個人事業主や小規模法人などで自ら会計をする場合、大抵は市販の会計ソフトを利用します。
その中でも最も普及しているのが弥生会計(やよいの青色申告)ですが、1つ1つ手入力するのはやはり面倒なのと、MacユーザーにとってはWindowsでしか利用できないのが大きな難点。
※現在では自動取り込みに対応し、Macでも使えるWeb版のやよいの青色申告オンラインというクラウド会計ソフトも出ている模様
私も仮想ソフトVMWareを使ってMacにまずWindowsを導入し、そこに「やよいの青色申告」をインストール…という手順を踏んでなんとか使っていました。
その難点を解消できるのが、「MFクラウド確定申告(旧:マネーフォワード for business)」という会計サービス。
Webベースなので、MacもWindowsも関係なく使えるのです。これが本当に嬉しすぎる。
また、銀行やクレジットカード会社と連携して明細を取り込むことができるので、仕訳がスーパー楽。
明細書を見ながら1つ1つ手入力する必要がないのです。自動で取り込んだ明細を見ながら、必要に応じて勘定科目を修正するだけ。
今まで使っていたやよいの青色申告から移行してみたのですが、特に困ることもなくスムーズにいけました。無料で試用できるので、とりあえずデータを移行してみて使ってみるといいかもですね。
今回はその移行手順をご紹介!
弥生会計(やよいの青色申告)からデータをエクスポート
まずは、弥生会計(やよいの青色申告)からデータをエクスポートしましょう。
「帳簿・伝票」から「仕訳日記帳」を選択。
「ファイル」-「エクスポート」。
書式は「汎用形式」、区切り文字は「カンマ(CSV)形式」にして出力します。ファイル名は任意でOK。
MFクラウド確定申告にデータ取り込み
次に、エクスポートしたファイルをMFクラウド確定申告に取り込みます。
最初に、年度を合わせておきましょう。(取り込めるのは1回につき1年分)
私は2013年度分までやよいの青色申告、2014年度分からMFクラウド会計にできればと思っていたので、2013年のものを取り込むことにしました。
「入力・仕訳」から「ファイルの入出力」を選択。
「仕訳データをインポートする」。
データを取り込む会計ソフト(今回は弥生会計)のタブを選択し、さきほど出力したファイルを選択してアップロードします。
やよいの他にも会計王、勘定奉行、やるぞ!青色申告、freeeと様々な会計ソフトからの移行に対応しているんですねー。
インポートの確認画面。
取り込むCSVファイル(エクセル表のようなものをイメージするとわかりやすいかも)の項目が合っているかどうかをチェックし、必要に応じて修正します。私の場合は特に必要ありませんでした。
会計ソフト上で独自の項目などを使っている場合は、その確認画面が出てきます。
それらがどういう分類(例えば「経費」など)にあたるのか、選択して追加していきます。
最後の確認画面。内容に問題なければ取り込み(インポート)開始。
以下のような表示が出ていたのでインポートに時間がかかるかと思ったのですが、即時取り込みされていました。
以上で移行完了です!
公式の手順書(SlideShare)もあります
ここまでの手順は、公式の手順書に沿ったものです。
もし当ブログの説明でわからない点があれば、そちらを参照ください。
あとがき
今いろいろと使ってみているのですが、なぜもっと早く移行しなかったのかと思うことしきりです。。。
Macでストレスなく使えるのはやっぱり嬉しいし、明細自動取り込みをうまく使えば今までの労力を何分の一にもすることができそう。
これ本当おすすめです。無料である程度の機能を利用できるので、ぜひ試してみてください!