書類や本、子どもの学校プリント、名刺、ハガキ、写真などなど紙類をデータ化してくれるスキャナー。
この家庭用スキャナーでシェアNo.1を誇る定番が、PFU社のScanSnapシリーズです。
2026年5月時点での現行モデルは、ScanSnap iX2500・iX2400・iX1300・iX110・SV600の5機種。
それぞれ特徴や向いている用途があるんですが、予備知識がないとどれを選べばいいか迷ってしまう方もいるかもしれません。
この記事では、定番スキャナー・ScanSnap 5機種それぞれの特徴と、どんな人におすすめなのかを比較してくわしく紹介します!
現行ScanSnap 5機種のおもな特徴
まず、現行のScanSnap 5機種のおもな特徴をざっくり把握しておきましょう。

ScanSnapシリーズの現行5モデル
- ScanSnap iX2500:タッチパネル搭載、毎分45枚・最大100枚セット可能な高性能フラッグシップ機。59,400円
- ScanSnap iX2400:スキャン性能はiX2500と同じだがタッチパネル・Wi-Fiには非対応のシンプルモデル。48,400円
- ScanSnap iX1300:ひととおりの機能を備え、より手軽さ使いやすさを追求したスタンダードモデル。37,400円
- ScanSnap iX110:バッテリー内蔵で持ち運びに便利なモバイル対応コンパクトモデル。27,500円
- ScanSnap SV600:置いた原稿をそのまま読み取れる非破壊スキャン対応モデル。67,100円
この5機種は、それぞれどんなユーザーにおすすめなのか?
以下よりくわしく紹介していきます。
家庭用に一番バランスが良い「ScanSnap iX1300」
ほとんどの一般家庭ユーザーに一番おすすめしたいのはScanSnap iX1300。
プリントや書類から身分証明書などのカード類まで、手軽にスキャンできるスタンダードなモデルです。

ScanSnap iX1300
iX1300の魅力は、なんといっても前面の給紙口に原稿を差し込むだけでスキャンできる「リターンスキャン」。
原稿を差し込むだけで電源が自動でオンになり、あとはボタンを押したりアプリを操作するだけで読み取りスタート。
机の上のちょっとしたスペースに置いておくだけでサッと使えます。
免許証など厚みのあるカードもそのままスキャンできるので、たとえば口座開設などで身分証データが必要なときもサッと準備できます。
銀行の通帳もそのままスキャン可能。

カード類や通帳も難なく読み取れるiX1300
枚数の多い原稿をスキャンしたいときは、上部カバーを開けて原稿をセットする「Uターンスキャン」が便利。
毎分30枚と上位機ほどの速さはないものの、いざというときにはこちらのモードも活用できる。

iX1300のUターンスキャン
設置スペースも比較的コンパクトで、家庭で使うには過不足のないスペック。
価格もiX2500より約2万円、iX2400より約1万円ほど安く、これからScanSnapを使い始める人の最初の一台にもおすすめです。
本や大量の書類をスキャンするなら「ScanSnap iX2500」か「iX2400」
大量の書類や裁断した本など、枚数の多い原稿をスキャンすることがよくありそうならScanSnap iX2500かiX2400がおすすめ。

ScanSnap iX2500
スキャン性能(画質や速度、セット枚数など)は両機種とも同じで、タッチパネルつき・Wi-Fi対応しているのがiX2500、タッチパネルがなくUSB接続のみと機能を削ってある分少し安いのがiX2400。
ScanSnapシリーズで一番(=家庭用スキャナーとしてもトップレベル)のスキャン性能を持っているのが、このフラッグシップ2機種。
毎分45枚の両面スキャンに加え、原稿台に一度にセットできる枚数が前世代の50枚から100枚に倍増してスキャン効率が飛躍的にアップしています。
マンガ単行本をはじめ、多くの本が1回で1冊分まるごとスキャンできるようになりました。自炊(本のデータ化)をするユーザーにとっては非常に大きい進化。
重送防止や傾き検知、縦筋軽減、写真スキャン時の画質アップといった性能も充実しているので、読み取る原稿を高速できれいに残したいならiX2500がおすすめ。
iX2500には5インチのカラータッチパネルが付いていて、ユーザー切り替えやスキャン設定の変更が本体だけで完結。

ScanSnap iX2500のタッチパネル
Wi-Fi 6にも対応しており、スマホやタブレットのアプリからも操作できます。ScanSnap Cloud経由で各種クラウドサービスへ直接保存することも可能。
一方のiX2400はタッチパネルなし、Wi-FiなしのUSB接続専用機。設定変更などはすべてパソコンのScanSnap Homeアプリから行うことになります。
パソコン以外で使う予定のない場合はこちらでも十分でしょう。

ScanSnap iX2400
割り切ったぶん価格は安く、PFUダイレクトの公式価格でiX2500が59,400円に対しiX2400は48,400円と11,000円安い。
個人的には、この程度の価格差であればScanSnap iX2500のほうがおすすめ度が高い。
Wi-Fi対応なのでPCの近くに限らずどこにでも設置できるし、アプリで操作したり家族と共有することもできて活用の幅が広いのが魅力です。
持ち運んで使うならバッテリー内蔵の「ScanSnap iX110」
ScanSnapシリーズの中で、唯一バッテリーを内蔵しワイヤレスでのスキャンが可能なScanSnap iX110。
本体重量はわずか約400gと軽く、細くコンパクトで持ち運びやすいモデルです。Wi-Fiやスマホアプリにも対応。

ScanSnap iX110
出先や移動中でも手軽にスキャンできるので、たとえば外回りの営業職なら客先を回りながらその場でもらった書類をどんどんデータ化できる。
従来モデルは旧型のmicroUSBだったんですが、2025年11月に発売されたiX110はUSB-Cに変更。他のデバイスと共通のケーブルが使えます。
A4原稿なら約5.2秒でスキャン可能。片面読み取り専用なので、両面の書類は2回スキャンする必要あり。
名刺などの小さな原稿は、iX110だけの機能「デュアルスキャン」で一度に2枚並べての同時読み取りも可能。

2枚同時に読み取れる「デュアルスキャン」
出張や外回りが多い職業の方や、電源が遠いところでスキャンしたい人には特におすすめの一台です。
本を裁断せずに読み取りたいなら「ScanSnap SV600」
ここまで紹介してきたScanSnapとは違い、上からカメラで読み取るオーバーヘッドタイプの非接触スキャナーがScanSnap SV600です。

ScanSnap SV600
原稿をスキャナーにセットして吸い込ませる必要はなく、SV600の下に置いてボタンを押すだけでスキャン可能。
たとえば裁断したくない貴重な本であっても、ページを開いて読み取るだけでデータ化。
A3サイズの大判原稿にも対応していて、雑誌の見開きや大きめのポスターもそのまま読み取れます。

A3サイズの原稿も読み取れるSV600
設置にはそれなりにスペースが必要ですし、価格も他モデルに比べて高め。また、発売が2013年とかなり前なのも気になるところ。
それでも性能は十分ですし、「本をデータ化したいけど裁断はしたくない」「A3サイズの原稿を折り曲げずにスキャンしたい」という方には唯一無二の選択肢です。
一家に一台、ScanSnapがあると生活が変わる
年賀状や手紙、書類やプリント、説明書や名刺などをすべてScanSnapでスキャン・データ化できると、誇張抜きで生活が変わるレベルのインパクトがあります。
溜まりがちな紙類をある程度捨てられるだけでなく、OCR(文字認識)させて必要に応じて検索したり、AIに読み込ませて活用したりと紙のままではできない便利な使い方も可能。
我が家の場合、全部読むのは大変な契約書類や学校のしおりをScanSnapでスキャンし、NotebookLMに読み込ませています。
「◯◯なときはどうすればいい?」とアバウトな質問をしても、読み込んだ書類を引用しつつ答えてくれるのでたいへん便利。
ほとんどの家庭にはScanSnap iX1300、よりヘビーに使いたい人向けにはScanSnap iX2500が一推し。
5年10年と使える丈夫な製品でもあるので、この記事も参考にしつつしっかり吟味して選んでみてください!





















































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