マンガの新刊チェックって、どうしてますか?
私の場合、以前は新刊の発売日をまとめたサイトを定期的に探していました。
今はそれも面倒になり、「あ、そういえばそろそろ新刊出てるかな?」と思い立ったときにAmazonで検索し、見つけたらネットで購入する。もしくは、コンビニで店頭に並んでいることに気付いて買う。大体その2択になっています。
でもこのやり方だと、たびたび新刊の発売に気付かないのがネック。
ついさっきも「僕のヒーローアカデミア」の最新23巻(5/2発売。執筆時は6/7)を読んでいないことに気付き慌てて購入・読破したばかり。
この状況を変えてくれそうなのが、「アル」というアプリ。
続きを読みたいマンガを登録しておけば、新刊の発売を通知で教えてくれるんです。
アルの機能はこれだけではなく、例えば好きなコマを投稿し合って自分の好きなマンガをアピールすることも可能。
新入社員に見せたいコマです。https://t.co/LLWnuLTMZV # @alu_incより
— けんすう👀@アル (@kensuu) 2019年4月10日
通常だとマンガのコマ投稿は著作権侵害になりかねませんが、アルを通しての投稿であれば著者や出版社と提携しているため問題なし。
新刊の発売通知という便利機能を入り口としつつ、マンガ好き(とアルの中の人)がお互いにおすすめし合って交流するようなアプリとなっています。
とりあえず、私も読んでいるマンガの新刊通知設定までやってみました!
アルにマンガ新刊通知を設定するまでの流れ
まずはアプリを起動し、Twitter・Facebook・Googleアカウントのいずれかでログイン。
ログインすると最初に「Gmailと連携する」というボタンがあるので、Gmailを使っているなら連携してみることをオススメします。
Gmailを使って何をするかというと、電子書籍含む本の購入履歴をチェックして自動で通知リストや購入履歴に入れてくれるらしい。
ただし、対応しているのはAmazonとBookLiveのみで、楽天ブックスやhontoなど他のサービスは現時点では対象外となっています。
マンガの書籍データは以下のようなフローで獲得しております。
1. お客様がお使いのGmailアカウントでのログインを求める
2. システムがGmailの中で、以下のメールからのメールのみを取得
ship-confirm@amazon.co.jpshipment-tracking@amazon.co.jp
digital-no-reply@amazon.co.jp
info@booklive.jp
3. そのメールの中身を解析し、本サービスのマンガデータベースと一致させる
4. アプリ内で購入しているマンガとしてリスト化
このフローの中で、お客様の上記からのメール以外のデータは取得しておりません。
マンガのデータはどのように取得していますか? – アルヘルプセンター
読み込み後に新刊通知リストを見てみると、これまでにAmazonで買ったマンガがずらっと並んでいました。
ただ、完結しているものも関係なく通知リストに入れてしまうため、手動で外す必要があるのがちょっと面倒かな。
Gmailと連携しなくとも、目当てのマンガを探して「新刊通知を受け取る」ボタンを押せば通知リストに追加完了。
右の鈴ボタンを押すと通知が解除されリストから削除されます。
Gmail連携してからしばらくすると、通知リストのうち新刊発売予定のあるものがトップ画面に表示。
発売日当日の0:15にプッシュ通知が来ました!
これで好きなマンガの新刊を見逃すことがなくなりますね。素晴らしい。
通知してくれるのはとても便利なんですが、ネットで買う派としては発売一週間前くらいに通知する機能があるとより嬉しいなと思います。
発売日に注文するとどうしても届くのが数日遅れてしまうので。
なお、既に完結している場合は「完結しています」と表示されるため、新刊の通知は不要だとひと目で分かります。
マンガの見どころチェックや試し読みも
マンガはタイトルや作者名、雑誌名などから検索可。
実際に「進撃の巨人」と検索してみたところ、進撃の巨人とスピンオフ作品が検索結果として出てきました。
個々のマンガについては、新刊通知を受け取るほか既刊の数や発売日、大まかなあらすじ、(そのマンガがアルと提携済みであれば)ユーザーの好きなコマを見ることができます。
※コマの中にはネタバレも含まれる可能性があるため、未読の場合は注意!
他には同じ作者の本やこのマンガが含まれる本棚(リスト)、さらにはオンラインで試し読みできるページへのリンクも。
少年ジャンプ+、小学館eコミックストア、LINEマンガなどと提携しているようです。
「単行本」タブからは既刊の表紙一覧が確認でき、ここからAmazonに飛んで購入もOK。
好きなマンガと出会える場所
このアプリを作っている起業家のけんすうさん(@kensuu)は、 立ち上げの際にこんなことを言っています。
簡単にいうと「マンガに出会える場所にしたいなー」と思って作っています。ただ、データやユーザーがいないうちからマンガに出会える場にしようとすると、メディアっぽくなってしまいうので、もうちょっと長期を見据えて、Webとアプリでは出発点を変えています。
Webはユーザーさんが、そのマンガの好きなところやコマなどを投稿できるようにしている、コミュニティぽい場所です。アプリは、買っているマンガの新刊が出たときに通知してくれるようなサービスにしています。
マンガサービスの「アル」をリリースいたしました|けんすう
マンガの新刊通知はありそうでなかった便利機能ですが、最終的には「マンガと出会える場所」になってほしいという想いを込めてアプリを作っているとのこと。
そのための機能の1つとしてマンガのコマ投稿があります。
通常、コマをスキャンしたり撮影して投稿することは著作権的にはかなり黒に近いグレーな行為。
いくらマンガを広めたいがための行動であっても、著作権侵害に問われかねません。
アルでは出版社や著者と連携し、気に入ったり人に見せたいマンガのコマをアル経由でSNSなどに投稿可能にしています。許可を得ているのでもちろん合法。
あとがき
以前話題になった「漫画村」のような違法かつ著者にメリットのないサイトの場合、利益は違法サイトを運営する犯罪者に流れるばかり。マンガ業界を食いつぶすだけです。
今後とも面白いマンガを読みたいのであれば、この類のものは絶対に使ってはいけない。
こういった違法サイトが”黒”なら、出版社や著者にも利益がいくよう配慮された「アル」は”白”。
(ここでポルナレフのセリフを埋め込みたかった。。。アルさん、可能ならジョジョとの提携&埋め込みを可能にしてくれると嬉しい……!)
マンガ愛にあふれたこのサービスが、日本が世界に誇る「マンガ」をより盛り上げるきっかけになるといいですね。
現在「アル」のアプリはiOS版のみなので、Android版もリリースお願いします!