Apple、ドコモ、au、ソフトバンク各社の公式ページでiPadをチェックしたい場合は、以下からどうぞ。
2020年9月15日に発表された、新しいiPad Air(第4世代) と第8世代のiPad 。
これで、現在Apple Online Store公式で販売されているiPadは以下の4機種5種類となりました。
・12.9インチiPad Pro(第4世代)、11インチiPad Pro(第2世代)
・iPad Air(第4世代)※新製品
・iPad(第8世代) ※新製品
・iPad mini(第5世代)
今回の新しいiPad Air(第4世代)は、見た目がほとんど11インチiPad Proと同じ。チップも最新のA14 Bionicを搭載しており、どっちがProなんだかよくわからない状態となっています。
iPhoneはまだナンバリングがあるので何となくわかる部分もありますが、iPadは名称や世代だけではそれぞれの機種にどのような特徴がありどこが違うのか非常にわかりにくい。
そこで、この記事では現行のiPadそれぞれの価格やスペック、相違点について詳しく比較。どれを買うべきなのか考えてみることにします。
5種類の現行iPadを表で比較
まず、現在Apple公式ページにてラインナップされている5種類のiPadを表で比較してみましょう。
価格、公式画像および主なスペックを掲載しています。
12.9インチiPad Pro (第4世代) | 11インチiPad Pro (第2世代) | iPad Air (第4世代) | iPad (第8世代) | iPad mini (第5世代) | |
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デザイン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
容量と 価格 (税抜) | 128GB:104,800円 256GB:115,800円 512GB:137,800円 1TB:159,800円 (セルラーは+17,000円) | 128GB:84,800円 256GB:95,800円 512GB:117,800円 1TB:139,800円 (セルラーは+17,000円) | 64GB:62,800円 256GB:79,800円 (セルラーは+16,000円) | 32GB:34,800円 128GB:44,800円 (セルラーは+15,000円) | 64GB:45,800円 256GB:62,800円 (セルラーは+15,000円) |
ディス プレイ | 12.9インチ Liquid Retina 2,732×2,048 | 11インチ Liquid Retina 2,388×1,668 | 10.9インチ Liquid Retina 2,360×1,640 | 10.2インチ Retina 2,160×1,620 | 7.9インチ Retina 2,048×1,536 |
CPU | A12Z Bionic | A14 Bionic | A12 Bionic | A12 Bionic | |
サイズ | 280.6 ×214.9 ×5.9mm | 247.6 ×178.5 ×5.9mm | 247.6 ×178.5 ×6.1mm | 250.6 ×174.1 ×7.5mm | 203.2 ×134.8mm ×6.1mm |
重量 ※Wi-Fiモデル | 641g | 471g | 458g | 490g | 300.5g |
カメラ | 12MP広角 +10MP超広角カメラ 手ぶれ補正Live Photos 超広角:f/2.4 広角:f/1.8 スマートHDR | 12MP広角 手ぶれ補正Live Photos f/1.8 スマートHDR | 8MP広角 Live Photos f/2.4 HDR | ||
ビデオ | 4K(24,30,60fps、超広角:60fps) 3倍ビデオズーム | 4K(24,30,60fps) 3倍ビデオズーム | 1080p(30fps) 3倍ビデオズーム | ||
フロント カメラ | 7MP ポートレートモード 1080p HDビデオ撮影 | 7MP 1080pビデオ撮影 | 1.2MP 720pビデオ撮影 | 7MP 1080pビデオ撮影 | |
Apple Pencil | 第2世代 | 第1世代 | |||
キーボード | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Smart Keyboard | – | ||
コネクタ | USB-C | Lightning | |||
オーディオ | 4スピーカーオーディオ | 2スピーカーオーディオ (横向き) | 2スピーカーオーディオ | ||
認証 | Face ID | Touch ID (トップボタン) | Touch ID (ホームボタン) | ||
LiDARスキャナ | あり | なし | |||
バッテリー (ビデオ再生) | 最大10時間 | ||||
カラー | シルバー スペースグレイ | シルバー スペースグレイ ローズゴールド グリーン スカイブルー | シルバー スペースグレイ ゴールド | ||
発売日 | 2020/3/25 | 2020/10/1 | 2020/9/18 | 2019/3/18 |
※2020/9/16現在
ハイスペックなプロユースのiPadとして登場したiPad Proですが、2020年9月の現時点では新しい第4世代のiPad Airとほとんど変わらない状態となってしまいました。
A12Z Bionicチップ(iPad Proに搭載)とA14 Bionic(iPad Airに搭載)の性能比較ですが、こちらのベンチマーク比較サイトでは使用ソフトや測定方法によりまちまち。
明らかにどちらの方が性能が上、ということはないようです。
クロック数とコア数の比較でいえばA12Zはコアが多いためやや並行作業に強く、A14はクロック数が高いため重い処理に強いといえるかもしれません。
iPad(第8世代)はA10からA12 Bionicチップへと性能アップし、価格はそのまま。
その結果iPad mini(第5世代)と同等の性能でディスプレイは大きいのに価格は安いかほぼ変わらない程度、という状態に。
現時点でiPad miniを買う理由は「小さい」以外にほぼなくなってしまいましたね。
iPad ProとAir、無印、miniの各機種でどう違う?詳しく比較
現在販売されている4機種について、最上位機種であるiPad ProからiPad miniまで比較していくと一体どのような違いがあるのか?
また、その違いは価格差に見合うものなのか?
主に性能・機能に着目し、それぞれ比較して違いを詳しく見ていきましょう。
iPad Pro 対 iPad Air
【iPad ProとAirの主な違い】
・iPad Proは12.9インチおよび11インチの2種類。iPad Airは10.9インチ。解像度は同じ
・ProはA12Z Bionicチップ、AirはA14 Bionicチップを搭載。詳細は不明だがどちらが完全に上、というほどの性能差はないと思われる
・Proは広角&超広角レンズのデュアルカメラ、Airは広角のみのシングルカメラ

iPad Airスカイブルー
・Proは4スピーカー、Airは横向き2スピーカー
・ProはFace ID、AirはトップボタンのTouch ID

iPad Airのトップ(電源)ボタンにはTouch ID搭載
・ProはLiDARスキャナあり、Airは無し
・Proはシルバーとスペースグレイの2色、Airはそれに加えてローズゴールド、グリーン、スカイブルーの計5色

iPad Airは5色のカラーバリエーション
【価格差(税抜)】
16,000円
(256GBモデルの11インチiPad ProとAirの差)
iPad Air 対 iPad(第8世代)
【iPad AirとiPad第8世代の主な違い】
・Airは10.9インチLiquid Retina、iPadは10.2インチRetinaディスプレイ
・AirよりもiPadの方がサイズ、重量ともにわずかに大きい
・Airのカメラは12メガピクセルでf/1.8、4Kビデオ撮影可。iPadは8メガピクセルでf/2.4、ビデオ撮影は1080pまで
・フロント(自撮り)カメラがAirは7メガピクセル、iPadは1.2メガピクセル
・AirはApple Pencil第2世代対応、iPadは第1世代
・AirはMagic KeyboardおよびSmart Keyboard Folioに対応、iPadはSmart Keyboardのみに対応

iPad AirとMagic Keyboard、Apple Pencil
・AirはUSB-Cコネクタ、iPadはLightningコネクタ
・AirはトップボタンにTouch ID搭載、iPadはホームボタンに搭載
・Airは5色、iPadは3色展開

3色展開のiPad第8世代
【価格差(税抜)】
20,000円程度
(同容量のモデルなし。256GBのAirが79,800円、128GBのiPadが44,800円)
iPad(第8世代) 対 iPad mini
【iPad(第8世代)とiPad miniの主な違い】
・iPadのディスプレイは10.2インチ、miniは7.9インチ。サイズも重量も大きく異なる
・フロント(自撮り)カメラがiPadは1.2メガピクセル、miniは7メガピクセル
・iPadはSmart Keyboard対応、miniは非対応

iPad第8世代とSmart Keyboard
同じくらいの価格帯なら、個人的には中途半端な大きさのminiよりはiPadを選ぶかな。
【価格差(税抜)】
ほぼなし
(同容量のモデルなし。128GBのiPadが44,800円、256GBのminiが62,800円)
個人的おすすめ機種とその理由
以上の情報を総合して考え私が個人的にオススメするのは、それなりに活用する予定があるならiPad Air 。
次世代iPhoneと同じ(と思われる)A14チップを搭載し、iPad Proと同等クラスの性能。今後かなりの期間は使い続けられる期待が持てます。
iPad第8世代よりやや小さく軽いのに、ディスプレイはむしろ広い10.9インチ。
マスクをしていても使いやすい新型のトップボタンTouch IDを備え、Apple Pencil第2世代やMagic Keyboardも使えるので拡張性も申し分ありません。
これだけの性能・機能を備えてProより16,000円も安い、というコストパフォーマンスの高さも魅力ですね。
ネットと動画とKindle程度であればiPad(第8世代) です。
現在のラインナップの中ではiPad miniと並んで安価、かつディスプレイも10.2インチあるので動画やKindle等の読書も快適。
iPad ProやAirに比べれば当然スペックは劣るものの、本格的な画像・動画編集をしたりマシンパワーを使う重めのゲームをプレイしたりしないのであればそう問題になることはないでしょう。
Apple Pencil第1世代は充電する姿が滑稽で扱いにくさもありますが、メモを取ったり多少のお絵描きをする程度であれば十分。
あまり写真や動画を撮影することがないなら、32GBモデルでも事足りるかと思います。
※使い方によるので、参考までに
ゴリゴリにハイスペックなiPadがほしいなら、今回は我慢して次世代のiPad Proに備えるという手もアリ。
iPad Proとほぼ同等クラスのiPad Airが発売される以上、Proの立ち位置がふたたび明確になるような超高性能の新iPad Proを出してくる可能性はそれなりに高いですからね。
ただ、iPhoneのように毎年決まった時期に発表されるものではないので、いつまで待てばよいかはわかりません。
あとがき
ドコモ・
au・
ソフトバンクも、それぞれWi-Fi版、セルラー版のiPadを発売します。
iPad(第8世代)は、9/17(木)午前10:00より予約受付開始。9/23(水)より販売スタート。
iPad Airは、Apple公式でも10月発売としか発表していないため今のところ具体的な日付は未定。
Appleで今後発表される日と同じか、それより少し後にドコモ・au・ソフトバンク一斉に予約・販売を開始すると思われます。
個人的には、iPad Airのスカイブルーを買おうかどうか思案中。
3年半前に購入したiPad Pro 9.7を今でも問題なく使えているんですが、トップボタンのTouch IDを使ってみたいんですよね。。。青好きにはスカイブルーも魅力的だし。
この記事のiPad比較が、購入検討の際に少しでも助けになれば嬉しいです!
Apple Online StoreでiPadをチェックする
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