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「元祖長浜屋」のラーメンは観光客にはすすめないが、一部に中毒者を生む博多のソウルフード

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元祖長浜屋のラーメン

こんにちは、ラーメン食べ歩きブロガー@ushigyuです。

私が住んでいるのは、豚骨ラーメンの本場、福岡(博多)。

街中にラーメン屋がありますが、その中でも最も有名な店の一つが今回紹介する「元祖長浜屋」でしょう。

細麺の豚骨ラーメン屋ではもはや当たり前になっている「替玉」発祥の店であり、博多のソウルフードとも呼ばれます。

久々に食す元祖長浜屋のラーメン(2022年)

開店当初の場所からは移転し、現在はビルの1Fに店を構える元祖長浜屋。元祖という名前の割には新しめな店構えなのはそのためです。

元祖長浜屋の外観

昔の写真とともに、昭和27年創業の由緒正しい店であることをアピール。

昔の写真とともに、昭和27年創業の由緒正しい店であることをアピール

移転後からは食券制となっており、2022年7月現在の価格はラーメン550円、替玉150円、替肉100円。

移転後からは食券制となっている

店内は広めのスペースに赤いテーブルがスペースを空けて4つあり、それぞれ5人まで着席可。少人数だと相席になるのが普通。
※感染症対策で広めにとっているのかも

元祖長浜屋の店内

ラーメンを作っていたのは外国人スタッフで、他にホールが男性1人、女性1人の合計3名。公式サイトでアルバイトを募集しているので、このうちの何人かはバイトなのかも。


卓上にはお茶入りの巨大やかん、青いザル入りの湯のみ、タレの入ったポット、紅しょうが、コショウ、ごま。
私の印象と違うのは、ミニやかん入りだったはずのタレ入れがポットになってるくらいでしょうか。

元祖長浜屋の卓上にあるもの


ものの20秒くらいでラーメンが到着。白地に青文字で「元祖長浜屋」いつもの丼ですね。

白地に青文字で「元祖長浜屋」と書かれた丼のラーメン

福岡のラーメンとしてはやや太めの中細麺もいつも通り。
そして、……うーん、スープが薄い!笑 豚骨風味抑えめであっさりしているのが特徴ではあるんですが、この日は特に薄く感じました。

元祖長浜屋のスープは薄い

薄めのスープに対し、とてもしょっぱい細切れチャーシュー。これぞガンソの味。

薄めのスープに対し、とてもしょっぱい細切れチャーシュー

日によってばらつきはあるものの基本的には薄味なので、卓上のラーメンタレで味を調整しましょう。入れすぎ注意!(撮りながら入れてたら入れすぎました。。)

卓上のラーメンタレで味を調整


元祖長浜屋に初潜入食レポ(2012年訪問当時)

お家騒動、閉店を経てリニューアルした「元祖長浜屋」

こちらが2012年当時の外観。

一度閉店したのですが、様々なお家騒動(後述)を経て最近新装開店しました。

ラーメン400円は、10年前来たときと変わらぬ価格。
(替玉、替肉は50→100円に値上がりしてます)

Ganso nagahayama 1

以前はドアを開けると自動的にラーメンが出てくる、というシステムだったのですが、食券制になっていました。

ただラーメンの食券を買っただけなのに、「ウィーーン、ウィーーーーーン」と謎の頑張りを見せる券売機。

Ganso nagahayama 2

ドアに大きく「元祖 長浜屋」の文字。

Ganso nagahayama 3

店内に入ってみましょう。
基本的に、お客さんは黙々とラーメンを食べ、店員さんも愛想なし。

これがずっと変わらぬ長浜屋クオリティ。

ちなみに、入店した時点でラーメンが作られ始めるので、そのときに「カタ麺で」などの要望を言っておかないと手遅れになります。

Ganso nagahayama 4

ちょっとタイミングが悪く見えていませんが、しょうゆダレが入ったラーメンの器がずらりと用意されており、そこにガンガン麺とスープを放りこんでいきます。

Ganso nagahayama 5

店内には、ジョジョ立ちも真っ青の注意書きが。\アブナイ/

Ganso nagahayama 6

お茶は、テーブルに乗っている器に自ら注ぎます。
補充したばかりのときはヤカンがかなり重いのでご注意を。

Ganso nagahayama 7

こちらはラーメンダレ、味が薄い時や替玉のときに使います。
間違ってドバっと入れてしまわないようこちらも注意。

Ganso nagahayama 8

その日の気分(?)でラーメンの味が決まる

そうこうしてるうちにラーメン到着!
私は固麺好きなのですが、入店時にコールするシステムを忘れていたため普通麺。。。

Ganso nagahayama 9

麺は細麺ですが、博多の中ではやや太めといってもいいかも。
やたらとボリュームがあります。

Ganso nagahayama 10

細切れのチャーシューは、やたら塩気が強くしょっぱめの味付け。

Ganso nagahayama 11

それで、味の方ですが…正直、平均的にはそんなに美味くはないです。たまに美味いときもある。
「ちゃんとした店で、美味しいラーメンを食べたい!」という方にはオススメしません。

正直言えば、他に美味しいラーメン屋はいくらでもあります。

ラーメン大好きな福岡県民の私が選ぶ!ぜひ連れて行きたいオススメ店リスト

元祖長浜屋は『博多のソウルフード』

元祖長浜屋はグルメでおいしい店というより、地元に根ざしたたまに食べに来たくなる中毒性のあるラーメンなのです。

『「元祖長浜屋」という食べ物を確立している』という意味で、位置付けとしてはラーメン二郎とかに近いかも。


味にバラつきもあるので、「今日はなかなかイケる!」「今日は味、薄っ!」というときもあったりしますが、そういうのもひっくるめて愛せる人向けの店

安定しておいしいラーメンを食べるというよりは、雰囲気や風情も含めて「今日の味はどうかな?」くらいの気持ちで昔ながらの長浜ラーメンを食べに来る、という感じでしょうか。


以下に、いくつか福岡通な方のブログ記事を載せておきます。
これを見れば、なんとなく雰囲気がつかめるはず。

うまいとかまずいとか 化学調味料がどうとか 店員さんの愛想がどうとか 日によって味が違うとか そんなこたーどーでもいいのです。
元祖 長浜屋 -がんそながはまや ※リンク切れ

ちょっと薄いような感じがしましたが,これも含めて”元祖”の味です.観光客がガイドブック持ってくるような店ではないし,決しておいしい店ではありません.元祖系列に心惹かれるのは多分に化学調味料中毒なのではないかと思うのですが,なぜだかやめられません.
新「元祖長浜屋」に行ってきました[2010/05/14]: 何の変哲もない福岡生活… ※リンク切れ


元祖長浜屋、長浜家①・②を食べ比べてきた

「元祖長浜屋」ではお家騒動が起こっていたのも福岡では有名。


一時閉店やら何やらの際に、一部従業員が方針の違いなどから離脱して独立し、すぐ近くに「元祖ラーメン長浜家(ながはま)」という店名も店内もラーメンさえもそっくりな店があります。

当初は長浜屋のほかに運営元の異なる長浜家が2件あるというカオス状態だったんですが、2023年現在はそのうち1件が中洲川端付近に引っ越しています。

長浜家①

長浜家①

長浜家②

長浜家②


「元祖長浜屋」に加えて「元祖ラーメン長浜家(家①)」「元祖ラーメン長浜家(家②)」の3件を食べ比べた記事を書きましたので、そちらもぜひご覧ください。

元祖長浜屋、元祖ラーメン長浜家1、家2を食べ比べ。味や価格の違い、独自ルールもくわしく解説します



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