数あるモバイルバッテリーの中でも現時点でもっともバランスの良い製品だと思っているのが、Anker PowerCore 10000 PD Redux。
iPhone 14を2回以上フル充電可能な大容量、携帯しやすいコンパクトサイズ、急速充電や2台同時充電も可能なバランスのよいモデルです。
この記事では、Anker PowerCore 10000 PD Reduxを多くの写真とともにレビュー。
どのモバイルバッテリーを買うか迷ったら、とりあえずこれを選んでおけば間違いありません!
iPhoneが2回充電できる「Anker PowerCore 10000 PD Redux」
ホワイトとブルーの2色パッケージが特徴のAnker製品。
中身はAnker PowerCore 10000 PD Reduxモバイルバッテリー本体のほか、メッシュポーチ、ストラップ、両端がUSB-Cタイプの充電ケーブル。マニュアルもついています。
Anker PowerCore 10000 PD Redux本体。表面にメッシュ型の模様が入っており、指紋がつきにくくサラサラとした手触り。
電池容量は10,000mAhで、たとえばiPhone 14なら2回以上のフル充電が可能な大容量。
これだけの容量がありながら重量が約194g(iPhone 14 Proより少し軽いくらい)、サイズが約107×52×27mmと比較的コンパクト軽量に抑えられているのが大きな特徴。
USB-A(出力)、USB-C(入出力)の2ポートを備えており、USB-Cポートは入力・出力の両方をこなします。
USB-Cポート単体だと最大25Wの急速充電が可能で、2ポートで同時に充電した場合でも最大15Wでの出力が可能。
表面のボタンを押すと、4段階のLEDランプで電池残量がざっくりわかります。
モバイルバッテリーとしては珍しくストラップの装着が可能。
モバイルバッテリーについてるストラップの使用シーンは……?と言われるとパッと思いつきませんが、どこかに引っ掛けて置いておいたり持ち運んだり、お気に入りのストラップでデコるのもいいですね。
良く言えばシンプルですが裏を返せば無機質と言えなくもないデザインなので、たとえば好きなキャラクターなんかのストラップをつけると愛着がわきそう。
スマホ等への急速充電、2台同時充電もできる
このAnker PowerCore 10000 PD Reduxのメリットは、USB-AとUSB-Cの2ポートで同時に充電できること。
USB-Cの1ポートなら最大25W、2ポート同時なら最大15Wの急速充電が可能。
試しにさきほどiPhone 13 Proを充電してみたところ、30分で46%から75%まで回復しました。1分で約1%もの回復。速い。
Amazonの口コミにも、「充電速度に感動した!」という声が多く見られます。
Anker PowerCore 10000 PD Reduxに対して充電するのはUSB-Cポートから。充電中は電池の残量ランプが点滅して、今どのくらい充電できているかがわかるようになっています。
PowerCore 10000 Reduxはサイズ、容量のバランスが絶妙
現在販売されているモバイルバッテリーの主流は、容量が5,000mAh(iPhone約1回分)、10,000mAh(約2回分)、20,000mAh(約4回分)の3タイプ。
ふだんの外出くらいなら5,000mAhを持っていけば十分ですが、たまたまスマホの充電を忘れたときや、ついついガッツリ使ってしまったときにはちょっと心もとない。
かと言って20,000mAhのものは比較的高価でサイズも大きく重くなってしまうので、何台ものデバイスを充電しなければいけない or 長時間バッテリーを充電できない状況が続くときでもなければオーバースペック。
もちろん人それぞれの使用シーンにもよるんですが、個人的には10,000mAhタイプがさまざまな状況に対応できてちょうどいい。
その10,000mAhタイプのモバイルバッテリーの中でも、Anker PowerCore 10000 PD Reduxは非常にバランスが良い。
バッテリー容量はもちろんのこと、てのひらサイズで重量はスマホ1台分程度とそれほど重くもない。
試しに5,000mAhタイプのモバイルバッテリーと写真で比較してみました。確かにひとまわり大きいですが、倍の容量があると考えれば十分許容範囲のように思います。
さらにはシンプルで飽きのこないデザインで、急速充電&2ポート同時充電もこなすパワフルさもあわせ持っている。
ちょっとした外出に気軽に持ち歩くにも、1泊2日程度の旅行・出張のお供にも使える優秀なバッテリーです。
PowerCore 10000 Reduxのメリット、デメリット
さいごに、Anker PowerCore 10000 PD Reduxのデメリット(イマイチな点)、メリット(良い点)をまとめます。
Anker PowerCore 10000 PD Reduxのデメリット
Anker PowerCore 10000 PD Reduxはたいへんバランスの良いモデルなので、頑張ってあら捜ししようとしてもあまりデメリットを思いつきませんでした。
- 5,000mAhタイプのバッテリーに比べるとひとまわり大きく重い
容量10,000mAh分のバッテリーが内蔵されているので、どうしても容量5,000mAhのモバイルバッテリーよりもひとまわり大きく重くなってしまうのは仕方のないところ。
10,000mAh(iPhone約2回分)ほどの大容量バッテリーは不要な人、バッテリー切れはほとんどないが念のために持ち歩く程度の用途であれば、容量5,000mAhのよりコンパクトな製品を選ぶ方がいいかもしれません。
Anker PowerCore 10000 PD Reduxのメリット
一方でAnker PowerCore 10000 PD Reduxの良いところはとても多い。さしずめモバイルバッテリー界の優等生といったところ。
- それなりにコンパクトで、iPhone 14なら約2回フル充電できる大容量
- USB-AとUSB-Cの2ポートが使えて、2台同時充電や急速充電もできる
- シンプルで飽きのこないデザイン。ストラップでデコりつつ利便性をプラスすることも可能
容量5,000mAhタイプに比べれば少し大きめなものの、十分にコンパクトと言える手のひらに乗る程度のサイズ感。
iPhone 14を約2回以上は充電可能な大容量も兼ね備え、USB-AとUSB-Cの2ポートでの同時充電、USB-C単体なら最大25Wもの急速充電が可能。
誰でも使いやすいシンプルさでありながら、ストラップで自分好みのデザインを取り入れることもできる。
褒めてばかりでも良くないかなと思うんですが、欠点という欠点が見当たらないのが正直なところ。
旅行や出張におすすめの組み合わせはこれ!
コンパクトで大容量なAnker PowerCore 10000 PD Reduxと、3種類(USB-C、Lightning、microUSB)の充電が可能なPowerLine II 3-in-1 ケーブルの組み合わせは、旅行や出張のときに特にオススメの組み合わせ。
PowerCore 10000 PD Reduxをフル充電で持っていけば1泊2日くらいの旅行・出張ならほとんどの場合もつし、PowerLine II 3-in-1 ケーブルがあれば大抵どんなデバイスにでも充電できる。最強のコンビかも。
PowerCore 10000 PD Reduxのバッテリーが足りなくなるのが心配なら、小さな電源アダプタでも1つ持っていけばバッテリーへの充電も万全です。
Anker PowerCore 10000 PD Reduxレビュー まとめ
容量、デザイン、サイズや重量などがさまざまな数多のモバイルバッテリーの中からどれを選ぶかは悩ましいもの。
ですが、そんな中でもAnker PowerCore 10000 PD Reduxは全てにおいてバランスのよい優れた機種だと思っています。(2023年現在)。
どのモバイルバッテリーにしようか悩んでいる人には、私はこのAnker PowerCore 10000 PD Reduxをおすすめします!