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タブレット型デバイスの世界シェアで、圧倒的トップに君臨するAppleのiPad(アイパッド)。
2025年現在、Apple公式では4種類(サイズ違いを含めると6機種)のiPadが販売されています。

iPadのラインナップ
M4チップを搭載し、高性能だがその分高価なハイスペックモデル・iPad Pro(13インチ・11インチ)。
M3チップ搭載、Apple Pencil ProやApple Intelligenceにも対応したミドルレンジモデル・iPad Air(13インチ・11インチ)。
iPadシリーズで最も安いが、ネットやほとんどのアプリ程度なら十分使えるエントリーモデル・iPad(A16)。
ディスプレイが8.3インチと小さめなのが特徴の、iPad mini(A17 Pro)。
この記事では、iPad 4種類の価格や機能、対応しているApple Pencilなどをくわしく比較します!
iPad 4種類の比較表
まず、現在Appleオンラインストアで販売されているiPad 4種類の価格・スペックをまとめた表でざっくり比較してみましょう。
後でそれぞれの機種についてくわしく紹介します。
iPad Pro (M4)< | iPad Air (M3) | iPad (A16) | iPad mini (A17 Pro) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
13インチ | 11インチ | 13インチ | 11インチ | |||
画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ||
容量と 価格 (税抜) | 256GB:218,800円 512GB:254,800円 1TB:322,800円 2TB:390,800円 (セルラーは +36,000円) | 256GB:168,800円 512GB:204,800円 1TB:272,800円 2TB:340,800円 (セルラーは +36,000円) | 128GB:128,800円 256GB:144,800円 512GB:180,800円 1TB:216,800円 (セルラーは +26,000円) | 128GB:98,800円 256GB:114,800円 512GB:150,800円 1TB:186,800円 (セルラーは +26,000円) | 64GB:58,800円 256GB:74,800円 512GB:110,800円 (セルラーは +26,000円) | 128GB:78,800円 256GB:94,800円 512GB:130,800円 (セルラーは +26,000円) |
ディス プレイ | 13インチ Ultra Retina XDR 2,752×2,064 | 11インチ Ultra Retina XDR 2,420×1,668 | 13インチ Liquid Retina 2,732×2,048 | 11インチ Liquid Retina 2,360×1,640 | 11インチ Liquid Retina 2,360×1,640 | 8.3インチ Liquid Retina 2,266×1,488 |
CPU | M4 最大10コアCPU 10コアGPU | M3 8コアCPU 9コアGPU | A16 5コアCPU 4コアGPU | A17 Pro 6コアCPU 5コアGPU | ||
サイズ | 281.6 ×215.5 ×5.1mm | 249.7 ×177.5 ×5.3mm | 280.6 ×214.9 ×6.1mm | 247.6 ×178.5 ×6.1mm | 248.6 ×179.5 ×7mm | 195.4 ×134.8 ×6.3mm |
重量 | 579g | 444g | 616g | 460g | 477g | 293g |
カメラ | 12MP広角 f/1.8 5倍デジタルズーム アダプティブTrue Toneフラッシュ スマートHDR 4 | 12MP広角 f/1.8 5倍デジタルズーム スマートHDR 4 | 12MP広角 f/1.8 5倍デジタルズーム スマートHDR 3 | 12MP広角 f/1.8 5倍デジタルズーム スマートHDR 4 | ||
ビデオ | 4K(24,25,30,60fps) ProRes撮影 3倍ビデオズーム オーディオズーム ステレオ録音 | 4K(24,25,30,60fps) 3倍ビデオズーム | 4K(24,25,30,60fps) | 4K(24,25,30,60fps) | ||
フロント カメラ | 12MP f/2.0 2倍ズームアウト スマートHDR 4 ポートレートモード 1080p HDビデオ撮影 | 12MP f/2.0 2倍ズームアウト スマートHDR 4 1080p HDビデオ撮影 | 12MP f/2.4 スマートHDR 3 1080p HDビデオ撮影 | 12MP f/2.4 スマートHDR 4 1080p HDビデオ撮影 | ||
Apple Intelligence のために設計 | ◯ | ◯ | – | ◯ | ||
Apple Pencil | Pro USB-C | Pro USB-C | USB-C 第1世代 | Pro USB-C | ||
コネクタ | USB-C (USB 4) | USB-C (USB 3) | USB-C (USB 2) | USB-C (USB 3) | ||
オーディオ | 4スピーカーオーディオ | ステレオスピーカー (横向き) | ステレオスピーカー (横向き) | ステレオスピーカー (横向き) | ||
認証 | Face ID | トップボタンTouch ID | トップボタンTouch ID | トップボタンTouch ID | ||
LiDARスキャナ | あり | なし | なし | なし | ||
バッテリー (ビデオ再生) | 最大10時間 | 最大10時間 | 最大10時間 | 最大10時間 | ||
カラー | スペースブラック シルバー | スペースグレイ ブルー パープル スターライト | シルバー ブルー ピンク イエロー | ブルー パープル スターライト スペースグレイ | ||
発売日 | 2024/5/15 | 2025/3/12 | 2025/3/12 | 2024/10/23 |
スペック抑えめで安いエントリーモデルが「iPad (A16)」。

iPad A16
ネットや動画視聴、(それほど処理が重くない)アプリを使う程度であればこれで十分。
それなりの機能・性能を備えたミドルレンジモデルが「iPad Air (M3)(11・13インチ)」と「iPad mini(A17 Pro)(8.3インチ)」。

iPad Air (M3)

iPad mini
よほど重たい処理をしない限りは十分な性能を持ち、Apple Pencil ProやUSB-Cでのお絵描きもできる。
性能を要求されるゲームアプリでも、まず困ることはないでしょう。
重い処理もまじえてゴリゴリ使いたい人用のハイスペックモデルが「iPad Pro(M4)」。

iPad Pro(M4)
たとえば高画質な画像・映像の処理をiPad上でしたいときや、仕事レベルのイラストを描くペンタブ代わりに使いたいユーザーなど。
比べても仕方ないんですが、ほぼ同じ画面サイズ・同じチップの14インチ・M4チップ・容量512GBのMacBook Pro(248,800円)よりも13インチiPad Pro 512GB(254,800円)のほうが高価なんですよね。
iPad上で重たい処理を毎日やるような、まさにプロ向けの機種です。
iPad各機種の特徴
ここからは、iPad各機種の特徴をよりくわしく見ていきましょう。
iPad Proの特徴
2025年2月時点でApple製の最新チップであるM4を搭載した、iPadのハイスペックモデル・iPad Pro(M4)。
5.1mmとApple史上最薄の製品であり、ほぼ同サイズのiPad Airより13インチは38g、11インチは18g軽い。
ワンランク上のUltra Retina XDRディスプレイは明るさ・精細度が非常に高く、ビジュアル関連の仕事ように正確な色精度を実現するリファレンスモードも搭載。
M4チップによる高速処理は言うに及ばず、LiDARスキャナやスタジオ品質のマイク、4つのスピーカー、4KのProResビデオ撮影と”Pro”の名にふさわしい性能と装備。
まさに最高峰のiPadです。
ただ、最安の11インチ256GBモデルでも168,800円からと、MacBook Airを買ってもおつりがくるレベルの高価さがネック。
仕事や趣味でiPadをゴリゴリに使い倒すつもりの、その名の通り『プロユーザー専用機種』と言えるでしょう。
iPad Air(M3)の特徴
Apple M3チップを搭載した、ミドルレンジモデルのiPad Air (M3)>。
11インチと13インチの2サイズ展開で、カラフルな4カラー展開。

iPad Air(M3)のカラーバリエーション
M3チップは最新のM4よりは1世代前ですが(2025年時点)、よほど重い処理をしない限りほとんどのユーザーにとって十分すぎる性能。
3Dグラフィックを駆使した最新のゲームもストレスなく遊べます。
Apple Pencil Proにも対応しているので、気合いを入れて絵を描いたりデザインをしたい人でも実用に耐え得る。

Apple Pencil ProとUSB-Cが使える
11インチiPad (A16)ではちょっと物足りない/性能的に不安があるが、Proほどのスペックは必要ない。
そういう方には、このiPad Air(M3)がおすすめ。
私は前世代のiPad Airユーザーですが、もし今iPadを買うならやはりこのiPad Air(M3)を選びますね。
iPad (A16)の特徴
iPad 4機種の中でも最安のモデルが、iPad (A16)。
58,800円(64GB)からと群を抜いて安く、iPhoneでいうとSEのような位置づけと言えるかもしれません(SEはなくなってしまいましたが…)。

iPad (A16)
チップはiPhone 15と同じA16で、他のiPadに比べれば型落ちのモデル。
それでも、重い処理やゲームをせずにネット・動画・読書・お絵描き程度であれば十分。

Apple Pencil 第1世代とUSB-Cが使える
iPad Airやminiと同じトップボタン内蔵Touch IDも便利(個人的にはFace IDより好き)。
ライトな使い方であれば、コストパフォーマンスが高くカラフルな5色から選べるiPad (A16)がおすすめです。
iPad mini(A17 Pro)の特徴
iPad mini(A17 Pro)は、iPadとiPhoneの間くらいの8.3インチサイズが特徴。
このサイズがいちばんフィットするユーザーにとっては、唯一無二といっていい機種です。

iPad mini
搭載しているのは、iPhone 15 Proと同じA17 Proチップ。
iPad Airが搭載しているM3チップほどではないですが、ミドルレンジモデルとして十分な性能があると言っていいでしょう。
カメラ性能やApple Intelligence、対応するApple PencilもiPad Airとほぼ同じ。
ミドルレンジモデルでサイズが小さめの方がいいならiPad mini、そうでなければiPad Airを選ぶのがよさそうです。
iPadどれを選ぶ?結論
どのiPadを買えばいいか迷っている方への結論です。
ネットサーフィン、動画視聴、読書、ちょっとしたアプリの利用などライトな使い方の範囲であれば、iPad (A16)で必要十分。
はじめてのiPadを買う方や、子ども・高齢の方が使ってみる場合にもおすすめです。

iPad (A16)
絵を描きたい場合にはやや世代の古いApple Pencil 第1世代を使うことになるので、そこだけご注意を。
”ライトな使い方”以上にiPadを活用したい人、ガジェットや新しもの好きのユーザーにはiPad Air (M3)かiPad mini(A17 Pro)がおすすめ。
よほどヘビーな使い方でなければまず困ることはない性能を持ち、Apple Intelligenceにも対応。
Apple Pencil Proでがっつり絵を描いたり、デザインに使うこともできる。
iPad AirとiPad miniのどちらにするかは、ディスプレイのサイズと価格をみて決めるといいでしょう。

iPad Air (M3)

iPad mini
ハイグレードモデルのiPad Pro(M4)は、iPad上で重い画像・映像処理をするようなプロ向け。
ほとんどのユーザーにとってはオーバースペックですし、値段が高すぎる。
仕事や力の入った趣味でフル活用したいユーザーにしかおすすめできませんね。。。

iPad Pro(M4)
iPad 4種類をくわしく比較 まとめ
ネットや動画視聴、読書などライトユーザーにおすすめの「iPad (A16)」。
よほど重い処理をしない限りまず困らない性能を持ち、本格的なお絵描き・デザインやApple Intelligenceにも対応した「iPad Air (M3)」と「iPad mini(A17 Pro)」。
画像・映像関連の仕事で使うなど、重たい処理をiPad上で日常的にやるつもりの人向け。性能・価格ともにプロ向けが極まった「iPad Pro(M4)」。
どのiPadを選ぶべきかは用途によりますが、この記事である程度は整理できたんじゃないかと。
満足のいくiPad選びの参考にしてもらえたら嬉しいです!