スマートフォンのアプリから、Bluetoothやインターネット経由でカギの開け閉めができるスマートロック。
カギを取り出してガチャガチャやる必要がないばかりか、家によってはカギを持ち歩く必要さえなくなるのがメリット。
アプリからの操作だけでなく、Amazon Alexaなどスマートスピーカーからの音声操作で開閉したり、暗証番号やカードでの解錠が可能なものもあります。
いくつかの選択肢があるなかで、私が選んだのはSwitchBot(スイッチボット) スマートロック。
SwitchBotロックはBluetooth接続に対応しており、ドアの外からアプリでロック解除可能。
ドアが閉まったら自動的にカギを閉めるオートロックにも対応しています。
さらにSwitchBotハブミニと組み合わせると、離れた場所からでもインターネット経由での施錠・解錠が可能に。
キーパッドタッチと組み合わせると、暗証番号やNFCカード、指紋認証による解錠もできます。
この記事ではSwitchBotスマートロックを使うメリット、実際の取り付け方法を紹介します!
SwitchBotスマートロックができること(メリット)
まず、SwitchBotスマートロックは何ができるのか?そのメリットを確認しておきましょう。
SwitchBotスマートロック単体でできることは、主に以下の3つ。
- アプリ操作による施錠・解錠(ドアの前などBluetooth接続可能な近距離のみ)
- オートロック
- 家族などへロックの共有
カギを取り出さなくてもアプリでカギの開け閉めができ、ドアが閉まると自動的にカギをかけるオートロック設定が可能に。
スマートロックとSwitchBotハブミニを組み合わせると、さらにできることが増えます。
- 離れた場所からでもインターネット経由で施錠・解錠
- 音声による施錠・会場(要スマートスピーカー)
スマートロックとキーパッドタッチをセットで購入すれば、カギもアプリもなしで解錠が可能。
- パスワード(暗証番号)で解錠
- 指紋認証で解錠
- NFCカードで解錠
たとえばオートロックにしたいだけならSwitchBotロックのみで十分ですし、Bluetoothの届かない場所からネット経由でカギの開閉がしたいならSwitchBotハブミニもあわせて必要。
帰宅時に荷物や子供をかかえていてスマホすら取り出したくない方は、指紋認証や暗証番号でのロック解除も可能なキーパッドタッチもあるとよさそう。
自分のやりたいことに合わせて、どれを買い揃えればいいか確認しておいてください。
SwitchBotスマートロックの中身
Amazonで購入したSwitchBotロック。
実はSwitchBotハブミニ、SwitchBotカーテンを持っているので、我が家で3つ目のSwitchBot製品になります。

さっそく中身を確認してみましょう。
フタを開けると、なにやらカギらしきものがドーンとお目見え。
SwitchBotロック本体の他にさまざまな細かい部品、プラスドライバーに説明書など多くのものが入っています。
何やら設置が面倒そうな雰囲気を感じてしまいますが、意外とそうでもないのでご安心を。
ざっくり言うと「家のカギに合わせてSwitchBotロックを調整 → 両面テープで貼り付け→アプリで設定」するだけです。
SwitchBotスマートロックの設置方法
SwitchBotスマートロックを自宅の鍵に設置したので、その手順をくわしく紹介していきます。
基本的には付属の説明書通りやっていけばよいですが、写真がある方がわかりやすいと思うので参考にしてください。
設置場所のカギに合わせてSwitchBotロックを調整する
まず、設置するカギの大きさや形などに合わせてSwitchBotロックが取り付けられるように調整しましょう。
SwitchBotロックに付属している3種類のサムターンアダプターから、適した大きさのものを選びます。
※サムターン:カギの開閉のときに回す金具(ツマミ)のこと
たとえば我が家の場合、アダプターは溝が一番細いものでちょうど良さそうでした。
つぎに、設置場所の選定。SwitchBotロックを貼り付ける場所が確保でき、ドアハンドルなど他のものに干渉しない位置で。
両面テープで貼り付ける場所を、付属のクリーニングシートできれいに。
SwitchBotロック上部のカバーをずらして取り外し、
金具(土台アダプター)のネジ4ヶ所を付属のプラスドライバーで外します。
すると、土台アダプターが自由にスライドして高さが変えられる状態に。
設置場所にて、SwitchBotロックをしっかり貼り付けるのにちょうどいい土台の高さを確認します。
適切な土台の高さがわかったら、その位置でネジ止め。
SwitchBotロックの取り付け
貼り付ける前に、SwitchBotロックを手で固定しながらカギ(サムターン)がちゃんと回るか確かめます。
すべての準備が整ったら、カバーを閉めて土台アダプターについている両面テープの台紙をはがし、いざ取り付け。
適正な位置にSwitchBotロックを貼ったら、グッと押し付けたまましっかりと固定されるまでしばらく待つ。(手順書によると最低2分ほど)
設置完了したら、サムターンアダプターの固定テープと絶縁テープを取り外します。青いランプが点滅するはず。
なお、SwitchBotロックに使われている電池はCR123A×2個。
パッと見は普通の乾電池っぽいんですが、よくみると見たことのない形状。
よくカメラに使われる電池らしく、Amazonでも販売されているようです。
SwitchBotアプリで初期設定
SwitchBotロックを設置して絶縁テープを外すところまで進めたら、次はSwitchBotアプリで初期設定。
持っていない方はスマートフォンにインストールしておきましょう。
SwitchBotアプリを開いたら、右上の+ボタンから自動検出された「ロック」をタップ。
名称や設置するルームを任意に決め、次へ。
SwitchBotハブを持っている場合はクラウドサービスを有効にしておきましょう。
ロックはすでに設置済み。
その横に付属の磁石を取り付けます。
ドアの枠に磁石をしっかりと貼り付けたら、次へ。
アプリ上での案内にしたがって、解錠・施錠位置の校正を行います。
特につまずくようなところはなし。
以上で取り付けおよび初期設定は完了です!
オートロックとアプリでのロック解除が便利
SwitchBotロックのメリットとしてまず挙げられるのが、オートロック設定が可能なこと。
アプリの設定から「自動施錠」でオートロックの設定ができます。
「自動施錠」がドアが閉まってからカギを閉めるまでの時間。
「解錠後自動施錠」は、ドアの開閉がなくてもカギが一定時間開いていたら自動的に閉める機能です。
私は自動施錠のみ設定時間3秒で作動するように設定中。
実際にオートロックされる様子を録ってみました。
カギの閉め忘れが防げるだけでなく、外出時にわざわざカギを取り出してガチャガチャと閉める手間が省けるのがとても良い。
SwitchBotスマートロックで自動施錠(オートロック)される様子 pic.twitter.com/SSaiUWnW4v
— ushigyu (@ushigyu) December 1, 2022
アプリでの解錠も便利。
私の場合はSwitchBotハブミニと連携させているので、ネットさえつながっていればどこからでもカギの開け閉めができます。
SwitchBotハブミニがない場合は離れた場所からの施錠・解錠はできませんが、SwitchBotロックを設置したドアの近くまで来ればBluetooth接続してアプリからロック解除が可能です。
キーパッドタッチも設置すると、パスコード・指紋・NFCカードで解錠可
SwitchBotロックに加えてキーパッドタッチ(指紋認証パッド)を設置すると、パスコード、指紋、NFCカードでの解錠も可能になります。
SwitchBotキーパッドタッチの設置方法やレビューは、以下の記事にて紹介しています。

SwitchBotスマートロックのレビュー まとめ
ほとんどの家のロックは、物理的なカギを使ってガチャガチャと開けるのが当たり前。
SwitchBot スマートロックを設置すると、その前提がくつがえります。
カギを閉め忘れたり、「閉めたっけ?」と不安になることがない。
外出するたびにカギを取り出して差し込んで回す手間もなくなる。
荷物が多いときなどにも、カギを取り出さずにアプリから解錠ができる。キーパッドタッチを取り付ければ指紋でも開けられる。
なくても困りはしないけど、設置しておくと日々の生活がちょっと便利になる。SwitchBotロックはそんな製品です。
同じSwitchBotシリーズの「SwitchBot カーテン」もおすすめ!
毎日決まった時間にスケジュール設定をしておけば、起床したい時間にカーテンを開けて朝の陽光とともに目覚められる。もちろんスケジュール通り毎日閉めてくれるのも地味に便利。