12月1日(火)付で「残高利息」サービスのご案内をいたしましたが、各方面より大変多くの反響をいただき、当初想定していなかった混乱が生じる懸念があることなどを踏まえ、予定していた12月8日(火)からのサービスリリースを一旦中止し、サービス名称及び内容を見直すことといたしました。
「残高利息」サービスの内容見直しおよびその他アップデートについて – Kyash NEWS
カードから指定額を入金する機能についても、廃止が発表されていましたが延期に。
なお、ポイント還元上限については予定通り変更されるとのこと。つまり、登録カード決済の場合はポイントが最大月500ポイント(利用額5万円)までとなります。
2020年12月1日、私もサービス開始からずっと利用しているKyash(キャッシュ)のアップデートが発表されました。
主な内容は、以下の3点。
- 銀行口座等から入金した残高に対し、年利1%の「残高利息」を毎月付与(12/8から)
- ポイント還元上限の変更。Kyash Cardの場合、カードでの入金決済は500ポイント(利用額5万)まで
- 登録カードを使った指定金額入金機能の廃止
特に大きいのは、②のポイント還元上限額変更。
私のようにクレジットカードを登録しKyash Card決済でポイント2重取りをしていたユーザーは、これまでのポイント付与上限額が月12万(1,200ポイント)から月5万(500ポイント)へと大幅に減ることになります。
これまでがお得すぎたとはいえ、ユーザーにとってはなかなかに痛い変更ですね。。。
この変更を受けて、Kyashユーザーは今後どのようにこのサービスを使っていくべきか?この記事で考えてみました。
Kyash Cardでの決済額が5万以下のユーザーは、そのままでOK
今回の変更は、ポイントの付与率ではなくあくまで上限額の変更。
月の利用額5万円まではこれまで通りポイントが付与されるので、特に運用を変える必要はないでしょう。
Kyash決済額が月5万以上のユーザーは、選択肢が2つ
Kyashの月あたり利用額が5万円を超えるユーザーは、ポイント付与上限が5万までに制限される以上、最大限に得するためにはこれまでの使い方を見直す必要がありそうです。
上限額に注意しつつ継続して使う
Kyashのメリットの1つが、利用履歴がアプリですぐに確認できるところ。
これを利用し、月5万円という上限額に注意しつつ使い続ける手もあります。
あくまで月5万円はポイント付与上限額であって利用上限額は月100万円なので、5万円を超える金額分はポイント付与されなくてもいい、という方は気にせず使ってもいいでしょう。
あるいは、例えば「コンビニ決済のみに使う」など、月5万円はいかない程度の決済に限定して利用する方法も考えられますね。
Kyashに100万円預けて放置
今回Kyashの新たなサービスとして発表された、銀行口座等から入金した残高に対する年1%の利息。
これを最大限に利用すれば、月5万円を目一杯利用するよりも多くのポイントを得ることができます。
やり方は、Kyashのウォレット(残高)に上限いっぱいの100万円を入金して放置するだけ。
ウォレットでの保有限度額は100万円以下
Kyash Visaカードのご利用限度(上限)について – Kyash HELP
100万円をKyashの残高に入金しておくと1%の残高利息がつくので年間10,000ポイントがもらえます。
それに対し、月5万円(年60万円)を上限まで使っても、もらえるのは最大で年6,000ポイント。
原資があるなら、100万円をKyashに預けておくのが得になりそう。
支払いは別のクレジットカードを使い、そちらでポイントなりマイルを得るのがいいでしょう。
ただし、注意すべき点が2つ。
- (1) 残高利息を得るには、月1回のKyash決済が必要
年1%の残高利息をゲットするには、月1回のKyash決済が必要。
通常、前月に1回以上の決済(*4)をしていることが「残高利息」を得る条件となります
一部サービス変更を伴うアップデートのお知らせ – Kyash NEWS
例えばApple PayやGoogle Payに登録してコンビニでQUICPay決済するなどで、月1回の支払いを忘れないようにしましょう。
- (2) もらったポイントは出金不可
Kyashで付与されるポイントは「残高利息」という名称ではあるものの、出金して現金に替えることは不可能。
クレジットカード/デビットカードやKyashポイント、その他サービスの売上金やギフトコードなどのポイント、本人確認アカウント移行時の繰越残高は、決済のみに利用できますが、送金や出金には利用できません
残高の種類について – Kyash HELP
時折Kyashで決済するなどして、うまく使っていく必要があります。
なお、Kyashに入金した金額に関しては外部に供託してあるため、万が一Kyashの経営が傾いたとしてもちゃんとその分のお金は返ってくるらしい。その点は安心して良さそう。
4.本サービスの利用者の保護のための制度として、資金決済に関する法律(平成21年法律第59号)に基づく履行保証金制度が設けられています。当社は、要履行保証額の最高額以上の額を法務局に供託しております。
5.本サービスの利用者は、資金決済に関する法律に規定される権利の実行の手続において、Kyashマネーアカウントに保有するKyashマネーの全額について、履行保証金から還付を受けられる権利を有します。
Kyashマネー送金サービスについての資金決済法に基づく表示 – Kyash (キャッシュ)
投資信託などに積み立てる方がリターンが良い可能性もありますが、元本が保証されているとすれば定期預金と同じカテゴリーなので、そう考えると1%の利率は悪くないですね。
あとがき
今回の変更は残念ではありますが、ユーザーとしてはうまく対応しつついちばん得する方法を考えていきたいところですね。
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