チェコの世界的な温泉保養地、カルロヴィ・ヴァリ。温泉を飲んでのんびり過ごす、癒やしの都市

チェコの温泉保養地カルロヴィ・ヴァリ

チェコのプラハ空港に降り立ち、最初に向かった都市がチェコ西部にあるカルロヴィ・ヴァリ(カルロビ・バリ、ドイツ名:カールスバート)というドイツとの国境にある都市。

人口は5万人ほどで、世界的な温泉地としても知られています。

日本では温泉というと圧倒的に浸かる方が多いですが、ここカルロヴィ・ヴァリでは飲泉、つまり温泉を飲む文化もとても盛ん

街の至るところに飲泉所が設置されており、各所で温度および効能が違うとのこと。専用の飲泉カップもおしゃれでかわいい。


歩き回っている人よりもベンチで座ってのんびりしたり、おしゃべりしてる人の方が多いんじゃないかな?というくらい時間の流れがゆっくり。

時間を惜しんであちこち観光して回るのもいいですが(私の旅行は大抵そんな感じ)、こういった場所でゆっくりのんびりするのもいいなぁと思える素晴らしい場所でした!


プラハ空港からバスでカルロヴィ・ヴァリへ

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こちらのイエローのバス「RegioJet」でカルロヴィ・ヴァリへと向かいます。約2時間程度の道のり。

鮮やかな菜の花畑、どこまでも続くような丘の風景を超えてカルロヴィ・ヴァリに到着しました。

バスターミナルからすぐのところにホテルがあるということで、まずはそちらへ。

このヨーロッパ風の豪華な建物が、今回宿泊する「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム(Grandhotel Ambassador Narodni Dum / Národní Dům)」です。

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宿泊は4.5つ星の「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム」

「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム」この日本語では読みづらい名前のホテルは、4.5つ星の評価を受けるカルロヴィ・ヴァリでも有数のホテル。

チェックインを済ませたら、カーペットの敷かれた廊下を通って部屋へ。

雰囲気のある調度品を揃えていて、いい感じの部屋ですね。

今回は1人での滞在でしたが、ツインの部屋でした。広々。

クローゼットや食器棚、机といった家具それぞれが異国情緒を感じさせてくれます。歴史あるものをそのまま使っているのか、それとも当時を復元したものなんでしょうか?

このシンプルな形状のカギがたまらん。宝箱とか開きそう。

バスルームやトイレはかなり近代的で綺麗なものでした。水回りはやはり古き良き時代を再現というわけにはいきませんからね。

さすがに海外なのでウォシュレットはありませんが、清潔感があり必要十分なものが揃っています。

高級感を漂わせる洗面台の鏡。

世界有数の温泉地・カルロヴィヴァリの街を歩く

ガイドさんに案内してもらいながら、カルロヴィ・ヴァリの街を歩きます。

飲食店や土産物店など小さな店はたくさんあるものの、高い建物やショッピングセンター等が全くない!大規模商業施設やビルが全く見当たりません。さすが保養地。

今も残る公共のスパ施設は、まるで豪邸のような門構え。緑あふれる庭のベンチでは旅行や療養に訪れたであろう方々がのんびりしています。

モニュメントがそびえ立つ街の中心部。ここからさらに街の奥へ。

川沿いに並ぶ、数十年、数百年変わっていないであろう景色。絵になります。

カルロヴィ・ヴァリは毎年国際映画祭が開催されることでも有名で、こちらがその会場となるホール。

そして、その前の広場になぜかポツンと置かれた展示車。なぜここに。

姉妹都市を掲示した看板。日本の群馬県草津町も入ってるんですね!やっぱり温泉つながりかな?
ちなみにチェコ語で日本は「JAPONSKO」。

公園の横を抜け、歩いていきます。

ベンチには思い思いに過ごす人々。速く歩いたり、キャッキャしている人はほとんどおらず、みんなゆっくりとした時間の流れを楽しんでいるよう。

家や商店などの建物が最も密集しているエリアまでやってきました。

立派な建物で守られた飲泉所「コロナーダ」は、カルロヴィ・ヴァリで最も重要な場所

この情緒ある建物は、「コロナーダ」と呼ばれる温泉施設。日本のように浸かることもあるらしいのですが、ここでは温泉を飲む(飲泉)のが主流。

並んでいるのは、おそらくここへ観光・保養に来た観光客の方々でしょう。我々は後で来ることにして、先に進みます。

川沿いには、こういった小さな店が軒を連ねています。何を売ってるんかな?

のぞいてみると、ちょっと変わった形をしたコップのようなものがずらり。形状もデザインも大きさも様々で、見ているだけで楽しくなってきます。

これは飲泉用のカップで、温泉を入れて取っ手のような部分からストローのようにして吸うのだそう。これから飲泉所(コロナーダ)を巡るので、みんな好きなものを1つずつ購入。

美術館か博物館かと見まごうこちらの立派な建物も、飲泉を主な目的として作られた「ムリーンスカ・コロナーダ」。

温泉を引いた泉のような場所があり、ここでさきほどの飲泉カップに温泉を入れて飲みます。
街には12ヶ所のコロナーダがあるのですが、それぞれ温度や効能が違うとのこと。スパドクターと呼ばれる専門家に相談すると、症状に応じて適切なコロナーダを教えてくれるらしい。

早速、私もカルロヴィ・ヴァリのやり方にしたがって飲んでみました。
……うん、あんまりおいしいものではないですね。鉄分と塩分を含んだお湯を飲んでいるなーという感じ。ただ、泉によって温度だけでなく味も違うようでした。
ガイドさんの話だと全て同じ源泉から来ているとのことでしたが、飲んでみた感じでは明らかに成分が違う気がしました(個人の感想です)。

各飲泉所には番号と名前がつけられており、温度も記載されています。

外からここに来ている方々の多くは飲泉も大きな目的の1つ。皆スパカップを持って飲みに来ます。

日本ではなかなか見られない風景。

突如現れた砂の彫刻。上手だけど、なぜここに。

有名ブランドらしきショップもありますが、大都市にある大規模店ではなく街に溶け込んだ小さな店。雰囲気を壊さないよう配慮されているのでしょう。

こちらもコロナーダ。それぞれ立派な建物で守られており、温泉に対する敬意を感じます。

ここには3つの源泉がありました。

飾られている彫刻は、ここカルロヴィ・ヴァリの温泉をシカ狩り中にカール4世がはじめて発見した様子を表しているのだそう。

チェコの多くの都市に建設されている、三位一体の柱。

斜面に沿って歴史ある建物が立ち並ぶ風景。

このあたりは川沿いなのもあって特に雰囲気がよく、ベンチには夫婦やカップルがそれぞれの時間を楽しんでいます。

視線の先には間欠泉。さすが温泉の街。

この風景を求めてここにやって来る人も多いのでしょう。

今回は時間がなく乗れませんでしたが、馬車でゆっくり散歩するのも楽しいだろうなあ。

ゲーテやバッハなどの歴史的な著名人も愛した街。007などの映画ロケも行われた

テラス席が気持ち良さそうなエレファントカフェ。

一部の建物の上には、昔著名人が来訪したときの記念の石版が飾ってあります。こちらはドイツの詩人・ゲーテが訪れたときのもの。
ゲーテはここカルロヴィ・ヴァリが大のお気に入りで、生涯で実に13回も訪れたとのこと。

基本的に街全体が落ち着いた雰囲気なのですが、7月第1週の映画祭のときだけは若者たちで賑わうそうです。

この川沿いの一番奥にあるのが、007カジノロワイヤルなど多くの映画でも使われ、数多の著名人が愛したというカルロヴィ・ヴァリ一の名ホテル「グランドホテル パップ(Grandhotel Pupp)」。

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渋いホテルマンさんがお客さんを出迎えるべく控えているのが見えます。名門の風格。

どんな著名人が訪れているのかは、ホテル前の地面に埋め込まれているプレートが教えてくれます。

どれどれ……え、バッハ?あの音楽家の?歴史とか教科書に出てくるようなレベルの人物が利用してるんですね…。
他にも数百年前から現在のハリウッドスターに至るまでたくさんのプレートがありました。

ちょっと入ってみたくなる路地や、チェコらしい可愛い感じのカフェなどに後ろ髪をひかれつつ、夕食の会場に向かいます。

カルロヴィ・ヴァリの名物の1つ、薬草酒ベヘロフカ。お土産に持って帰って水割りで飲んだのですが、クセになる味であっという間に無くなってしまいました。

ちなみに、さすがに現地よりは高価になりますが日本でも購入できますよ。

最後に立ち寄ったのは、ガイドさんによると最もおいしいと言われているコロナーダ。ちょっと前に通って人がたくさん並んでいたところですね。

温度はややぬるめで、確かに他の飲泉所に比べると飲みやすかったです。並んでいるのを見たのもここだけだったので、おいしい飲泉所として有名なのかも。

夕焼けで表情が変わっていく街を眺めながら、レストランへ。

ホテル併設のピルスナーウルケル直営レストランへ。やっぱりビールがうまい!

夕食は「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム」に併設されている、ピルスナービールの元祖・ピルスナーウルケル直営のレストランへ。

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日本のものよりもずんぐりした感じのジョッキで運ばれてきたピルスナー・ウルケル。日本の多くのビールとはまた違う、ホップのしっかりとした香りと苦味、深いコクとすっきりとした後味。これはおいしい!さすがピルスナービールの元祖。

次にやってきたのは黒ビール(名前忘れてしまった…)。日本ではあの独特の香りがあまり好きでなくそう飲まない黒ビールですが、こちらのビールは本当に飲みやすく水のようにスイスイ体に入ってきてある意味危険。もちろんしっかりとした香りとコクがあるので飲みごたえも十分。

コゼル(Kozel)の黒ビール。こちらもおいしい!
同じ会社が作っているからか、やはり味が濃く風味がしっかりしていて飲みやすい。日本でも飲めたらいいのに…。

ビールに合う料理も次々と運ばれてきます。日本のように取り分ける習慣は基本的にはないので(というか欧米ではほぼない)、1人一皿ずつ。

海外旅行時の懸念の1つが「料理が口に合うかどうか」ですが、チェコで始めて入ったレストランがこれなら安心。チキンも付け合せのザワークラウトもおいしかった。

デザートのケーキは日本人にはちょっと甘めですが、コーヒーと一緒にいただくとちょうどよい。

ビールのイメージが強いチェコですが、飲んだ締めにコーヒーを飲むのはかなり一般的とのこと。他のレストランでの昼食時、ワインや料理を楽しんだ後に「あまり時間もないしコーヒーはいらないよ」と言うとかなり驚いたリアクションをされました。

静かな街とはいえ空いているバーもまだまだある夜の浅い時間でしたが、時差もあり寝不足だったのでこの日は早めに休むことに。
夜のカルロヴィ・ヴァリも雰囲気のよい感じだったので、今思うとちょっと散歩くらいしてもよかったなー。

カルロヴィ・ヴァリの基本情報とアクセス

最後に、カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy VARY)の基本情報とアクセスを確認しておきましょう。

Czech Republic - カルロヴィ・ヴァリ
カルロヴィ・ヴァリ - 温泉三角地帯の光る宝石~カルロヴィ・ヴァリ

▼ 場所、アクセス

チェコ北西部に位置し、首都プラハから車で約1時間40分ほど。

▼ 近隣の観光地

・ロケット

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▼ 関連ツアーなど

あとがき

かなり駆け足のツアーでしたが、カルロヴィ・ヴァリは駆け足の似合わないのんびりと過ごす街。次はゆっくりと滞在しに来たいものです。

プラハからのツアーもあるようなので、日本の温泉地とはまた違うヨーロッパの温泉保養地を感じに来てみてはいかがでしょうか。



当ツアーには、チェコ政府観光局のスポンサードにより交通・宿泊・ツアー費を出してもらい参加しました。
ただ執筆料はいただいておらず書く内容についての制約もないため、当ブログの方針によりPRタグはつけておりません。

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ABOUTこの記事をかいた人

牛嶋 将太郎@ushigyu

牛嶋 将太郎@ushigyu

株式会社エコーズ代表取締役社長(と名乗ってみたくて会社をつくりました)。当ブログにておすすめの製品やお店、旅行先、ガジェットなどを気のむくままに、わかりやすさを心がけて紹介しています。
長崎出身で福岡市在住。東京で就職しましたが独立を機に学生時代を過ごした大好きな福岡に帰還。
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