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今後に期待。
めんむすびさんによると、2017年12月時点では「元気一杯」さんとの提携も解消済みとのこと。
ラーメンの味は確かでありながら、その厳しいルールからいろんな意味で有名な店「元気一杯」。
他のラーメン店にはない主な特徴としては、以下の通り。賛否両論渦巻く店である。
・スープから先に飲むこと。でなければ退店
・先に卓上の辛子高菜を食べてはいけない。破ると退店。『高菜食べてしまったんですか!?』
・店内では携帯、撮影厳禁。破ると退店
・店先に監視カメラらしきものあり
実際に行ったときのレポートは、こちらの記事「「元気一杯」写真撮影・携帯禁止、のれんも看板も無し、高菜や麺を先に食べたら退場のラーメン店。でもうまい。」を参照されたし。
その元気一杯の姉妹店ではないか?と噂される店「博多元気一番!!」が2016/6/1にオープンしたとのこと。
(情報元はめんむすびさんのこちらの記事)
果たしてラーメンのクオリティや如何に?
そして、元気一杯で客に課されていた特殊ルールの数々はこの店でも適用されるのか?
退場はあるのか?
【2018/1/30再訪】あの濃厚さとコクはどこへ…?高菜も普通になってしまった
めんむすびさんの記事で、本家本元である元気一杯に「元気一番とは一切関係のないラーメン店となりました」と張り紙がしてあったというのを目にし、元気一番が味を保てているのか確かめるため再訪。
関係がなくなったとのことですが、看板にはでかでかと「元気一杯直伝!!」の文字。
食券制になっていました。ラーメンは濃厚かあっさりかが選べる形に。
平日14時ごろと微妙な時間なのもあってか、以下写真の画面外に先客1人。
オープン当時は高菜がデフォルトで入った高菜ラーメンでしたが、現在は甘口・中辛・辛口の高菜が自由に取れる辛子たかなBAR方式。
壁には「博多元気一番!!の歴史」なるボードがドドンと4枚。
よく読んでみると、「元気一番」の歴史ではなくほとんど「元気一杯」の歴史でした。
創業当初は提携なのかアドバイザリーなのか関係があったとはいえ、元気一杯の張り紙が本当ならもう関係がないはず。こんなボード貼っておくのはアリなんだろうか。。
勘当されているのに「うちの父ちゃんは凄いんだぞ!」とアピールする感というか何というか。
ラーメンが来る前に、3種の高菜を味わってみることにします。甘口、中辛、辛口は唐辛子のまぶされ具合でひと目でわかる。
食べてみると、あれ……?あの感動するほどおいしかったはずの辛子高菜はどこへ…?
最初来たときに食べた高菜は、塩味と辛味のほかに謎のコクがあり、従来の辛子高菜の概念を超えたとまで思えるほど美味しかったんですが。。。
この高菜は正直、普通でした。
ラーメンはどうなっているんでしょうか。
スープを一口。
うーむ……それなりに旨いけど、元気一杯や開業当初の元気一番からすると濃厚さもコクも足りないような。
近くにあればたまに行くけど、遠出してまでは来ないかなというレベル。
麺もなんだか無味無臭で、スープのパンチが弱くなった以上ちょっと物足りない。というかこんなんだったっけ。
久々に柳橋の博多元気一番に。あれ、こんなもんだったっけ…?それなりではあるけど、あの舌にまとわりつくような濃厚さとコクがない気が。少なくとも元気一杯とはまるで違う。店内は元気一杯を受け継いだアピール凄いけど、経営分かれたのは本当なんだろうなと。 pic.twitter.com/hxoltt4T41
— Shotaro Ushijima (@ushigyu) 2018年1月30日
【2016/6/2訪問時】
ラーメン:かなり旨い
辛子高菜:バリ旨い
から
【2018/1/30訪問時】
ラーメン:そこそこ旨い
辛子高菜:普通
に感想が変わったことをお知らせします。残念。
【2016/6/2レポート】あの「元気一杯」の支店「博多元気一番!!」が高菜ラーメン専門店としてオープン
オープン翌日の6/2(木)。
朝から夜までの通し営業と聞いていたので、念のためランチタイムを避け15:00頃に到着。
場所は、福岡の人なら柳橋と言えばわかるだろう。
柳橋連合市場からもう少し東、橋の方に向かうとすぐである。
お、ここだ。「名物たかなラーメン専門店 博多元気一番!! 春吉1丁目1-1店」。
看板で丁寧に住所まで教えてくれている。コンビニよろしくいかにも沢山支店を出してそうな店名ではあるが、もちろん「元気一番」はここだけである。
が・・・・・駄目っ・・・・・!
通し営業なのに15時で既に閉店とは・・・!
翌日、今度はスープ完売の憂き目に遭わぬよう、開店時間すぐの11:10頃に到着。
おお、この青いバケツは元気一杯の営業中の印!
遠目なのでやや見にくいが、元気一杯の参考画像が以下。パッと見店があることすらわからないが、水色のバケツが営業中を表している。
このシステムを踏襲しているようだ。
あたりを見回して監視カメラを探してみたが、どうやら無さそう。
本家・元気一杯ほどではないとはいえ、店があるとは多少わかりにくい入口をおそるおそる開ける。
厳格なルールを告げる注意書きなどは特になし
「いらっしゃいませー!」と威勢のよい男性店員の声に迎えられた。
いや、本家だってルール違反さえ侵さなければ愛想良く迎えてくれるし、油断してはならない。
ただ、私は「この店は撮影してもOKである」と事前情報を得ていた。
おそるおそる、店の様子など撮影してみる。特に咎められる様子はない。
違和感があるとすれば、不自然に窓際にばかり案内されることくらいである。
これから増えるかもしれないグループ客に対応するためなのか、賑わってる感を演出するためなのかは不明だが。
(この後来た客も、1人も座っていない中央カウンターではなく私の隣の窓際席に案内されていた)
以下はトイレに行って戻るときに撮った写真だが、店内にはメニュー以外に特に掲示物はない。
本家には「スープを先に飲むのが好きでなければ利用をご遠慮ください」という主旨の注意書きや、撮影禁止マークが卓上にあったりしたのだが、そういったものも見当たらない。
ここは、高菜ラーメンの専門店らしい。
福岡のラーメン店では卓上に辛子高菜が置いてあるか、メニューとして「高菜ラーメン」があるかのどちらかがほとんどだが、一本勝負というのは始めて見た。
750円というのは観光客ナイズされた一蘭くらいでしか見ない少々強気の価格帯だが、デフォルトで高菜入りのラーメンであることを考えるとまあアリだろうか。
他にもたかなライス、追加たかな漬けと相当高菜にこだわっている様子。
珍しいところでカレー味替玉なんていうメニューもあるようだ。
私はたかなラーメンの辛口を注文。
ちなみにメニューに高菜があることでもわかる通り、卓上には辛子高菜はない。
それどころか箸と水以外は何もなかった。
(調味料はともかくティッシュはどこかにほしかった)
クリーミーなスープ、そして俺史上最高の絶品辛子高菜が味わえた(2016/6/2レポート)
「おまたせしました、たかなラーメンです!」ついにお目当てのラーメンが眼前に。
余談だが所々で見せる店員さんの丁寧さは、むしろ本家のことを意識してあえてやっているようですらあった。
提供されたラーメンを眺めてみる。
福岡で言えば一幸舎を思わせるような泡立ち。(本家・元気一杯が泡立っていたかどうかは忘れた)
そこに大ぶりの辛子高菜がどかんと乗っている。
窓際席でちょうど日陰になる位置だったため、写真がやや暗めなのはご容赦頂きたい。
光が差し込む窓側でもう1枚。いい色だ。
本家のルールに則るわけではないが、個人の嗜好としてまずはスープを一口いただく。
うむ、クリーミーでコク深くそれでいて豚骨臭さのない純トンコツスープ。おいしい。
ただ、本家に比べればクリーム感というかポタージュ感が抑えめのような気がした。もうワンパンチほしい感じ。
次に、辛子高菜を食べてみる。
…うわあああ何コレ!?うまっ!!辛子高菜ってこんなに美味しくなるの!?!?
辛子高菜といえば、ご飯やラーメンのお供にコリシャキとした歯ごたえと辛味のアクセントを加えてくれるもの、その程度の認識だった。
その境界線を悠々と超え、個人的辛子高菜ランキングでダントツの1位にこの瞬間輝いたのがここ博多元気一番の辛子高菜である。
正直、本家の辛子高菜は「スープにこだわる割に、スープの味がわからなくなるくらいすごい辛い」というイメージしか無かったので、他のラーメン店とも本家ともまるで別物(と感じる)の絶品辛子高菜が乗っていて度肝を抜かれた。
※本家高菜ももしかすると同じ味だったのかもしれない。辛さや緊張や思い出補正がかかっているだけで
※私が頼んだのは「辛口」なので、「激辛」「バリ激辛」を選ぶと本家に近づくのかもしれない
麺はスタンダードな細麺。十分にスープと絡み過不足ない。
辛子高菜がなじんだ後のスープは、辛味と謎の旨味成分が溶け込んでおりより深い味になっている。最初に感じた若干の物足りなさはスープ数口で薄れ、この時点ではもう全く無い。
もしかすると、これを見越してスープの方は少しだけ控えめの刺激にしているのだろうか。
腹の容量的には1杯で十分なのだが、気になるメニューは試してみたくなる悲しい性を発揮し「カレー味替玉」を追加注文。
見た目はまるでミートソーススパゲッティ。でも乗っているのはなかなかに本格的で濃厚な欧風カレールーである。
そのままでもカレースパゲティ風ラーメンとして食べられそうなくらい。
替玉が来るまでに結構スープを飲んでしまっていたが、構わずカレー味替玉を投入!
しっかり混ぜてから食べると、元々クリーミーでコクのあるスープと辛子高菜成分にさらに濃厚カレー風味が加わり、さらにパンチ力のある味わいに。
豚骨ラーメンとカレーを混ぜると言われたら身構えるかもしれないが、どっちも好きなら全く心配はない。
ただ、個人的には豚骨ラーメン+高菜で十二分なコク深さがあるため、カレーは別途小さな丼でいただくのがより良いかなと感じた。
その辺は好みもあると思うので、お腹に余裕のある方はぜひ試してみてほしい。
帰り際、店員さんに聞いてみた。
私『ここって、元気一杯さんの支店なんですか?』
店『同じところが運営してるんですよ。』
私『ご主人もおかみさんもおられないですよね。お弟子さんがやってらっしゃるんですか?』
店『はあ、後ろの・・・(と言って厨房に立っている方をチラリと見ながら苦笑い)』
ルールのことなども聞いてみたかったが、これ以上は迷惑になりそうだったので止めておいた。
支店という位置づけなのかはわからないが、元気一杯の流れを組む店であることは間違いなさそうだ。
再度訪問(2016/9)
3ヶ月くらい後、再度訪問してみました。
前回は辛子高菜がデフォルトで入ったラーメンでしたが、別皿に入って出て来る形式に変わっていました。
また、価格が750→700円へと値下がり。
スープの濃度・粘度が増し、より本店である元気一杯に近づいた印象があります。
高菜に関しては、前回「辛口」を頼んでめちゃウマいながらも辛さはまだ行ける感じだったので「激辛」を頼みましたが、次元の違う辛さで口が痛い。。。
成分が違うのか味覚が麻痺するのか、前回ほどの旨味を感じることができませんでした。
元気一杯の辛子高菜はこんな感じだった気がする。
かなりの辛いもの好きな私でもこれだったので、よほどの激辛好きでない限りは辛口までに留めておいた方がおいしくいただけると思います。
あとがき
味は良くても、独特のルールや店での緊張感を考えると人を連れて行きづらかった「元気一杯」。
だが、この「博多元気一番!!」であれば味的にも雰囲気的にもこれからちょくちょく訪れたい、外からのお客さんも連れていける店だなと感じた。
……んですが、2018年の今や元気一杯とは関係がなく、味も当初からはずいぶん落ちてしまったようです。
特にあの感動の辛子高菜が全然普通になってしまっていたのはショック。
それでも「普通にうまい」くらいのレベルにはあると思うので、お近くでラーメンが食べたくなったら寄ってみてもいいかもしれません!
店名 | 博多元気一番!!春吉1丁目1-1店 |
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電話番号 | – |
住所 | 福岡市中央区春吉1丁目1-1 |
営業時間 | 11:00〜23:00(スープが切れ次第終了) |
定休日 | (不明) |
Web | めんむすび:【博多元気一番】”満を持し” あの元気一杯の姉妹店が春吉に!気になるそのルールとは? | めんむすび |
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