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Webページを保存しておいて「あとで読む」サービスの大手・Pocketが、2025年7月8日でサービス終了すると発表されました。
ウェブページを後で読むために保存したり、コンテンツを発見したりできる Pocket を廃止するという苦渋の決断に至りました。
(中略)
Pocket は 2025 年 7 月 8 日に終了します
Pocketから配信されたメールより引用
私も、あとで読むサービスとしてPocketを長い間利用してきたユーザーのひとり。
保存した記事データのエクスポート方法は?代わりに使える「あとで読むサービス」は?
調べて実践したので、このブログ記事にまとめます。
Pocketからデータをエクスポート
Pocketからデータをエクスポート(ダウンロード)するには、ログインした状態で以下のページから「CSVファイルをエクスポート」を押します。
すると保存アイテムをまとめたファイルの作成がはじまり、準備ができたら以下のようなメールが届くはず。
このメール内のリンク「click to download」をクリックすると、zipファイルがダウンロードできます。
zipファイル内にはcsvが保存されており、その中身は記事タイトル、URL、タイムスタンプ、タグ、ステータスのみが記録されたシンプルなもの。
1万レコードごとに1つのcsvファイルが作られているようです。
私の場合は全部で約3万数千記事ありましたが、それでもzipファイルは2.3MBとそれほど重くありません。
Pocketの代替あとで読むサービス候補
Pocketの代わりになり得る「あとで読む」サービスを私の知る限りまとめてみました。
それぞれに特徴や使い勝手が異なるので、試してみて選ぶのがいいでしょう。
Raindrop.io
機能が充実した「あとで読む」サービス「RainDrop.io」。Pocket代替の筆頭候補と言ってよさそう。
全文保存・検索機能は年4,579円の有料プランで提供。
Instapaper
老舗サービス「Inatapaper」。非常にシンプル。
全文保存機能はInstapaperプレミアム(月5.99ドル、年59.99ドル)で提供。
Notion
クラウドメモアプリ「Notion」。「あとで読む」サービスではないものの、近い使い方が可能。
個人で使う分には無料で使用可能。
wallabag
ソースコードがGithubで公開されているブックマークサービス「wallabag」。
Pocketからのデータ移行にはAPIキーが必要で、セルフホストなら無料で利用可能。
導入ハードルやや高めながら、知識のあるユーザーは試してみてもよさそう。
Raindrop.ioにPocketのCSVをインポートしてみる
Pocketの代替サービス有力候補のひとつ「Raindrop.io」に、Pocketからエクスポートしたデータを実際に移行してみました。
といってもやり方は簡単。
Raindrop.ioのアカウントをつくってログインしたら、以下のページからファイルをアップロードするだけです。
zipファイルのままではアップできないので、csvファイルを1つずつアップロードしていきましょう。
Pocketに保存したページが復元されただけでなく、未読 / アーカイブ状態までフォルダ分けで分類されていました。ありがたい。
もちろん、PCだけでなくモバイルアプリでも閲覧可能。
有料会員でないと全文保存はできないので、記事が削除された場合には見ることができないので注意。
大事そうな記事は、NotionやEvernoteといった記事全体をクリップできるサービスで別途保存しておくといいでしょう。
Pocketサービス終了は7/8、エクスポートは10/8まで可
Pocketのサービス終了は2025年7月8日、エクスポートは10月8日まで可能とのこと。
それまでに他サービスへの乗り換えを済ませておきましょう!