3月は卒業の季節。そして4月になると新しい学校や会社に入り、はじめて一人暮らしの新生活を始めるという人も多いことでしょう。
一人暮らしを始めるともなると家具や家電、さまざまな生活用品が必要になるものですが、そこで注意しておきたいのが買い物のときに無駄なものや、不必要に高価なものを買ってしまうこと。
私自身も新生活の開始時に不要なものをかなり買い揃えてしまい、あとでお金がなくなってきたときに「ああ、あのとき結構無駄な資金を使ってしまったなあ。。。」と後悔したものです。
というわけで今回は、一人暮らしの買い物時に気をつけておくべきポイントを一人暮らし歴15年のベテラン(?)な私から5点、レクチャーしていきたいと思います!
① 必要になってから買え
まず最も気をつけたいのが、「不要な物の買いすぎ」。
始めての一人暮らしだと、最初は何が必要で何が不要かのボーダーラインがイマイチわかっていないはず。
そしてどうなるかというと、実家と同じものを揃えようとしてしまうのです。結果ムダなものが増える。
私の場合、ムダの象徴として代表的だったのは電気ポット。
実家では家族5人が住んでおり、しょっちゅうお茶を飲んでいたり、家族の誰かは常に家にいたりしたのでよくお湯を使っていました。
ですが一人暮らしだと、学校や会社、遊びに行ったりなどで家を空けることも多く、一人だと面倒なので急須でお茶を淹れることもめっきり少なくなりました。結果、大して使いもしないのにお湯を保温しておく電気代ばかりがかかるという事態に。
それに気付いてからは、以下のポットを買って都度沸かすようにしています。
以上の例からもわかる通り、自分の一人暮らしに何が必要/不要かは生活してみないとわからないもの。
最初から確実に必要だとわかるものでもない限り、モノは「必要に迫られてから」買うようにすることで、ムダを防ぐことができます。
② 物は増やすと負債になる。特に一人暮らしの狭い部屋では
物が増えるというのは、お金が出て行くばかりではありません。一人暮らしの狭い部屋のスペースを占拠してしまうのです。
私はずっとこのことに気づかず、家にどんどん物が増えていくという事態に陥っていました。。。
物が増えた分スペースは減るので、毎日その狭くなったスペースで生活しなければなりません。
大きなものなら捨てるときにもお金がかかるし、引っ越しも手間・コストともに大変に。
何かを買うときには、お金の出入りだけでなくスペースの増減についても考えてから決めることをおすすめします。
ちなみに、どうしても際限なく増えてスペースを圧迫しやすい「本」については、データ化してしまうのがオススメ。いわゆる「自炊」ですね。
本の自炊方法まとめ。裁断、スキャンからタブレット・Kindleでの読書まで徹底解説!
③ 家電や家具など高額の買い物は一旦持ち帰れ、ネットと比較せよ
買い物で最初に特にお金を使うのが、家電や家具といった高額の買い物。
例えば家電量販店や家具店などを回り、一気に買い揃える方も多いでしょう。
でも、ちょっと待ってください。そんなに簡単に数十万円の買い物をその場で決めてしまっていいんでしょうか?
当然お店の人はその場で割引やポイントなどを持ち出し決めてもらおうとするでしょうが、そこでは決めずに必ず持ち帰って検討するのが賢いやり方。
そして、他店や価格.com、Amazonなどを型番や商品名で調べ、価格比較してみてください。
大抵の場合はネットで買う方が安いと思うのでそちらで買うなり、その情報を武器に量販店で交渉してみるなりするといいでしょう。簡単に数万円は違ってきます。
但し1点だけ注意。量販店にしろネットにしろ、重たいものは設置まで込みでお願いするようにしましょう。
冷蔵庫くらいまでなら(男性なら)一人でも頑張れるかもしれませんが、ドラム式洗濯機だけはほんと無理。設置依頼必須です。
④ 100円ショップで買えるもの/買えないものを確認しておく
生活に使うこまごましたものも、あれもこれもと買っていると積もり積もって結構な金額と量になってきます。
そこで勧めたいのが、100円ショップで買えるもの/買えないものを最初に確認しておくこと。
代官山アドレスに100円ショップがオープン / yto
先に確認しておくことで、後でスーパーやホームセンターに行ったときに「これ必要だけど100円ショップにあったよな」と比較することが可能に。
もちろん100円ショップの商品には粗悪なものもあったりするのですが、普通に使えるものもたくさんあります。
私の経験上で言えば、ラックやバスケットなどの整理グッズ、食器類は特にハズレが少なく長く便利に使えるものが多い印象です。
⑤ 自炊(料理)は続けないと逆にお金がかかる
節約、あるいは健康のためにと自炊をはじめようと意気込んでいるかもしれませんが、一人分を作るというのはかなり大変。
単発だと外食した方が安上がりになることも多いです。
いざ続けようと頑張ってみても、友人との外食が入ってしまいそのまま食材が無駄に…という場面も少なくありません。
「コストがかかっても作りたい」「友人や付き合ってる相手と一緒に食べる」「食事に誘われても断って自炊する」といった考えがないのであれば、自炊をするより周りに栄養バランスのいい定食屋さんでも探した方がいいかもしれません。
あとがき
この春から一人暮らしを始める新社会人・新入生の方はぜひこの記事を参考にして、無駄ァなものを買わないよう気をつけてみてください!
「鍋キューブ」「プチッと鍋」&100円ショップ鍋で、一人鍋がめちゃ捗る
直接照明と間接照明を使い分け、気分をコントロールしよう。(「頭が良くなる照明術」著・結城未来)