日本のiPhoneユーザーにとって長きに渡る悩みが、カメラのシャッター音問題。
iOS 10になって「カシャァッ」音がさらに大きくなり、そのままだと撮影しても構わないはずの多くの場所で顰蹙を買いかねません。
以前、そのシャッター音を軽減したり、あるいは消音するための方法やアプリについて以下の通りまとめたのですが、
また1つ便利な無音iPhoneカメラアプリがリリースされていました。その名も「Bestshot」。
マナーモードにしておくとシャッター音が鳴らないほか、『美肌』『料理』など5種類のフィルターを搭載。
スクエア、ビデオ撮影、タイマーやズームにも対応しています。もちろん画質は標準カメラと変わりませんし、セルフィー(自撮り)もOK。
現在半額セール中のため、価格はジュース1本分の120円。無音カメラとして普段使いするのにうってつけです!
無音iPhoneカメラアプリ「Bestshot」5種類のフィルタを撮影時にかけることもできる
Bestshotの撮影画面は、標準のカメラにかなり近い見た目。
『標準』『くっきり』『明るく』『料理』『風景』『美肌』と6つのモードがあり、切り替えると画面上でフィルタがかかった状態で表示されます。
試しに撮影してみましょう。
こちらは何もフィルタをかけていない『標準』。この写真を基準に見ていきましょう。
『くっきり』にすると、彩度(鮮やかさ)が若干アップし色が濃くなりました。
『明るく』は、露出が上がって全体的に文字通り明るい写真に。暗い場所で活躍しそう。
『料理』。全体的に赤みがかった色になります。
実際にお店で使ってみたところ、暗かったり青白い光が強い場所だと確かに美味しそうな感じに。
ただし、元々電球色(オレンジ色)の照明を使っている店だと不自然なほど暖色寄りになりすぎてしまうことも。
切り替えてみて状況に応じて使い分けたいところ。
『風景』モードはくっきりに輪をかけて彩度が上がるのか、室内だとちょっと不自然な写真になってしまました。
明るい屋外の風景写真を想定しているのかもしれませんが、ちょっと利用シーンが難しそう。
最後に『美肌』。この写真だとわかりにくいですが、全体的に白くぼんやりとした感じになっています。
美肌モードについて、実際に自分の手で試してみました。
(本当は顔で試すのがわかりやすいのでしょうが、自撮り公開するのも恥ずかしいのでご勘弁を)
並べて比べてみると一目瞭然。標準に比べて美肌モードはややぼんやりとしているため毛穴などが目立たず、実際よりも若干白く飛んだ感じで写ることがわかります。
もちろんセルフィーカメラ(FaceTimeカメラ)に切り替えて自撮りもOK。
ここ最近で自撮りカメラといえばSNOWでしょうが、そこまでキラキラさせたりデコったり、耳や鼻をつけたいというほどでもないのなら、このBestshotで”割と自然、でも美肌”な自撮りを撮るのもアリかもしれません。
ビデオやスクエア撮影、タイマー、ズームにも対応
動画撮影やスクエア撮影も可能。フィルタをかけた状態でもできます。
2倍デジタルズームやライトを点灯しての撮影、
1秒、3秒、10秒のセルフタイマーにも対応しています。
なお、マナーモードにしていない場合は小さめの撮影音が鳴ります。無音にしたい場合はマナーモードにするのを忘れないようにしましょう。
あとがき
定番の「OneCam」(レビュー記事:「音を抑えてiPhoneカメラで写真を撮る方法&無音カメラアプリOneCam」)や以前紹介した「Microsoft Pix」(レビュー記事:「無料無音のiPhoneカメラアプリ「Microsoft Pix」が良すぎて標準カメラ置き換え決定」)もおすすめですが、この「Bestshot」もそれに劣らないアプリだと思います。
無音iPhoneカメラをお探しの方は、試してみてください!