iPhone 7と7 Plusでは、カメラの性能も大きく向上しています。
具体的に変わった主なポイントは、以下の4つ。
① 光学式手ぶれ補正:6sと比較して露出時間が最大3倍に
② f/1.8の開口部と6枚構成のレンズ:6sと比べて光を最大50%多く取り込む
③ クアッドLED True Toneフラッシュ:LEDが4つになり、6sより50%明るく発光
④ Appleにより改良された画像信号プロセッサ
参考:iPhone 7 – Apple(日本)
このうち、今回は特に②に注目してみることにします。
光をより多く取り込むようになった、つまり暗所に強くなったと言い換えても良いかと思います。
そこで、同条件の室内で徐々に暗くしていきながらiPhone 7、iPhone 6sのカメラでそれぞれ撮影し、見比べてみることにしました。
明るさを変えながら、iPhone 7と6sで写真を撮り比べた
同じ条件の室内で、光量を徐々に下げながらiPhone 7、iPhone 6sでそれぞれ写真を撮り比べてみました。
まず、十分に明るい状態で撮影。
▼ iPhone 7
▼ iPhone 6s
畳やフィギュアのディテールなど若干iPhone 7の方が細かいような気もしますが、どちらも十分鮮明に撮れていると言っていいかと思います。
少し暗くしてみました。
どちらもまだ十分見られるレベルではあるものの、6s側には粗というかノイズが増えてきたように思います。
▼ iPhone 7
▼ iPhone 6s
さらに暗くします。
それぞれのレンズの実力差が、写真の明るさの違いとして素人目にもハッキリわかるようになりました。
手前の畳の目など、7ではまだある程度細かく描写できていますが、6sではぼんやりとしてしまっています。
▼ iPhone 7
▼ iPhone 6s
もっと暗くして、人間の目でも表情など確認することが難しいくらいの暗さに。
7ではそれでも髪や服の色などが辛うじてわかりますが、6sの写真ではなんとなくの形がわかる程度で7に比べると明らかに暗い。
明るさの条件が違うんじゃないの、と疑いたくなるくらいです。
▼ iPhone 7
▼ iPhone 6s
以上の結果から、iPhone 7のカメラはレンズの改良(その結果としてf値2.2から1.8に明るくなった)、及び光学式手ぶれ補正により暗所にかなり強くなっている、と言えるでしょう。
あとがき
カメラ性能が大きく向上していることは、iPhone 7を利用する上での大きなメリットですね。
なお、iPhone 7 Plusのカメラはデュアルレンズを備えており、光学2倍ズームや被写界深度エフェクト(簡単に背景ぼかし効果を得られる)など7にもない機能を備えています。
iPhoneでの撮影、特に暗所での写真のクオリティをより上げたい方にはオススメです!