一部報道で、ニンテンドークラシックミニ(通称・ミニファミコン)に続くスーパーファミコンのミニ版、ミニスーパーファミコンが出るのではないかと話題になっています。
イギリスのゲーム専門サイト「ユーロゲーマー」は現地時間4月19日、複数の関係者からの情報として、任天堂が手のひらサイズの「ミニスーパーファミコン」を発売すると報じた。開発が進んでおり、発売は2017年のクリスマスシーズンになる予定だという
ミニスーパーファミコン登場か 「クリスマスに発売」と海外報道
ミニファミコンは私も購入してレビューしました。

その上で、残念ながら含まれなかったけどできれば入れてほしかったソフトを選んでみたり。ドラクエ3くらいは……ねえ。

今回は、実際のところは不明ながらいずれ出るかもしれない「ミニスーファミ」のラインナップに加えてほしいソフトを、独断と偏見で選んでみました!
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RPG
▼ タクティクスオウガ
シミュレーションRPGの最高傑作、タクティクスオウガ。これまで数多くプレイしたゲームの中でも、トップクラスに好きなゲームの1つです。
重厚なストーリーと音楽、魅力的なキャラクター、育成が楽しいジョブシステム、戦略性を要求されるバトル、さらにやり込み要素も豊富。
どれを取っても奇跡のバランスとしか言いようがありません。中古でもバーチャルコンソールでも何でもいいから、まだプレイしたことのない方はぜひやってみてほしい。
▼ ファイナルファンタジー4
「どれか1つ思い出深いゲームを選べ」と言われたら、私はFF4と答えるでしょう。そのくらいのめり込んだゲームです。
RPGといえばドラクエ(及びそれに近い形のバトル画面のもの)だった私にとって、味方と敵キャラがそれぞれ同じ画面に表示され、攻撃や呪文のエフェクトが目に見える形で放たれるFFの戦闘画面は驚きでした。友達の家で始めて見たときの衝撃は忘れられません。その時友達が中ボスの「ベイガン」と戦ってたことまで鮮明に覚えてる。
FFは4〜6までSFCで発売されておりどれが選ばれてもおかしくない名作揃いですが、個人的には4を推したいところ。
▼ ドラゴンクエスト5
ミニファミコンでは事情があったのか残念ながら入ることのなかったドラクエですが、ミニスーファミにこそは入れてほしいところ。「モンスターを仲間にする」という、その後のシリーズや派生作品にも通じる大きな転換があったドラクエ5で決まりでしょう。
主人公が子供の頃から波乱万丈の人生を辿っていくストーリーは、多くのプレイヤーの心に残っているはず。
発売から25年経った今でも、未だにたまにビアンカvsフローラ論争を見かけるくらいです。
▼ ロマンシングサ・ガ 2
スーパーファミコンと言えば、スクウェアRPGの全盛期。ロマサガシリーズは1〜3までスーファミで発売されましたが、何と言ってもやり込んだのはこのロマサガ2です。
武器や術のレベルを上げ、ひらめきを求めさまよい、皇帝を殺しまくり、不意に出会った七英雄にやられまくりながら何度も挑戦する。まず勝てないような敵が突然現れる理不尽さと、そこに挑戦しても別のところに行っても何をしてもいい自由さも魅力でした。
▼ 聖剣伝説2
ゼルダをやったことのなかった私にとって、おそらく始めてプレイしたアクションRPGがこの聖剣伝説2。
バグがやたらと多く荒削りな部分はありながらも、その独特なグラフィックと音楽が形作る世界観にハマったことを覚えています。
▼ クロノトリガー
またまたスクウェアRPG。今でこそ合併して1つになっていますが、当時はRPGゲームメーカーの2大巨頭だったドラクエシリーズのエニックスと、FFシリーズのスクウェアが組んで作ったゲームということで大きな話題になった「クロノトリガー」。
序盤からラスボスに挑戦できたり、音楽が特に印象的なことでも有名。個人的に好きなキャラはルッカです。
▼ MOTHER2
糸井重里氏がゲームデザインを手掛け、印象的なCMとキャッチコピーでも有名なタイトル「MOTHER2」。実は発売当時は私はプレイしておらず、ごく最近Wii Uのバーチャルコンソールではじめて遊んだばかり。
街や人々との会話、イベントのそこかしこに散りばめられた遊び心、いわば「ムダ」がこのゲームの大きな魅力と言っていいかと思います。こんな雰囲気の中で遊べるゲームは、たぶん後にも先にも出てこない気がする。
ラスボスの倒し方がわからず延々1時間戦い続けたのも良い思い出。。。
アクション
▼ スーパーマリオワールド
スーパーファミコンのマリオと言えば、何と言ってもこのスーパーマリオワールド。
王道マリオとして、今プレイしても間違いなく面白い絶妙なゲームバランス。今やマリオ世界に無くてはならないキャラクターになったヨッシーが始めて登場した作品でもあります。あのヨッシーが舌を出すときの「ホハァーン」みたいな気の抜けた音が好き。
▼ スーパードンキーコング
マリオシリーズを彷彿とさせる横スクロールアクションでありつつ、美しいグラフィックと音楽、ジャングルっぽい独特な雰囲気で楽しめる「スーパードンキーコング」。どことなく高橋名人の大冒険島みたいな感じもあります(ジャングルっぽさつながりなだけかもですが)。
ディディーコングばかり使ってたのと、途中の吹雪だかなんだかのステージがやたら難しかった覚えが。
▼ 星のカービィスーパーデラックス
スーファミの任天堂タイトルといえば星のカービィスーパーデラックスも外せない。
全体的にのどかな雰囲気のある星のカービィにおいて、時間制限のある戦艦ハルバードの緊迫感と音楽が好きでした。メタナイトさんかっけえ。
▼ スーパーマリオカート
ミニスーファミ用タイトルを選ぶなら、マリオワールドと並んで絶対欠かせないのはマリオカートでしょう。目が悪くなるからとゲームを買ってもらえなかった小学生当時、デパートのおもちゃコーナーに通ってマリオカートをやりまくっていたのをよく覚えています。おかげでデパートの店員さんと仲良くなるほどでしたが、内心は迷惑だったのかも。。。(ごめんなさい)
64以降のマリオカートは並レベルのドライビングしかできませんが、昔取った杵柄でスーファミのマリオカートは今でもかなり上手に走れます。もちろんドンキーで。
当時ファミコン雑誌でタイムアタックのコンテストみたいなものがあり、私もそこそこのタイムを出して応募しようとしたのですが、タイムが表示されたテレビ画面を「写ルンです」で撮影→おこずかいを叩いて現像→光が反射して全然写っておらず号泣→現像したカメラ屋さんで慰められたのも良い思い出。
▼ スーパーボンバーマン2
友人たちと集まってひたすら何時間もやり続けたスーパーボンバーマン。5までSFCで発売されていますが、私は1か2で悩んで2の方を選びました。乗り物(ルーイ)は邪道。
Nintendo Switchで出た新作「スーパーボンバーマンR」の操作性と3D化による見辛さがかなり壊滅的だったので、スーファミのボンバーマンやりたみに溢れています。ダラダラ家飲みしながら遊びたいタイトル筆頭だけど、自分で言うのも何ですがそこそこ強いのであまり相手してくれる人がいないのが難点。。。
▼ ファイナルファイト
横スクロール格闘アクションの定番、ファイナルファイト。
犯罪集団・マッドギアにさらわれたジェシカを救うべく、恋人であるコーディと父親であり市長でもあるハガーが助けに行くというストーリー。
スマートなコーディもいいですが、何と言ってもマッチョ市長・ハガーでのプレイが個人的には楽しい。
「ずっしり」という言葉がしっくり来る立ち姿、そこから繰り出される遅いが重いパンチ、それにバックドロップやパイルドライバーなどのプロレス技。
難易度はかなり高めですが、敵に囲まれた状況を力と技で打開していく快感はやみつきになります。ちなみにゲームオーバーになると時限爆弾で爆破されてしまうので注意……笑
▼ ストリートファイター2
アーケードでめちゃくちゃ流行ったスト2がスーファミ移植されたときは、小躍りして喜んだものです。さすがの同じレベルのグラフィックとはいかないものの、ゲーセンで遊んでいたスト2が家でプレイできるのは衝撃的でした。
よく使っていたのはリュウやケンといったある意味面白みのない正統派キャラでしたが、家でプレイできるとなれば色んなキャラを躊躇なく試せるのも嬉しかった。エドモンド本田でゴリ押ししたり、ザンギでスクリューパイルドライバー決めて喜んだり、ダルシムでヨガヨガ言ったり。
▼ 超魔界村
ミニファミコンに魔界村があるなら、ミニスーファミには超魔界村来るでしょう。
前作よりも武器の種類が増え、青銅の鎧で武器パワーアップ、黄金の鎧で魔法が使えるといった進化を遂げています。難易度は、前作ほど凶悪ではないにしろやはり高く最後まで進めるのは至難の業。苦労して進めても最終ステージ直前で「腕輪がない」とか何とかで1面に戻される理不尽さったらない。
▼ がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻
スーファミ登場初期にハマったアクションゲームの1つが「がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻」。
コミカルで柔らかいグラフィック、シンプルながら奥深いステージ。何気に音楽もいいんですよね。
かなり遊んだ気がしますが、クリアできた覚えがありません。。。難易度は見た目に似合わずかなり高い。
ペンキ塗りのバイトや競馬、宝くじをやたら重点的にプレイしてた気がします。
パズル
▼ すーぱーぷよぷよ通
中学時代、始めて買ってもらったゲーム機「ゲームギア」でぷよぷよをプレイしてハマり、中学の卒業アルバムに「ぷよマスター」と書かれるまでになった私。
ぷよぷよシリーズの中でも、相殺があってSUNやフィーバーみたいな実力をあまり問わない邪道ルールがないぷよぷよ通が断然一番好きです。久々に「ばっよえん」「ばっよえん」言わしたい。
ボードゲーム
▼ いただきストリート2
モノポリーをアレンジしたパーティーボードゲーム、いただきストリート(通称:いたスト)。第2作目であるいただきストリート2からは、ドラクエの印象が強いエニックスが実は発売していました。現在はスクウェア・エニックスが続編を製作中。
ざっくり言うと物件を買い、株を買い、増資をしてインサイダーと買い物料で目標金額を目指すゲーム。
※インサイダー取引は現実では違法行為です、念のため
このゲームもかなりハマり、財テクを駆使してご近所最強のいたストマスターとして君臨していました。
輝かしい成績を誇っていたそのデータを、友人に貸したとき友人の兄が消したためブチ切れたのも良い思い出(?)。
今でこそドラクエ・FFのキャラクター総登場のゲームになっていますが、当時は「しんじ」「あやか」といった老若男女のオリジナルキャラがCPUだったんですよね。懐かしい。
▼ スーパー桃太郎電鉄3
パーティーゲームの定番、桃太郎電鉄。第1作目はファミコン、2・3作目はPCエンジンでしたが、第4作目であるスーパ桃太郎電鉄Ⅲからプレイし始めた人も多いのでは。私もそのクチです。
トップを走っていてもいきなり何億円もスられたり、さらにはキングボンビーにお金や物件を捨てられたりして最下位転落もあり得る理不尽ゲーム。言い換えれば下位プレイヤーにも常に逆転の可能性があり、最後まで楽しめる。よくできとる。
友人たちと盛り上がって設定99年とかでやり始めるのですが、毎回集まるメンバーが変わることもあり、だいたい20〜30年くらいまでしか進まないパターン多し。
▼ ドカポン3・2・1
RPGと桃鉄のようなボードゲームを組み合わせたゲーム、ドカポン。その中でも最も良くプレイしたのが柴田亜美さんのキャラクター絵でも話題になった「ドカポン3・2・1 〜嵐を呼ぶ友情〜」でしょう。
桃鉄やいたストでも相手を邪魔することはできますが、ドカポンから比べたら生ぬるい。直接戦って殺し合い、勝ったら相手の金やアイテムや村を奪い、えげつなく資産を増やしていくのがこのゲームの特徴。対戦時には攻撃・防御側がそれぞれ4択(攻撃、魔法、必殺技、その他)のどれを選ぶのかによって戦局が大きく変わり、駆け引きに勝ったときの快感といったらありません。
レベルを上げたり強い武器・防具・アイテムを揃えたりといったRPGの楽しさも兼ね備えた、隠れた神ゲー。
皆に優しいWiiによくあるパーティーゲームも楽しいしよくやるけど、気心知れた男友達と酒でもダラダラ飲みながらこういうゲームを一日中やりたいんよ……!今も楽しいし昔は良かったとか全然思わないけど、この点だけは大学生に戻りたい。
シミュレーション
▼ シムシティ
都市運営シミュレーションの金字塔、シムシティ。
自らが市長となり、街の財政を考慮しながら住宅や道路、公園や警察署などを建設していくゲーム。
このゲームをプレイしてみてはじめて人の住む街にはいろんなインフラが必要なのだと理解した気がします。電気を使うためには発電所、治安を守るためには警察署、道路を整備しないと街が発展しない、などなど。
街が中規模都市くらいになったあたりで私の市政ではそれ以上人口が増えず、私の手腕はこの程度か……と悲しくなったものです。
▼ ダービースタリオン3
私が競馬を知るきっかけにもなったゲーム「ダービースタリオン」。
友達が2を遊んでいるのを見てほしくなり、ダビスタ3から本格的にプレイ開始。PS版くらいまではガッツリハマってた覚えがあります。
とにかくインブリード(近親交配)をすることでスピードがつくゲームだったため、明らかに現実でタブーな交配をよくやってましたね。スルーザナイトとか、サイキョウクラウドとか……懐かしい。サラブレも毎週買ってたので、当時の競馬についてはかなり詳しくなりました。
ミニスーファミで出たら、とりあえずマチカネイワシミズ×オオシマナギサですね。
サウンドノベル
▼ かまいたちの夜
「弟切草」でその地位を築いたサウンドノベル。その座を不動のものにしたのは何と言ってもかまいたちの夜でしょう。
ずっと犯人がわからず、ひたすらいろんな人に殺されまくること数十回。消去法ながら犯人をやっと突き止めたときには嬉しかったものです。
静かな音楽と背景、人物シルエットがかき立てる想像力と不穏な雰囲気はもはや発明と言っていいほど。
PS Vitaで続編が発売されたようですが、シルエットがアニメ絵になっており「そうじゃないんだよ!かまいたちの夜は!」とおもいました。
スポーツ
▼ Jリーグエキサイトステージ’94
数あるサッカーゲームの中でも、ウイイレ以上に間違いなく一番プレイしたのはエキサイトステージ’94。
プレイしていくなかで編み出した数々のゴールパターン、今でもコントローラーを渡されれば再現できる自信があります。サッカーよりは野球観戦が好きでJリーグには全然詳しくなかったのですが、このゲームのおかげで当時の選手名はかなり覚えてます。シジマール鉄壁だよシジマール。
▼ スーパーファミスタ
PS2あたりからはパワプロに移ったのですが、スーパーファミコンまでは野球ゲームといえばスーパーファミスタでした。
ファミコン版ファミスタと対して変わらんと言えば変わらないんですが、そういう意味では投球をボール球にするか、フォークで落とすか(ランダムで落ちないこともあるので難しい)、ストライク入れるかの駆け引きもそのまま。
あと、ナムコスターズの1番「ぴの」の走力がファミコン時よりもえげつなくなってた気が。
▼ カービィボウル
カービィシリーズ、いや任天堂のゲームの中でも異彩を放つタイトルの1つがカービィボウル。
ボウルと言うくらいだからボウリングなのかと思いきや、やっていることはカービィ自身を球とするゴルフ。回転をかけたり、壁やモンスターなどのギミックをうまく使ったりとプレイしてみるとかなり奥が深くて面白い。
アクションゲームのタイトルとはまた違う方向性で楽しめるタイトルとして、ミニスーファミに入っていてほしいところです。
シューティング
▼ 極上パロディウス
ファミコンのシューティングゲームといえばグラディウスですが、スーファミで最もプレイしたのは個人的にはパロディウスシリーズ。
極上パロディウスでは「こいつ(※キャラクター名)」を主に使っていました。
ただセンスが無かったのか難易度が高いのか、せいぜい3面くらいまでしか行けた記憶がない。
これを書くに当たりプレイ動画を見てみたのですが、お菓子のステージ(3面)より後はほとんど見覚えなしでした。。。
他にラインナップに入りそうなタイトル
ここに挙げた以外で、私はたまたま未プレイながらミニスーパーファミコンに入ってもおかしくないと考えられるタイトルを挙げておきます。
もし「これを忘れてるやろ!」というものがあればぜひ教えてください。
・ゼルダの伝説 神々のトライフォース
・F-ZERO
・スターフォックス
・スーパーマリオRPG
・ライブアライブ
・ロックマンX
・女神転生
・トルネコの大冒険 不思議のダンジョン
・スターオーシャン
あとがき
挙げたものの中でほぼ当確と考えられるのはスーパーマリオワールド、マリオカート、MOTHER2、星のカービィSDX、スーパードンキーコング、FFシリーズのどれかくらいでしょうか。
個人的にはタクティクスオウガ、ロマサガ2、スーパーボンバーマンシリーズ、スト2、いたストかドカポンあたりは絶対入れてほしい……!
まだ発売されるかも不透明な状況ではありますが、任天堂の良きチョイスに期待したいと思います!


