iPhoneカメラのポートレートモードで、背景のボケ(被写界深度)を撮影後に変更する方法

iPhone XSやXRは背景のボケ方をあとから調整できる

iPhone 7からXSに機種変更し、特に気になっていたのがポートレートモードで撮影後にボケ方(被写界深度、f値)を変更できる機能

レンズや設定を変えて撮影前にどの程度ぼかすか調整するのがカメラの常識、当然のこと。
それを撮影後に変更できるとは……一体どういうことなの……?


ポートレートモードはiPhone 7 Plusや8 Plus、Xでも搭載されていた機能ですが、私はこれまでiPhone 7だったためこちらも初体験。

今回はiPhoneのポートレートモードでの撮影、及びその後のボケ方の変更までを実際にやってみたので、その方法を紹介します!


撮影後に背景のボケ方を変更するためには、まずポートレートモードで撮影

最初に被写体に選んだのは、長崎の某所にあるこちらの像。これをポートレートモードで撮影してみたいと思います。

iPhoneポートレートモードで長崎のとある像を撮影

例えばiPhoneのカメラで通常の撮影をする際にこの距離だったとすると、

iPhoneのカメラで通常撮影

ポートレートモードに切り替えると、これだけズームされた状態になります。通常モードからポートレートモードに切り替えるといきなりアップになるので最初は戸惑うはず。
少し離れた状態から撮影する必要があると覚えておきましょう。

iPhoneポートレートモードだとズーム状態になる

ポートレートモードでは、5種類の照明エフェクト(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明モノ)を選択することができます。
撮影後にも照明エフェクト変更が可能ですが、出来上がりを確認しながら撮影したいなら事前に照明エフェクトを設定しておきましょう。特にこだわりがなければ「自然光」でOK。

ポートレートモードでは5種類のフィルターが利用可

スタジオ照明。気持ち明るくなる感じですが、少なくともiPhoneの画面上ではそれほどの差はなし。

ポートレートモードのスタジオ照明

輪郭強調照明。イマイチ違いがわからず。

ポートレートモードの輪郭強調照明

ステージ照明。名称からして、中心が明るくなる感じでしょうか。

ポートレートモードのステージ照明

ステージ照明(モノ)。ステージ照明のモノクロバージョン。

ポートレートモードのステージ照明モノ

なお、ポートレートモードでは一定以上に寄った写真は撮れません。もし被写体の一定以上近くで撮影しようとした場合、以下の画像の通り「離れてください。」とのメッセージが表示されます。

ポートレートモードでは寄った写真は撮影できない

撮った写真の編集で、f値を変更し被写界深度を調整できる

iPhone XSやXRのポートレートモードで撮影した写真で「編集」を押すと、ボケ方(被写界深度、f値)を変更することができます。

以下は、さきほどの銅像の写真を最小f値1.4〜最大f値16で変更したもの。あれ、意外と変わらない……?f値が小さい方が多少はボケている気はするけど、よく見ないとわからない程度。

背景のボケ方を撮影後に変更できる

照明エフェクトも撮影後に変更できますが、ステージ照明にすると以下のように変な感じになってしまいました。エフェクトを利用したいなら撮影時にしておいた方が良さそう。

撮影後の照明エフェクト変更


次は、室内で物撮りしたこちらの写真。普通に撮影したときのf値は4.5でした。

室内でポートレート撮影

f値を変更してみたところ、大きく差が出ました。
f1.4だと背景どころかテーブルすらボケボケになり、被写体のみが浮き上がっているような状態に。通常の撮影ではこうはならないので、画像を調整するAIがそのように判断したということなのでしょう。
f16だと後ろに置いたものの文字も大体読める。

室内の物撮りだとf値の変更に大きく差が出た


最後に、駅で撮影した視線を向けてくれない猫の写真ではどうでしょうか。

猫の写真でf値の変更を試す

比べてみると背景のボケ味がそれなりに違うのがわかりますが、さきほどの室内物撮りほどくっきり不自然なほどではない。逆に言えば物足りない、という人もいるかもしれません。

それなりにボケ味が変わる

あとがき

いくら背景ボケを調整できると言っても、撮影時のデータに基づきiPhoneの画像エンジンが判断して加工しているため、あくまで擬似的なもの。
写真によってはボケ方が過剰だったり、あるいは足りなかったりすることも。

ですが、うまくハマれば綺麗にボケることもあるし、面白い写真に編集できたりする場合もあります。


いずれにしろポートレートモードで撮影しておかないと、撮影後の背景ボケ調整は不可能。

これぞという被写体をカメラに収め背景をボカしたいときには、通常の撮影だけでなくぜひポートレートモードでの撮影を忘れないようにしてくださいね。

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