Amazonが新たに発表した、ボタンをワンプッシュするだけで商品が届く新しいサービス「Amazon Dash Button」。
しょっちゅう注文する商品がある人にはとても便利そう。また、間違えて押してしまった場合はキャンセルできますし、ボタン自体の注文に必要な500円は最初のボタンによる注文時に差し引かれる形となっています。
面白そうだったのと、私がよく注文する商品も対象に含まれていたので早速手に入れて利用してみました。
その設定から注文までの流れと、注意点4つについてまとめて紹介していきます!
1プッシュで商品が届く「Amazon Dash Button」
ワンプッシュで商品が届くAmazon Dash Button。
プライム会員限定で500円で注文ができ、その分の500円はボタンでの注文時に差し引かれます。
ボタンには天然水、洗剤、ティッシュ、紙おむつなど様々な種類があり、それぞれのボタンに関連する商品を紐付けて使うことができます。
デザイン的にはウィルキンソンのDash Buttonがほしかったのですが、
特に炭酸水やジンジャーエールをよく飲むわけでもないので、おとなしく普段定期的に購入しているペットボトル入りの水に対応したボタンを購入することにしました。
Amazonベーシックなどの製品と似たような箱で届きました。当たり前ですがとても小さい。
中身は本体と保証書、説明書。
ボタン本体には、フックに引っ掛けるためであろう黒の枠のようなものが合わさっている形。
※ボタン表面が汚れているように見えますが、これはホコリではなくこういう柄です
裏側。
未セットアップの状態でボタンを押すと、赤いランプが点灯。もちろん何も注文はされませんのでご安心を。
スマートフォンアプリでDash Buttonの設定(Wi-Fi必須)
Dash Buttonの設定は、iPhoneやAndroidなどスマートフォンのアプリで行います。また、Wi-Fi環境も必須となるので注意。
Amazonショッピングアプリを起動したら、左上のメニューから「アカウントサービス」を選びます。
サインインし、「Dash端末」の「新しい端末をセットアップ」。
Dash Buttonを利用する際のWi-Fi環境がある状態で、同意して開始。
ボタンを長押しし、青ランプが点灯したら接続ボタンをタップ。
あとは流れで進めていけば接続完了。
次に、ボタンに紐付けられた商品の中から注文したいものを選びます。
Happy Bellyボタンの場合は、天然水2l×6本×2箱 or 500ml×24本の2択。私が注文したいのは前者なので、そちらを選んでセットアップ完了です。
間違えて押したときに気付いてキャンセルできるよう、通知は有効にしておいた方がよいでしょう。
ボタンの設置から注文まで
フック等に引っ掛けてもいいですし、ボタンの裏側が両面テープになっているのでどこかに貼り付けるのも可。
間違えて押してしまわないよう、私は扉の裏側に設置してみることにしました。
実際にプッシュしてみると、赤点滅のあと青く点灯。
iPhoneには以下のような通知が届いたので、正しく発注されたようです。
念のため、注文履歴をチェック。ネットで注文した場合と全く変わりませんね。
Dash Button購入時の500円は、この注文時に差し引かれて相殺されていました。
Amazon Dash Buttonを利用する上での注意点4つ
よく利用する商品を、いちいちネットを開かずに注文できる。
確かに便利なAmazon Dash Buttonですが、知っておくべき注意点が私の考える限り4つあるので紹介しておきます。
① Amazonプライム会員限定
前述の通り、Dash Buttonが利用できるのはAmazonプライム会員のみ。
動画見放題(Amazonプライムビデオ)や音楽聴き放題(Amazonプライムミュージック
)など多数のメリットがある割に年会費が安い(3,900円)ため私は利用していますが、会員でない場合は当然使えません。
Amazonプライムについて詳しくは以下の記事をどうぞ。
- Amazon Prime Musicがいい感じに曲をピックアップした「プライムプレイリスト」作業用BGMにうってつけ!
- プライム会員なら知っておきたい、Wii UとPS4でAmazonビデオを見る手順
- Amazonプライム・フォトが登場!写真を容量無制限で保存可、ただし一部RAWは非対応なので注意。
② Wi-Fi環境が必須
Dash Buttonを利用する場所にWi-Fi環境がなければ使えません。
③ 注文できる商品はボタンごとに限られる
2016/12/10時点で42種類あるボタンですが、デザインごとに注文できる商品は異なります。
例えばウィルキンソンのボタンなら炭酸水やジンジャーエール、エリエールのボタンならティッシュやトイレットペーパーなど。
自分のよく注文する商品に関連付けられたボタンを手に入れるようにしましょう。
好きなデザインのボタンを選べて、どの商品でも注文できるようにしてほしかったんですけどね。。。
技術的には十分可能だと思うので、各企業との契約上難しかったのかなと推測しますがどうなんでしょう。
④ 粘着力が弱い
Dash Buttonの裏側が粘着テープになっていることを紹介しましたが、どうも粘着力が弱いらしく一度の扉の開け閉めで速攻落ちてしまいました。なんたること……。
たまたま貼り付けた面の材質が良くなかったか汚れていたのかなとも思いましたが、他にもボタンがすぐ落ちたという報告は上がっているようです。
Amazon dash button、届いたので、早速セッティングして、冷蔵庫の横にペタペタ貼った。そしたら粘着が弱く、ボタンが全部落っこちた。そして全商品が発注された! pic.twitter.com/GxjhhWLf1z
— 久下玄 (@kugehajime) 2016年12月5日
さらにその勢いでそのまま注文されてしまうという話も。。。
(私の場合はさほどの高さでなかったためか、大丈夫でした)
Amazon dash button、ボタン出っ張ってないし、平面に落ちてるのにそんな衝撃で?みたいな感想もあったので、せっかくなので、件の後に再度冷蔵庫に貼ってあったのと同じ高さから落としてみた検証動画を上げておきます。見事に再発注(LED点灯は発注サイン)。全国で起きてそう pic.twitter.com/WiNyUZPALQ
— 久下玄 (@kugehajime) 2016年12月6日
どこかに設置する場合には、別途強力な両面テープを使うかフックを利用した方がいいかもしれません。
あとがき
しょっちゅう注文する商品が対象に含まれていればもちろん便利ですし、ネットに詳しくない高齢者などに「これを押せば注文できるよ」と渡すのも使い方としてアリですね。
ただ、子供や猫や悪い友人などがふざけて押すこともあり得るので、隠すなり通知でチェックするなりして防止しておきましょう。