2020年になり、ドコモ・au・ソフトバンクともに20GB以上の大容量プランが主流となりました。
ドコモは「ギガホ」、auは「データMAX」、ソフトバンクは「メリハリプラン」。
少ないデータ容量のプランもあるものの割高なので、それほど使わない人は他の携帯会社を選んだほうが良い状態。
大手3社だけでなく、ソフトバンクのサブブランド・ワイモバイルには月14GB使える「Rプラン」がありますし、auのサブブランドであるUQモバイルには「ウルトラギガMAX」という使い放題プランがあります。
格安SIMにも、会社によっては20GB、30GBと大容量データをプラスできるオプションプランが存在します。
一見なんだかすごそうな、これらの大容量プラン。果たして月額いくらかかるのか?
また、データをたくさん使う人によってどこの会社のどのプランがおトクなんでしょうか?
この記事では各社の月々10GB以上使えるプランをまとめて、一覧表にしてみました!
大容量データプランを一覧表で
まずは、各社の大容量データプランを一覧表で見てみましょう。
高速データ容量 |
料金 ※4G契約の場合 | 備考 | |
---|---|---|---|
| 50GB | 8,228円/月 |
動画SNS放題 (YouTube、Twitter、Instagram等がノーカウント) |
| 使い放題 |
8,228円/月(2年契約) 8,415円/月(2年契約なし) | テザリング・データシェアは30GBまで |
| 30GB |
7,678円/月(2年契約) 7,865円/月(2年契約なし) | |
| 14GB | 5,148円/月 |
5分以内無料通話つき Yahoo!プレミアム付帯 |
(みおふぉん) |
20GB 30GB (オプション) |
5,170円/月(23GB) 7,260円/月(33GB) | |
OCNモバイルONE |
10GB 20GB 30GB |
3,168円/月(10GB) 4,840円/月(20GB) 6,578円/月(30GB) | |
DTI SIM |
10GB 毎日1.4GB |
3,080円/月(10GB) 3,190円/月(1.4GB/日) |
※価格は税込
※2020/6/11現在
ソフトバンク「メリハリプラン」
「メリハリプラン」は、データ容量50GBで通話は話した分だけの料金がかかる、主に通話はあまりせずデータ通信ばかりというユーザーに向けたプラン。
さらに「動画SNS放題」が適用されるため、YouTube、Twitter、Facebook、Instagramといった人気サービスのデータ使用量はカウントされません。
YouTubeばかり見まくって毎月パケットがやばい、なんて人にはうってつけのプランですね。
料金は「データプランメリハリ(7,128円)」「通話基本プラン(1,078円」の合計となり、8,206円/月。
「半年おトク割」の利用で6ヶ月間は1,100円安くなるため、その間は7,106円/月。
人によってはさらに家族割、固定回線割が適用される形。
また、月のデータ使用量が2GB以下だった場合、1,650円割引され6,556円/月となります。
通話料は別途22円/30秒かかるので、よく通話する人は割高になる可能性もあります。
そういう方は、オプションで準定額プラン(+550円で5分以内の通話無料)、定額プラン(+1,650円で通話がすべて無料)をつけるといいでしょう。
※価格はいずれも税込
→ ソフトバンクオンラインショップで「メリハリプラン」をチェックする
au「データMAX」
KDDI(au)からは、2020年6月より「データMAX」という使い放題のプランが登場しました。
ドコモやソフトバンクは大容量とはいえ一応上限があるので、使い放題というのは特徴的。
ただし、テザリングやデータシェアでの上限は30GBになるほか、短い期間で大量のデータ通信を行った場合には制限される場合もあるとのことなので注意。
4G LTEの場合月額料金は7,650円で、2年契約にした場合は7,480円。
スマホ応援割Ⅱで半年間月額1,000円割引となるため、その間は6,480円となります。ソフトバンクと同じですね。
データの使用量が2GB/月以下の場合、その月は1,480円割引。これもソフトバンクとほとんど同様。
通話料は含まれていないので、30秒あたり20円を払うか、通話定額ライト2(800円/月)もしくは通話定額2(1,800円/月)のオプションプランに加入が必要。
→ au Online Shopで「データMAX」をチェックする
ドコモ「ギガホ」
ドコモの大容量プランは、毎月30GB使える「ギガホ」。
月々の料金は7,150円で、2年契約ありなら6,980円。
ソフトバンクやauよりもデータ容量がやや少ないためか、若干安い設定となっています。
さらに、2020年5月から「ギガホ増量キャンペーン2」をスタートしており、月々のデータ使用量がなんと倍の60GBとなっています。
キャンペーン終了日は未定ですが、期間内であればかなりおトクですね。そもそも30GBを使い切るような人は少ないので、倍にしても大して変わらないのかもしれません。
通話は20円/30秒の別料金で、5分通話無料オプションは700円/月、かけ放題オプションは1,700円/月。
ワイモバイル「Rプラン」
ワイモバイルの最大容量プラン「Rプラン」は、月々14GBの高速通信が可能。
2020年6月現在、データ増量無料キャンペーン2により1年間のあいだ使える通信量が月々17GBに増えます。
また、新規もしくはMNPであれば6ヶ月間は「新規割」で500円/月割引。
ワイモバイルは、Rプランも含め全てのプランに10分以内の国内無料通話が含まれています。通話をよくする人にはオススメ。
さらに、パ・リーグLIVEやヤフオク等での手数料割引、マンガ・雑誌の読み放題なども含んだYahoo!プレミアム会員が無料で自動付帯するのもポイント。
さらにさらにここが個人的に一番のおすすめポイントなんですが、ワイモバイル&Enjoyパック(月500円だが500円分のクーポンつき)の合わせ技を使うと、圧倒的にPayPayボーナスポイントがもらえるため結果的に超お得に買い物ができるんです。Amazonや楽天なんて目じゃない。

Yahoo!トラベルでもなんと1割引で国内宿泊予約が可能に。

2020年6月のいま、一番おすすめしたい携帯電話会社です。

MVNO(格安SIM)の10GB以上大容量データプラン
実は、ソフトバンクやauに限らずMVNO(格安SIM)でも20GB以上の大容量データプランを提供しています。
私の知る限り挙げてみましょう。
なお、大容量であっても通信速度低下が前提となっているものは除外しています。
▼IIJmio(みおふぉん)
2017年6月より、私がメイン回線として利用しているIIJmio(みおふぉん)も大容量データが利用できるオプションを追加しました。
料金は、データオプション20GBが3,100円、30GBが5,000円。これに加えて通常の音声やデータプラン料金がかかります。
[]さらに、この20GBと30GBのプランを同時に申し込むことも可能。50GBで8,100円ということになりますね。
IIJmioはもう6年ほど使っていますが、個人的に対応が迅速で好印象。
他のMVNOより多少高くても(といっても月せいぜい数十円ほどの差ですが)、使い続けているのは信頼しているためです。
▼OCNモバイルONE
NTTコミュニケーションズが運営するOCN モバイル ONEには、10・20・30GB/月のデータが使える大容量データプランがあります。
価格は10GBが音声対応で月額2,880円、20GBが4,400円、30GBだと5,980円です。
後発かつNTTグループが運営しているためか、3大キャリアはもちろん他の格安SIMの業者よりも割安。
かつ通信速度も比較的安定しており、狙い目かもしれません。
▼DTI SIM ネットつかい放題
DTI SIMにも、高速通信のプランがあります。
10GB使えるプラン(2,800円/月)と、毎日1.4GB使い切り(2,900円/月)という珍しいプラン。通話は別料金です。
▼b-mobile SIM 高速定額
b-mobile SIM 高速定額も、高速通信し放題で定額を謳っているプラン。
音声付きで月額2,780円と、価格だけみるとかなり安い。こちらも通話料は別です。
b-mobile高速定額については、私がTwitter検索等で調べたところによると動画がまともに見られないなどあまり評判が良くないようです。
この記事を執筆当時の2016年でもいま現在の2020年でもそうなので、使い放題とはいえちょっと注意が必要かもしれません。。
※今後の設備増強によって改善する可能性はあります
あとがき
一人で月に20GBも30GBも使う人は少数派かもしれませんが、ヘビーユーザーにとっては高速大容量通信の選択肢が増えるのは喜ばしいこと。もちろんiPhoneでも使えますしね。
格安SIMも含め、メリットとデメリットをしっかり把握した上で自分に合ったプランを選びましょう!