マレーシアに行くならぜひ食べたい料理の1つが、「チリクラブ」。
日本ではカニすきなど薄めの味付けでカニの味を楽しむ料理が多いですが、マレーシアやシンガポールでは香辛料を利かせたチリソースを絡めて食べるのが主流。
日本とはまた違った美味しいカニを味わえます。
先日の旅で、マレーシアの首都・クアラルンプールの郊外にあるチリクラブの名店「ファティクラブ(肥佬蟹海鮮楼、FATTY CRAB)」に行ってきたので、日本とは違うカニ料理をしっかりと味わってきました!
チリクラブで有名な、マレーシア・クアラルンプールの「ファティクラブ(FATTY CRAB)」
ファティクラブの場所は、クアラルンプールの中心街から車で30分ほどのところ。
ほとんどの方はタクシーで行くと思いますが、流しのタクシーはトラブルのリスクが高めなので以前紹介した
タクシー配車アプリMyTeksiを使うのがおすすめ。
着いたのは平日夜19:30頃。すげえ並んどる!
地元の方にもかなり人気のお店のようです。

並んでしばらくすると、パワフルな感じの店のおばちゃんが出現。
英語で「どうすんの?」みたいなことを突然聞かれたので私達が「??」みたいな顔をしていると、両手でハサミっぽいジェスチャーをしながら日本語で「カニ、カニ!」とグイグイ感たっぷりで教えてくれました。
他にもチャーハンなどあるようでしたが、私達はカニ(チリクラブ)とパンを注文。
なお、飲み物やチキン料理は席についたときに頼んでくれとのこと。

行列とはややズレた店の前には、謎の人だかりが。この人達は何をやっているのか最後まで不明でした。。。

行列の割にはさほど待つことなく、15〜20分くらいで入店。
別のパワフルなおばちゃんがテーブルを手早く片付けます。この店はどうやら数人の豪腕おばちゃんで回っているっぽい。

カニを砕いて食べるのでテーブルがめちゃ汚れるのですが、テーブルクロスごと変えれば無問題!なんと合理的な。


メニュー。カニは600gあたり42リンギット(約1,260円)。600gってどのくらいかよくわからないけど。
他にはエビや魚、チャーハン、チキンウイング(手羽先)、サテー(マレーシア風焼き鳥)などがあります。
カニのソースにつけて食べると美味しいパンは1枚0.3リンギット(約9円)という安さ。

店内は地元の人っぽい方々で埋め尽くされていました。お店がそうだからか、中華系の方が多かった。


テーブルの上には鮮やかな黄色のお皿やレンゲと、

カニを叩き割るためのハンマーが。なにこれ楽しそう。

マレーシア風焼き鳥(サテー)と手羽先でビールがすすむ!
まずはタイガービールで乾杯!大瓶が18リンギット(540円)。
マレーシアは物価が安めですが、アルコールは全然安くないんですよね。。。

香辛料で味付けしたマレーシア風の焼き鳥、サテー。1本0.9リンギット=約27円。
醤油ダレや塩味の日本の焼き鳥も好きだけど、このアジア風味付けは癖になるうまさ。ビールに合いまくる!
絶対日本人にもウケるし、どっか近くで食べられんかなあ。

こちらはチキンウイング、要するに手羽先。2.5リンギット(約75円)。
これもまたスパイシーでうまいんだよなあ。マレーシアの食べ物は安くて美味しいところ多いです。

チキンとビールを嗜みつつ、カニの到着を待つ。

豪快に叩き割って食べるチリクラブ、美味!手袋持参がおすすめ
待つことしばし、やってきましたチリクラブ!
殻ごとのカニがどかっと盛られ、濃厚そうなチリソースがたっぷり。
日本でよく食べられるカニとは違う、「泥ガニ」という種類らしい。

ソースが和えられたカニを手に持って叩き割るわけですから、当然手がべちゃべちゃになります。
ここで活躍するのが、事前にドラッグストアで仕入れておいた手袋。

左手に装着し、いざ戦闘開始!

カニを押さえつつ、ハンマーを振りかぶり……

打つべし!

そして身を取り出し、貪るようにしゃぶりつく。うまい!
個人的コツとしては、ハンマーは一発で割ったほうがいいなと思いました。何度もガンガンやると殻が粉々になり、身に入り込んで食べづらくなります。

そしてこの濃厚ソースにパンを浸して、いただく。これがまたうんまい。
同行した友人はカニ以上にこちらが気に入った様子でした。

あとはもう、無心でカニをひたすら砕き、しゃぶり尽くすがよいよ。

これでさらにカニのおかわりをして(店の人も若干驚いてた)、一人3,000円程度でした。これだけカニを食べてこの値段なら安いなあ。
あとがき
多少混みますが、クアラルンプールでチリクラブやサテーなんかを楽しみたい方にはうってつけのお店でしょう。店をゴリゴリ回すおばちゃんたちの立ち回りも必見です。(一度注文が通ってなかったのはまあご愛嬌ということで。。。)美味しいですよ!
ただカニを食べる際の常として、集中しすぎてやや無言になりがちです。おしゃべりを楽しみたいときには避けたほうがいいかもしれませんね。笑
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