ScanSnap iX2500とiX2400を比較したときの違いと共通点は?

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ScanSnap iX2400 本の自炊
ScanSnap iX2400

私がもう15年以上愛用している家庭用No.1スキャナー、ScanSnap(スキャンスナップ)

2025年には、全面リニューアルされたフラッグシップ機種ScanSnap iX2500iX2400が発売になりました。


この2機種、ScanSnap iX2500と2400を比較すると一体どこが違うのか?逆に共通点はどこなのか?

わかりやすい「タッチパネルの有無」の他にもいくつかあるので、この記事でくわしく紹介します!

ScanSnap iX2500とiX2400の違い

まず、ScanSnap iX2500iX2400で異なっている点を挙げていきます。

iX2500はタッチパネルあり、iX2400はなし

一番わかりやすい違いは、タッチパネルの有無

ScanSnap iX2500は前面にタッチパネルとボタンがある一方で、iX2400にはボタンしかありません。

ScanSnap iX2400

ScanSnap iX2400


iX2500のタッチパネルでは、ユーザーやスキャン設定の切り替え・変更が可能。

家族や同僚などと共有して使う場合や、原稿によって異なる設定にサッと切り替えたいときに便利です。

ScanSnap iX2500のタッチパネル

ScanSnap iX2500のタッチパネル


iX2400の場合はタッチパネルがないので、設定変更はすべてパソコンのScanSnap Homeアプリから操作する必要あり。

iX2500はWi-Fiやモバイル・クラウド対応、iX2400はUSB接続専用

ScanSnap iX2400はパソコン(Windows、Mac)とのUSB接続専用機

ワイヤレス通信機能は搭載していないため、スマートフォンやタブレットからのアプリ操作もできません。

ScanSnap iX2400

Wi-Fiには非対応のScanSnap iX2400


一方、iX2500はWi-Fi接続可能で、スマートフォンやタブレットのアプリから操作可能。

タッチパネルもあるので、パソコンをわざわざ起動・操作しなくても使えます。

iX2400のほうが公式価格で11,000円安い

ScanSnap iX2500の一部機能を削った廉価版のシンプルモデルがiX2400

ScanSnap iX2400

ScanSnap iX2400

その分価格が安くなっており、PFUダイレクトの公式価格だとScanSnap iX2500が59,400円に対し、iX2400は48,400円と11,000円の価格差があります。

基本的には、この価格差と機能差を見比べながらどちらを選ぶかを考えることになるでしょう。


なお、Amazonなど他ショップでの価格は公式とは異なるので、価格差が11,000円になっているとは限りません。

それぞれのショップで確認してみてください。

iX2400には「Kofax Power PDF Standard」が付属しない

ScanSnap iX2500に付属しているPDF編集ソフト「Kofax Power PDF Standard」が、iX2400には付属しません。

【公式サイト(英語)】PDF Editor: Edit PDF With Power PDF | Tungsten Automation

普通に買うと約15,000円するソフトらしい。


特にPDFの編集をしない、あるいは他のソフトを使っている方は必要ありませんが、使ってみたい方はiX2500を買ったほうがいいかも。

iX2400のほうが消費電力が約24%低い

タッチパネルがありWi-Fiにも対応したScanSnap iX2500と、非対応のiX2400。

その違いは消費電力にも出ているようで、ScanSnap iX2500の動作時17Wに対しiX2400は13W約24%ほど小さい電力で動作可能。


ScanSnap iX2500とiX2400の共通点

スキャン速度やセット枚数は同じ

ベースとなっているスキャナー部分が共通している、ScanSnap iX2500とiX2400。

45枚/分と前モデルよりスピードアップしたスキャン速度、50→100枚へと倍増したセット枚数ともに両製品ともまったく同じです。

iX2400とiX2500でスキャン速度・セット枚数は同じ

iX2400とiX2500でスキャン速度・セット枚数は同じ

安定給紙機能や写真の画質アップなど、スキャンに関する性能は基本的に同じ

高速スキャンだけでなく、重送(重なって読み込むこと)を防いだり破損を防止する安定給紙や傾き検知、縦筋軽減機能、写真の高画質スキャンなど、『原稿をスキャンする』ことに関する機能・性能はiX2500もiX2400もほぼ同じ

※唯一異なるのは、A3原稿の手差しスキャン可否のみ。キャリアシートを使った読み取りには両機種とも対応

重送や傾き検知、縦筋軽減などの機能も共通

重送や傾き検知、縦筋軽減などの機能も共通


タッチパネルやワイヤレスでの使用をしない(パソコンからの操作のみで完結する)ユーザーは、ScanSnap iX2400を選んでおいてもまず問題ないでしょう。


ScanSnap iX2500とiX2400を比較した表

ScanSnap iX2500とiX2400を比較した表を載せておきます。

検討する際の参考にどうぞ。

iX2500 iX2400
画像 リコー PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX2500 (高速毎分45枚/両面読取/ADF/5インチタッチパネル/Wi-Fi対応/USB接続/フラグシップ/書類/レシート/名刺/写真/領収書)(White)
PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX2400 (高速毎分45枚 両面読取 ADF USB接続 フラグシップ) 書類 レシート 名刺 写真 領収書 (White)
価格
(PFUダイレクト)
59,400円 48,400円
サイズ 292 × 161 × 159mm
重量 3.5kg 3.2kg
読み取り速度 45枚/分
セット枚数 100枚
タッチパネル 5インチ
カラータッチパネル
×
接続方法 USB3.2 Gen1
Wi-Fi 6
USB3.2 Gen1
モバイル利用 ×
ScanSnap Cloud ×
傾き検知
縦筋軽減
重なり検知
手差しスキャン ×
A3スキャン 手差しスキャン
or キャリアシート
キャリアシート
添付ソフト Kofax Power PDF Standard なし

ScanSnap iX2500・iX2400は、こんな人におすすめ

「スキャナーはパソコンにUSB接続しっぱなしで、1人で使う」と使い方が決まっていて「タッチパネル不要」なユーザーであれば、安く買えるScanSnap iX2400で十分でしょう。


それ以外の方はScanSnap iX2500の方がおすすめ。

約1万円ほど高くはなりますが、スマホアプリからWi-Fi経由で使ったり、家族みんなで共有したり、タッチパネルで操作したり……と幅広い使い方ができるのはやっぱり便利。

丈夫で長持ちするスキャナーなので、5年10年と使うことを考えればこのくらいの価格差を妥協する必要はないと思います。


なお、1度にスキャンする枚数が少ない方であれば、より安くて省スペースのScanSnap iX1300がおすすめ。

ScanSnap iX1300

ScanSnap iX1300

身分証明書やプリント、数枚〜10数枚程度の原稿ならこれで十分。タッチパネルはないもののWi-Fiには対応し、スマホアプリからでも使えます。

価格もiX2400よりさらに1万円以上安い。


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