ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」「ミニモンスター」は本当に安い?解説します

ウルトラギガモンスター+

ソフトバンクが2018/9/6より開始した、「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」という2つのプラン。

それぞれどのようなプランなのか、プレスリリースによると以下の通り。

「ウルトラギガモンスター+」は、毎月50GBまで利用できるデータ容量に加えて、対象の動画サービスやSNSが“ギガノーカウント”により使い放題となる料金サービスで、基本プランを含めて月額3,480円から利用できます。

「ミニモンスター」はデータ使用量に応じて4段階の定額料が自動的に適用され、基本プランを含めて月額1,980円から利用できます。
“ソフトバンク”から、対象の動画サービスやSNSが使い放題となる「ウルトラギガモンスター+」が登場! | プレスリリース | ニュース | 企業情報 | ソフトバンク

ウルトラギガモンスター+は、月50GBまで使えて一部動画・SNSサービスが使い放題、さらに月額3,480円から。
ミニモンスターは、データ使用量に応じて4段階の料金が適用され、月1,980円から。

ミニの方はこれだけだとよくわかりませんが、ウルトラギガモンスター+はこの文章だけ見るとめちゃくちゃ安い気がしますよね。
「50GBも使えて3,480円?」「さらにYouTubeやSNSがノーカウント?」って。

でも、そんなうまい話はそうそうありません。携帯電話プランにありがちな、様々な但し書きがついているんです。


では実際のところこれら2つのプランは安いのか、そうでもないのか?調べてみました。


ウルトラギガモンスター+ってどんなプラン?

ウルトラギガモンスター+

ウルトラギガモンスター+(プラス)とはどのようなプランなのか?

ソフトバンクの発表をそのまま読むなら「月50GBまで使えて」「動画やSNSはデータ消費されず使い放題の」「月3,480円から使える」プラン。

なんだ良いことづくめじゃないか……そんなわけありません。

一つずつ、知っておくべき”但し書き”を紹介していきましょう。

① 動画SNS放題と言っても、Twitterやニコニコ動画は対象外

動画サービスと言えば何でしょうか?
真っ先に思い浮かぶのはYouTube、次いでニコニコ動画あたりでしょうか。

このうちニコ動は「動画SNS放題」のノーカウントに含まれないものの、YouTubeはちゃんと含まれているので多くのユーザーにとってはそれなりに納得感があるはず。


次に、SNSと言えば何でしょうか?
アンケートを取ったわけではないですが、Twitter、Facebook、Instagramあたりがトップ3かと思います。

「動画SNS放題」のノーカウントには、このうちなんとTwitterが含まれません
SNSの代表的存在と言ってもいいTwitterが、なぜ。。。ツイ廃のデータ消費量が半端ないという統計でも出てたんだろうか。

動画SNS放題

TwitterをスルーしてSNS放題を名乗るのは、ちょっとどうかなというのが正直な感想です。


他に注意すべきケースとして、LINEの機能のほとんどは使い放題ですが音声通話・ビデオ通話は使い放題の対象外となります。


加入を検討する場合には、自分がよく使うサービスが使い放題の対象に含まれているかどうかを確認しておきましょう。

② 月3,480円で使えるユーザーはほぼいない

月額3,480円から利用できると謳うウルトラギガモンスター+ですが、これは様々な割引が加味されての料金。

実際のベースとなる料金は通話料別7,480円で、ここから4,000円分の割引を受けるには以下の条件を満たす必要があります。

1年おトク割(-1,000円 ※1年間のみ)

1年おトク割は、条件を満たすことで毎月1,000円×12ヶ月間割引されるキャンペーン。

【主な条件】
・新規契約or機種変更をすること
・2年契約をすること
・ウルトラギガモンスター+もしくはミニモンスターの契約


新規or機種変が必須のため、今もっている機種でそのまま1年おトク割を適用することはできません。

また、12ヶ月間限定のキャンペーンなので、それ以降の月額料金は割引がなくなってしまうことに注意。

おうち割 光セット(固定回線セット割)(-1,000円)

おうち割 光セットは、ソフトバンクのスマホ・ケータイとSoftBank光などの固定回線をセットにすると、毎月1,000円が割引されるキャンペーン。

【主な条件】
・SoftBank光、SoftBank Airなど固定回線とのセット契約


ソフトバンクの固定回線使ってるユーザーってどのくらいいるんですかね?正確な統計が見当たらなかったのですが、間違いなく10%は切るような。。。

かなり限られたユーザーにしか適用されない割引、と言っていいかと思います。

みんな家族割+(最大-2,000円)

みんな家族割+は、同一の家族割引グループ内において、「データ定額50GBプラス(ウルトラギガモンスター+)」「ミニモンスター」「データ定額50GB(ウルトラギガモンスター)」の回線数に応じて割引するキャンペーン。

【主な条件】
・家族割引への加入
・家族割引グループ内で、「データ定額 50GBプラス(ウルトラギガモンスター+)」、「データ定額 ミニモンスター」または「データ定額 50GB(ウルトラギガモンスター)」に2回線以上加入していること。2回線で500円、3回線で1,000円、4回線で2,000円割引
※「データ定額 ミニモンスター」はカウントには含まれるが、割引はされないので注意


ソフトバンクで家族割を使いつつ、プラスを含むウルトラギガモンスターもしくはミニモンスターを2人以上契約する必要があるこのキャンペーン。家族のうち4人がこの条件を満たしてはじめて月2,000円の割引が適用されます。

ハードル高すぎません?

③ かけ放題プランを利用した場合、料金はアップする

月3,480円という料金は、前述の数ある割引のほか、通話料別の基本プランを前提としています。

ウルトラギガモンスター+の通信プラン

ウルトラギガモンスター+の料金

「通話基本プラン(1,500円)」だと20円/30秒の従量課金、「準定額オプション(2,000円)」だと1回5分以内の通話料無料、「定額オプション(3,000円)」だとかけ放題。

通話が多い人は上記オプションも「準定額」や「定額」にするでしょうから、その分料金もアップすることになりますね。

④ 月月割が適用されないため、機種料金が高くなる

総務省の指導により、今後2年/4年契約をする代わりに割引をする通称”2年縛り”が無くなる方向に向かいそうです。

今回の新プラン「ウルトラギガモンスター+」も例外ではなく、このプランではこれまで2年契約時に機種代金の割引として適用されていた月月割が適用されません


その結果どうなるかというと、例えばiPhone Xの場合だと64GBなら機種代金のほぼ半額、合計で約6〜7万円近くが月々の支払いに乗っかってくるということ。

これまでの2年契約時の常識を捨てて、機種代金と月々の支払いのトータルでいくら払うことになるか、このプランに限らず今後は考えていくことが必要になってきます。




以上より、ウルトラギガモンスター+を月3,480円で利用できる条件をざっくり言うと

ウルトラギガモンスター+を3,480円で利用できる条件
・通話料別の基本プランを契約し

・2年契約で新規契約or機種変更を行い

・ソフトバンクの固定回線とセット契約をし

・家族割引メンバー4人がウルトラギガモンスターやミニモンスターを利用

ということになります。これ、日本に何人いるか容易に数えられそうなくらいのレベルでは。。。

新規契約or機種変更が必要ということは、月月割なしの機種代金も当然ここに上乗せされます。
例えば新しいiPhoneを契約するなら、ほとんどの人は月1万円を超えることになりそう。


なので、誇大広告に騙されずに

ウルトラギガモンスター+は、通話料別で月額7,480円のプラン。場合によって割引が適用される場合もある

という認識でいた方が正しいでしょう。

ミニモンスターってどんなプラン?

ソフトバンクのミニモンスター

ミニモンスターは、データ消費量に応じて4段階の料金が適用されるプラン。

ただし、使用量が2GBを超えた時点でウルトラギガモンスター+と料金が同じになってしまう、データをそれなり以上に利用するユーザーにとってはかなり割高なプランと言えるでしょう。

ミニモンスターの料金図

ミニモンスターの料金シミュレーション

ミニモンスターの料金シミュレーション2GB超え

ウルトラギガモンスター+の割引のうち、「みんな家族割+」は適用されません。
条件を満たせば「1年おトク割」「おうち割 光セット」は適用可。


よほどデータを使わない人でなければ利用する理由のないこのプランですが、ガラケーからスマートフォンに変える人にとってのみ毎月1,980円×12割引される「ガラケースマホ割」が適用されるメリットが。

ガラケースマホ割

かなり対象ユーザーは限定されますが、該当するのであれば利用を検討してもいいかもしれません。

ただ、ほとんどの人にとっては必要なさそうではありますね。

あとがき

ソフトバンクに限らず、携帯各社(特にau・ソフトバンク)は看板に偽りありというか、よくよく調べてみると思っていたより高かったり条件があったりするので注意が必要。

“嘘・大げさ・まぎらわしい”文言を早く撲滅して、顧客にとってわかりやすい表現や料金プランが当たり前になってほしいものです。


とはいえ、機種代金や通信プランを除いたデータ定額50GBが5,980円で利用でき、かつYouTubeやFacebook、InstagramといったSNSがノーカウントとなるのは、使用シーンによってはそれなりに魅力のあるプラン。

YouTube等でデータ消費量の多いユーザーは、チェックしてみてもよさそうです!

⇒ ウルトラギガモンスター+をソフトバンクの公式ページでチェック

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