はじめてクラシックコンサートに行く人へ。これだけは知っておきたいマナーや注意点

先日、チェコ政府観光局にプラハ放送交響楽団のクラシックコンサートに招待いただき、観に行ってまいりました。

ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、間違いなく名作のひとつ。
チェコの民族情緒豊かな旋律を独奏ヴァイオリンの名技が彩ります。
ソリストに福岡出身で世界の第一線で活躍する岡崎慶輔を迎え、彼の得意とする幅広い表現力で、隠れた名曲の魅力を堪能してください。
プラハ放送交響楽団 – アクロス福岡

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2017.12.22
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小さい頃に行ったような気もうっすらするけど、少なくとも大人になってからは恥ずかしながら始めてのクラシックコンサート鑑賞。

「何となく格調高いイメージだけど、ドレスコードはあるのか?」
「鑑賞中に気をつけるべきことは?」
「拍手のタイミングは?」
など、粗相のないようにググったり人に聞いたりしつつ準備。

実際のところそこまで気を遣う必要はなかったんですが、終わってみて振り返ると事前に知っておきたかったこともいくつかありました。


入場時に渡された袋には、他コンサートの案内のほか『さぁ、音楽会へ行こう!』と題されたマナーBOOKが。
これ、コンサート来る前にほしかったなー。

音楽会マナーブック

というわけで今回は、このマナー本や実際に鑑賞してみて気付いた点を踏まえ、はじめてのクラシックコンサートに臨む際に知っておきたかったことをまとめました!


クラシックコンサートのドレスコード(服装)

何となく皆きちんとした格好で来るイメージのクラシックコンサートですが、通常のコンサートであれば特にドレスコードは無いようです。

定期公演のような通常のコンサートであれば、特にドレスコードはありません。スーツでもジーンズでも自分の好きな格好でOK。初心者の方からよく「どんな服装で行けばいいのか」というご質問をいただきますが、せっかく音楽を楽しみにいくのですから、リラックスできる服装がいちばんなのではないでしょうか。
N響が贈る芳醇なひととき|NHK交響楽団

確かに会場にはTシャツにジーンズのようなラフな格好の人もちらほらいましたが、比較的年齢層が高めなこともあってか、ジャケットなどきちんとした身なりが多め。中には結婚式にそのまま参列できそうなセミフォーマルな服装の方も。

なので、ドレスコード無しとはいえあまりラフな格好、例えば短パンサンダルといったラフすぎる服装は避けた方が無難でしょう。

↓参考:NHK交響楽団サイト


なお、一部の特殊なコンサートや会場ではドレスコードがあるようです。その場合はコンサートの案内やチケットに明記されるはずですので、そちらに従ってください。

雑音が聞こえないよう、音源となり得るものには最大限の配慮を

チェコ放送交響楽団コンサートのプログラム

クラシックのコンサートは、例えば洋楽・邦楽アーティストのライブ以上に音に敏感。

ほとんどが音の反響を考慮したコンサートホールで行われ、演奏中には完全な静寂やかすかな音だけが響く場面も多々あります。

そんなときに観客が物音をさせてしまうと台無し。極力音を発さないよう注意が必要です。

携帯電源オフ

これはもう言わずもがなですね。

マナーモードでも振動音が響く場合がありますし、音楽の世界に浸る2時間程度の間くらいはしっかり携帯電話の電源をオフにしておきましょう。

大きな荷物や音がするものはクロークへ

私が行ったときもよく聞こえていたのが、ビニール袋のクシャクシャ音、もらったパンフレットなど何かを落とす音、演奏中にバッグの開け閉めをするファスナーの音など。

こういった音がしそうな荷物や上着などは、ほとんどの会場に設置されているクロークに預けておきましょう。持ち込むなら音がしないよう最大限の配慮を。

咳やくしゃみ

ある程度はしかたない部分もあるでしょうが、咳やくしゃみも演奏を楽しむ上では大きな妨げになります。

会場に入る前にしっかりと喉を潤しておくなど、対策を忘れずに。
(※会場内はたいてい飲食禁止)


なお小ネタですが、くしゃみが出そうなときは鼻の下をグッと押さえると結構止まります。お試しあれ。

拍手やブラボーのタイミング

プラハ放送交響楽団のクラシックコンサート会場

拍手や「ブラボー!(BRAVO)」の掛け声のタイミングについても、覚えておくとよいポイントがいくつかあります。

拍手は最終楽章が終わってから

なんとなく曲が終わったタイミングで拍手をすればいいだろう、という認識の人が多いかと思います。

ですがクラシックコンサートの場合、若干の注意が必要。


協奏曲・交響曲は第一楽章から最終楽章までが1つの作品で、それらが全て終わってから拍手するのがセオリー。

ですが素人が聴いていると一つの楽章が終わった時点で若干の間があるので、そこで拍手しちゃうんですよね。。。
私もわからないので周りに合わせて拍手していたんですが、どうやら前半の間は他の多くの客も間違えていたようで。

休憩時間にマナーBOOKを見て後半気をつけていたのですが、他の観客もそうだったのか後半は皆間違えずによいタイミングで拍手をしていました。周りに指摘されたんだろうか。


なかなか初心者には難しいんですが、個人的な判断基準としては以下の感じで良いのではと思います。

・曲の終わりっぽい感じで多少間が空いても、うかつに拍手しない
・かなり長い間が空き指揮者が緊張を解く or こちらに振り向いたら、はじめて拍手する

一番確実なのは、当日の演目を予習しておくこと。CDを持っていなくても、iTunesやSpotify等の配信サービスでも聴ける場合があります。

ブラボーのタイミング

初心者は無理にやらなくてもいいですが、クラシックコンサートでは拍手よりさらに上の(?)称賛表現として「ブラボー(BRAVO)!」と叫ぶというのがあります。

ただ、演奏が終わっていきなり叫ぶのはマナー違反だ気持ちがこもってないとか、目立ちたいだけで叫んでる輩がいるという意見も。
確たるルールがない分、どういったタイミングで声を発せばいいかが難しいですね。


私が情報収集したり現地で感じた限りでは、
・演奏終了直後は、観客にとって余韻に浸りたい時間でもあるので避ける
・形式的なものでなく、心からブラボーと最大限の称賛を送りたいときにのみ叫ぶ

という感じでしょうか。面倒臭いですけどね。笑

コンサート会場でのルール、注意点

コンサート会場でのルールや注意点についても確認しておきましょう。

福岡シンフォニーホール入口

上演中の録音・撮影はNG

こちらも常識かと思いますが、映画や他のほとんどのライブ、コンサートと同様に録音・撮影はNGです。

上演中ではなく休憩中に会場を撮るくらいであれば大抵は問題ないと思いますが、会場や演目により違うかもしれないので念のためご確認ください。

演奏中は客席に入れない。途中入場不可

映画等では開始後に入ってきたりする人もいますが、クラシックコンサートの場合は演奏が始まってしまうと会場には入れません。曲の合間や休憩時間に、係員の誘導に従って会場入りする形になります。下手すると休憩入るまでの前半まるまる見られないかも。

上演開始時刻には確実に着席しておけるよう、時間に余裕を持って行動を。

寒さ対策

ホールによっては温度調整でやや寒く感じる場合もあるので、特に体感温度が低く肩を出すような服装も多い女性の方は、上から羽織れるものを一枚持ち込んでおくといいでしょう。

飲食は所定の場所で

音に敏感なクラシックコンサートでは、飲食は基本的に禁止。ホール外の所定の場所に設けられたスペースで可能となっています。

会場入りする前に十分な水分を摂り、トイレもきっちり済ませておきましょう。

あとがき

今回紹介した内容はほとんどのクラシックコンサートで共通する内容だと思いますが、会場や楽団、演目によっても異なる場合があるので不安な方は会場などにお問い合わせください。


決まりごとばかりだと堅苦しい印象を受けるかもしれませんが、生で聴く音の迫力、指揮者や演奏者の躍動感、会場を包む称賛と感動は圧倒的なもの。

アンコールの締め、最高にかっこよかった。

プラハ放送交響楽団コンサートのアンコール

初体験で感じる少しの不安は、この記事に書いた内容くらい把握しておけば十分です。あとは全身で楽しむだけ。

これまであまり縁がなかった方も、ぜひ一度足を運んでみてください。世界が広がりますよ!

⇒ チェコ周遊ツアーのレポートはこちら

↓チェコ政府観光局のページ