日本時間3/28 0:00(現地時間3/27 10:00)より、アメリカ中西部で開催されたAppleの発表イベント「Let’s take a field trip.」。
主に教育にフォーカスしたこのイベントにて発表されたのが、第6世代となる新しいiPad。
Apple Pencilが使えるようになったほか、iPadの機能を駆使して学校の授業に活かす方法や様子などが紹介されました。
この9.7インチの新iPad、これまでのiPadやiPad Proとは具体的にどこが違うのでしょうか?
Apple Pencilが使いたいだけの理由でiPad Proを約10万で購入した私としては、なかなか涙目な発表となりました。。。
新しいiPadと旧iPad、iPad Proは何が違う?表で比較
まずは、今回発表された新しいiPadと前世代(第5世代)のiPad、iPad Proの違いを一覧表でチェックしてみましょう。
オレンジ文字の部分が違いのあるところで、特に私が重視している要素は枠で囲んでみました。
新iPad 9.7インチ (6th 2018) |
旧iPad 9.7インチ (5th 2017) |
iPad Pro 10.5インチ |
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容量と 価格 |
32GB:37,800円 128GB:48,800円 ※Cellularモデルは+15,000円 |
64GB:69,800円 256GB:86,800円 512GB:108,800円 ※Cellularモデルは+15,000円 |
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ディス プレイ |
9.7インチRetina 2,048×1,536 |
10.5インチRetina 2,224×1,668 ProMotionテクノロジー True Toneディスプレイ |
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CPU | A10 Fusionチップ | A9 チップ | A10X Fusionチップ |
サイズ | 240 ×169.5 ×7.5mm |
250.6 ×174.1 ×6.1mm |
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重量 | 469g(Wi-Fi) 478g(Cellular) |
469g(Wi-Fi) 477g(Cellular) |
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カメラ | 8メガピクセル f/2.4 |
12メガピクセル f/1.8 光学式手ぶれ補正 |
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ビデオ | HD(1080p) | 4K | |
Facetime カメラ |
1.2メガピクセル 720pビデオ |
7メガピクセル 1080pビデオ |
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Apple Pencil | ◯ | × | ◯ |
Smart Keyboard | × | ◯ | |
オーディオ | 2スピーカー | 4スピーカー | |
バッテリー | Wi-Fiでのネット利用:最大10時間 | ||
カラー | シルバー スペースグレイ (ローズに近い)ゴールド |
シルバー ゴールド スペースグレイ ローズゴールド |
シルバー ゴールド スペースグレイ ローズゴールド |
※一部抜粋
※価格はすべて税別
※すべて現時点(2018/3/28)での情報
新iPad(第6世代)と旧iPad(第5世代)の違い
新しい世代になって変わった部分はほぼCPU性能とApple Pencilの利用可否のみ。価格は据え置きとなりました。
性能が多少違う程度でそれ以外にほぼ違いがないとはいえ、Apple Pencilが新たに使えるようになったのはめちゃくちゃ大きい。
画面の大きなiPadは、絵を書くためのペンタブレットとしても使いやすい端末。
ですが、一般的なスタイラスペンでは細かい線が書きづらい難点があり、その難点をある程度解消してくれるApple Pencilは高価なiPad Proでしか使えませんでした。
Apple Pencilが廉価なiPadでも使えるようになったことで、絵を描いたりデザインにiPadを使いたいより多くの人へiPadが普及することになりますし、今回の発表でフォーカスされた教育の現場でも活用の道がより広く開けたように思います。
また、新しいiPadのカラー「ゴールド」は、これまでのゴールドとは若干違うローズがかった色となっているようです。
新iPadとiPad Proの違い
新iPadとiPad ProはCPUやカメラ、ビデオ撮影、ディスプレイに使われている技術など多くの点でProの方が高性能。その分、価格差も約3万ほどあります。
ですが何と言っても大きいのは、新iPadではApple Pencilが使えるようになったこと。
確かにProの方が高い性能を誇るものの、よほど重い処理をしたり綺麗な写真を撮りたい・良い音で音楽を聴きたいといった希望がない限りは、旧iPadですらストレスのない十分な性能があります。
そして今回、「Apple Pencilが利用可能」というProの大きなアドバンテージが無くなり、廉価版の新iPadでも使えることに。
性能はどうでもいいけどApple Pencilを使いたいがためにiPad Proを買った私のようなユーザーにとっては、なかなか辛い発表となったのでした。。。
なお、新iPadにはSmart ConnectorがないためSmart Keyboardは使えません。
発売は3/31、Appleなら今から予約可。ドコモ等は3/29 10時から
Apple Pencilが使える第6世代新iPadの発売は3/31。Apple Online Storeでは既に予約が可能となっています。
ドコモでのセルラー版の予約は3/29 10時から開始。発売はAppleと同様に3/31です。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、より高性能なApple Pencilに対応した新しい9.7インチiPadを発売いたします。予約受付は、2018年3月29日(木曜)10時から全国の iPad取扱店およびドコモホームページで行い、2018年3月31日(土曜)から発売いたします。
報道発表資料 : NTTドコモ、新しい9.7インチiPadを発売 | お知らせ | NTTドコモ
Appleとの契約があるはずなので、おそらくau、ソフトバンクも全く同様の予約開始日時、発売日のはず。
詳細は各社のページにてご確認ください。
あとがき
正直、ここ最近のAppleの発表では個人的に疑問符がつく製品が多かったのですが、今回の新しいiPadでApple Pencilを使えるようにしたのは良い変化だと思っています。
気軽に絵が描ける、デザインができる端末として、あるいは教育現場で、よりiPadの普及が加速していくことでしょう。
あとは、Apple Pencilももっと安くしてくれるといいなー。いくら良いペンとはいえ税抜き10,800円はいくらなんでも高すぎる。
こんなiPad出るならPro買うの待てば良かったとは思ってるけど…まあ…いいさ……!
10万くらいでiPad Pro買ったばかりやのに。。。
— Shotaro Ushijima (@ushigyu) 2018年3月27日
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