日本の2大都市、東京と大阪。
ビジネスに旅行にと、この2つの都市を行き来する人はもしかすると日本で1番多いかもしれません。
では、その移動手段としてはどれが一番いいのでしょうか?
人気路線だけあって新幹線、バス、飛行機などさまざまな種類がありますし、価格を取るか快適性を優先するかといった視点によっても変わるとは思いますが、意外としっかり比較したことがない人も多いのではないでしょうか。
以前国内旅行を安く済ませるために調べるべき予約サイトについてはまとめましたが、今回は東京〜大阪間に特化して移動手段にはどういうものがあり、どういった特徴があるのかを比較してみました!
目次
ツアー(航空券+ホテルで安くなる場合も)
まず調べておきたいのが、航空券や乗車券とホテルがセットになった「ツアー」。
ツアーといってもはとバスのように添乗員さんが先導するものではなく、単に交通と宿泊がセットだというだけです。
単純に足し算した値段よりも多くの場合安価となっており、時期によっては航空券や乗車券を普通に往復予約するよりも安いことすらあります。
私がよく使っているのは、エクスペディアという予約サイト。
ツアーはもちろん航空券のみ、ホテルのみでも予約でき、国内・海外ホテルの最低価格保証も行っている便利なサイトです。
ただし、国内線の航空券はLCCのジェットスターやピーチが中心となっており、ANAやJALやスカイマークといった航空会社は提携していないため注意。
他には、「トラベルコちゃん」も非常に多くのツアー会社を網羅しており便利なサイトです。
東京からUSJに、もしくは大阪からディズニーに遊びに行くならジェイトリップツアー。
ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパン、沖縄ダイビング、北海道スキーに特に力を入れているサイトなので、他のサイトに掲載されていない多くのツアーがありますよ。
J-TRIPがなぜディズニーやUSJツアーを探しやすいのか、解説は以下の記事でどうぞ。
新幹線
東京-大阪間の移動で最もポピュラーと思われる新幹線。揺れが少なく車内も比較的広いため、とても快適です。
デメリットを挙げるとすれば、高止まりしてなかなか安くならない料金でしょうか。
▼価格
・のぞみ指定席13,850〜14,250円(ひかり・こだまは13,550円)
・自由席13,240円(金券ショップでも12,900円ほど、あまり安くならず)
早めに予約することで安くなる割引プラン等の例は以下。
・エクスプレス予約 最安12,000円(3日前までに予約、但しEXPRESS CARDかJ-WEST CARDが必要)
・ひかり早特きっぷ 12,000円(1週間前までに購入)
・ぷらっとこだま10,000円(繁忙期11,500円、変更不可、途中乗降不可など制限あり)
▼所要時間
約2時間半。
渋滞と無縁なため、事故がない限り時間通りに行けるのもメリット。
▼快適性
おそらく移動手段の中で最も快適な部類。
移動中にパソコン広げて仕事なんていうのも余裕。
▼予約方法
インターネットなら、以下のサイトで。
または、各駅のみどりの窓口など。
▼総評
価格がネックではありますが、速く快適に、オンタイムで移動したいならば新幹線でしょう。
ビジネス用途であればもはや独壇場といった感もあります。
もうちょっと安くならないかなあ・・・。
バス
安さを最重要視するなら、やっぱり高速バスが便利。
ただし、車内が狭くて揺れる、時間がかかる、渋滞に影響されやすいなどデメリットも多いので、あくまでお金がなかったり他の選択肢を選べないときの手段となるでしょう。
▼価格
4列シートなら約4,000円台から。
運行時間やシート配置(4列・3列・2列)により異なり、2列シートの豪華なものは約12,000円するものも。
繁忙期にはかなり価格が上がるため、新幹線との差額は小さくなる。
▼所要時間
標準で8〜9時間程度、但し渋滞状況に左右される
▼快適性
基本的にはかなりキツイ。長時間座っているのであちこち痛くなるし、夜行でもぐっすり眠れないことが多い。
バスにも装備してありますが、私も使っているクッション付きの気持ち良いスリッパや、無印に売っているネックピローなど可能な限り移動快適化グッズを用意しておくと吉。
なお、2列などの豪華シートを選べば快適らしい。
▼予約方法
WILLERや楽天トラベル等、各バス会社や旅行会社のサイトにて予約可能。
⇒ 高速バス「WILLER EXPRESS」を公式サイトでチェックしてみる
▼総評
新幹線と同じくらいする豪華シートを選ばない限り、基本的には価格重視で他の面は犠牲にすることになるでしょう。
時間や快適性は失われても、とにかく安く移動したい場合に。
飛行機
▼価格
LCC(格安航空会社)
ジェットスター:4,690円から(下記のピーチ就航より、対抗値下げすると思われる)
ピーチ:3,790円(2013/10/27より就航)
バスさえも凌駕するレベルで安いが、市街地から離れた場所にある成田空港〜関西空港を利用するのでそこまでの電車/バス賃(手段にもよるが約3,000円ほど)も考慮が必要
ANA,JAL
最も安い「特割」で10,000円台前半。
成田や関空よりアクセスのいい空港を使うとはいえ、価格もトータル所要時間もあまり変わらないことを考えると、新幹線を差し置いて使うほどの優位性はあまり感じない。
▼所要時間
飛行時間は約1時間
但し、空港までのアクセスや保安検査等で早めに行く必要などを考慮する必要あり
▼快適性
シートはやや狭めで電子機器が離発着時使えないが、特に不自由はしない程度。
4列バス以上3列バス未満といったところ。新幹線とは比べるべくもない。
▼予約方法
おもにネット予約。
▼総評
トータルの時間が新幹線とそれほど変わらないことを考えると、手続きの面倒さや空港へのアクセス面で東京-大阪の距離ではあまり優位性を発揮できない印象。
新幹線よりは面倒で快適性に劣り、高速バスよりはお金がかかるというこの中間的位置づけをどう考えるか。間をとる理由があれば利用もアリ。
自動車、レンタカー
車持ちでかつ荷物が多い、人数が多い、現地での車移動を想定している、小さい子供がいるようながいるような場合には、自動車が便利な場合もあるでしょう。
場合によってはレンタカーを借りていく方がいいかもしれません。
ただ、大都市間の移動となるので渋滞には十分注意が必要です。
▼価格
高速料金は、ETC休日割引を使い最安で約7,000円。
多くの場合大きく割引されるETCは必須。
また、別途ガソリン代が必要。
距離が約500kmなので燃費20km/lとして3,750円。
駐車場所・駐車料金も考慮が必要。
▼所要時間
空いていれば約5時間半。
但し、交通状況に大きく左右される。特に帰省ラッシュ時は想像を絶します。。。
▼快適性
運転手はけっこう大変だが、休憩や音楽・会話などが自由にできる分格安バスよりは快適か。
小さな子供連れの場合は、気を使わなくてよくチャイルドシートが使える分かなりアドバンテージあり。
▼予約方法
大手レンタカー会社のサイトを通じて予約するのが一般的ですが、私がレンタカーを予約する場合によく使っているサイトが「たびらい
大手では扱っていないような割引プランがあったりして、重宝しています。それぞれ比較して安い方を選ぶのもアリですね。
▼総評
お金も労力もそれなりにかかりますが、2人以上の場合(価格面)、子供連れや荷物が多い場合(快適性の面)、などでは有力な選択肢の1つとなりそうです。
在来線
その他、在来線で行くという手もあります。
但し、標準料金だと8,510円で乗換6回、所要時間は約10時間とあまりいいところがないので、現実的には18きっぷを使う場合のみでしょう。
あとがき
以上、東京〜大阪間の移動で使う交通手段を比較してみました。
私の結論としては、ビジネス時や快適性で選ぶなら新幹線、安さで選ぶなら高速バス、盆・正月・GWなどラッシュ時以外で友人や家族とワイワイ行くなら車で、という感じでしょうか。
もし上記以外でもっと安く、あるいは快適に移動できる方法があればぜひ教えてください!