ナンバリングのiPhoneとは別の新しいシリーズとして発売された、iPhone Air。
非常に薄くて軽い一方で削っている機能も多数あり、買おうか迷っている方も多いかもしれません。
この記事では、私が実際にiPhone Airをしばらく使ってみた経験から、デメリット(欠点)とメリット(長所)をまとめます。
iPhone Air購入検討の参考になれば!
iPhone Airのデメリット(欠点)
スピーカーが1つのみ(モノラル)
iPhone Airは、スピーカーが本体上部の1か所しかないモノラル仕様。
iPhone 7以降のモデルはこれまですべてステレオ(スピーカーが2つ以上)でしたが、10年ぶりにモノラル仕様のiPhoneとなりました。

iPhone Airはスピーカー1つのモノラル仕様
イヤホンやヘッドホンで聴く分には変わりありませんが、iPhoneのスピーカーから音楽などをよく聴くユーザーにとってはなかなか大きなデメリットかもしれません。
ケースをつけると魅力が半減する
圧倒的な薄さ・軽さが魅力のiPhone Air。
それだけに、ケースをつけて厚く重くなってしまうと魅力が半減してしまいます。

圧倒的に薄い5.64mmのiPhone Air
一般的な保護ケースの厚さは1〜2mm程度なので、ケースを装着すると本体の厚みは7〜8mmとなり他のiPhoneと変わらない。
(他のiPhoneにもケースを装着すればプラス1〜2mmなので、厚さの差は変わらないとも考えられますが……)
分厚くて丈夫なケースだと安心感はあるものの、iPhone Airの特徴から考えると合っていないように思います。
なるべく裸か、薄型軽量のケースを使いたいところです。
私がiPhone Air用として気に入って使っているケースは、シンプリズムというブランドの「Silky Armor(シルキーアーマー)」。

シルキーアーマーを装着したiPhoneAir
保護性能が不足しない程度に、ほどよく薄型軽量。他のほとんどのケースと比べれば薄いので、iPhone Airの魅力が大きく損なわれることもない。
手触りがしっとりしていて心地よく、指紋もつきにくい。
個人的にはかなりオススメです。
カメラが1つしかない
ノーマルiPhoneは広角・超広角のデュアルカメラ、Proは広角・超広角・望遠のトリプルカメラが当たり前になって久しいですが、iPhone Airに搭載されているのは広角カメラ1つのみ。

iPhone Airのシングルカメラ
等倍〜2倍までの写真はiPhone 17・17 Proと遜色ない写真が撮れますが、0.5倍の超広角カメラでマクロ撮影したり広範囲を写すことも、Proのように高倍率ズームで撮ることもできません。
ズームイン(望遠)・ズームアウト(超広角)の使用頻度によって、iPhone Airに感じる印象はかなり変わってきそう。
iPhone 17より価格が3万円高い
iPhone Airは、Appleストアで159,800円〜という価格設定。
iPhone 17(129,800円〜)と比較して、3万円高価になっています。

iPhone Airのカラーバリエーション
iPhone 17(A19チップ、メモリ8GB)よりAir(A19 Proチップ、メモリ12GB)のほうがやや性能は高いものの、前述のシングルカメラやモノラルスピーカーなど劣っている点もあることを考えれば、スペックのわりには割高と言わざるを得ない。
性能・機能を比べて選ぶというよりも、あくまでその薄さ・軽さに魅力を感じるユーザー向けのiPhoneです。
バッテリーがiPhone 17や17 Proよりもたない
iPhone Airのバッテリー駆動時間は、ビデオ再生で最大27時間。
これはiPhone 17の30時間、iPhone 17 Proの33時間、iPhone 17 Pro Maxの39時間と比較すると短めとなっています。
Apple側でもそのことを気にしているのか、iPhone Air専用のMagSafeバッテリーを用意しているくらい。
ただ、今年(2025年)モデルは全体的にバッテリーのもちが良くなっているので、iPhone 16の最大22時間と比べるとiPhone Airのほうが長い。
iPhone 16以前のモデルからの乗り換えでバッテリーに不満を感じることはあまりなさそうです。
iPhone Airのメリット(長所)
iPhone Airのメリット(長所)は、なんといってもこれに尽きる。
めちゃくちゃ薄くて軽い。最高
iPhone Airは、とにかく薄くて軽い。わかりきったことですが、これが唯一最大のメリットです。

iPhone Air
手に持ってみると、他のiPhoneとはまったく違う感覚に驚くはず。
ディスプレイは6.5インチとiPhone 17よりも大きいので、見た目と薄さ・軽さとのギャップがすごい。
- iPhone Air:6.5インチ、厚さ5.64mm、重さ165g
- iPhone 17:6.3インチ、厚さ7.95mm、重さ177g
- iPhone 17 Pro:6.3インチ、厚さ8.75mm、重さ206g

iPhone Airと15 Proの厚さを比較
スペックその他を多少妥協したとしても、この薄さ・軽さに魅力を感じるならAirしかない。
逆に、実際に持ってみても「薄型軽量でもスペックがなぁ……」と考えてしまうようなら、iPhone 17など他機種のほうが幸せになれそうな気がします。
iPhone Airのメリットとデメリット紹介 まとめ
ここ数年は正直言ってさしたるサプライズのない新型iPhoneですが、薄さ・軽さに振り切ったiPhone Airは個人的には驚きがあったし刺さりました。
他のiPhoneに比べてスペック的に劣る部分もありますが、「毎日使うiPhoneはとにかく薄く、軽くあってほしい」と考えるユーザーには全力でおすすめしたい機種です!
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