラインナップ。クオリティは言わずもがなで、すでに満腹にも関わらず全員完食。

淀水二行のデザートも和三盆のプリンなど豪華そのもの

来るときは気付かなかったんですが、二階へと上がる階段には今田耕司さんや博多華丸さんなどのサイン。
所狭しと隙間なくサインをベタベタ貼る下世話なお店も多いですが(失礼)、この嫌味のない飾り方も店主ご夫婦の人柄を表しているよう。

淀水二行に飾られている芸能人サイン

あとがき

基本的に福岡の店は「ラーメン」「水炊き」「もつ鍋」などいかにも福岡らしい店以外は紹介してこなかったんですが、この店は紹介せざるを得なかった。久々に感動レベルの料理に出会えましたよ。


税抜3,900円のコースと日本そば、一人3杯ずつくらい飲んで一人あたり5,000円代後半くらいの会計でした。

値段だけを見ると福岡においてはそこそこする店ですが、このクオリティの鴨しゃぶが2,300円、コースが3,900円と考えると破格中の破格と言っていいかと思います。他ではまず味わえないレベルの旨さ。

鴨とダシが嫌いでなければ、間違いなくオススメです!

店名 鴨と葱 淀水二行(よどみずにぎょう)
電話番号 092-732-7718
住所 福岡県福岡市中央区春吉3-23-22
営業時間 17:00〜24:00(出汁が終了次第閉店)
定休日 日曜
Web Retty:博多春吉 鴨と葱 淀水二行(今泉/鍋) – Retty
Instagram:鴨と葱 淀水二行さん(@yodomizunigyo) • Instagram写真と動画

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