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Curriculum Vitae / the Italian voice
就職活動をしていて、最初に戸惑うのが「エントリーシート」。
多くの学生はせいぜいバイト応募で履歴書を書いたことがある程度で、企業の出す課題に対して自分の文章で表現・アピールする、なんていう経験は無し。
(私もそうでした)
「自分の長所・短所って言われても何書けばいいんだ!」「志望動機って言われてもうまく表現できないよ!」という人も中にはいることでしょう。
(私もそうでした)
そういった就活生の方々に向け、私が今までの就活・社会人経験から考える「エントリーシートを書く際に押さえておくべきポイント」を5つにまとめてみました。
① 面接にもつながる”ストーリー”をつくる
Story Corps Grand Rapids 10-5-09 1 / stevendepolo
エントリーシートの審査に通過すれば、次は面接。
企業によりますが、大抵の場合面接官の手元にはエントリーシートがあり、その内容から質問をされることが多いです。
なので、エントリーシートを書くときにはその先の面接まで見据え、その企業に対してどういうアピールポイントを持ち、どういうストーリーで臨むのかを先に考えておくとよいと思います。
そこに終始一貫した主張があると、好印象を得られることでしょう。
逆に言えば、エントリーシートや履歴書に”ストーリー”の無いものは書く必要がないということです。
例えば「趣味に『ゲーム』とありますが、なぜゲームが好きなのですか?」と聞かれ、「あ、その、ゲーム好きなんで。。。」くらいの答えしか無いのであれば、むしろ書かない方が良い。
その質問に対し「私はゲームから多くのことを学びました。例えば・・・」なんて返しができるなら(あるいはストーリーを作れるなら)、書くのは全然ありだと思います。
② 嘘はオススメしないが、点を線にしたり、事実の一部のみ切り取るのはアリ
Connect the Dots / andersabrahamsson
就活指南書では、よく「嘘は面接官にバレるから、つかない方が良い」と書かれているのを目にします。
私は、これは半分合っていて半分間違っていると考えています。
面接官といってもほとんどが普通の社員。特別優れた眼力を持っているわけではありません。
嘘のストーリーを作り上げ、面接でも挙動不審になったり論理破綻せず完璧に演じきれる自信があるなら、それも一つの才能。やってみても良いでしょう。
ですが、やはり多くの人はどこか自信なさげに振舞ったり、突っ込まれてどもったりしてしまうもの。
なので結局うまくいかない場合が多いし、私もオススメはしません。
だからといって、全てを正直に書くのがいいのかというと、そうも思いません。
例えば、自分の中でつながっていなかった話(点)を1つのストーリー(線)にする。
これなら”ほぼ”事実なので、つなげる部分の話だけをしっかり構築しておけば破綻することもないですし、様々なストーリーが作れるでしょう。
また、事実の中でもアピールしやすい部分をピックアップする、というのも重要。
特にアピールポイントでもないところを、全てバカ正直に話す必要は全く無いのです。
例えばプレゼンテーションでグラフを使う場合に、一部のみを切り取ったり、軸の取り方を工夫して良く見せようとする手法がありますが、それと似たようなものです。
③ 肩書きや結果よりも、プロセスや考え方をアピール
ほとんどの場合、企業はあなたがどんなサークルにいたとか、部長をやっていたとか、何かの賞をとったなどということに関心はありません。
ただ、「ウチに入ったら活躍してくれそうだな」と思う人を選ぶ。それだけなのです。
なので、よい結果を出したことをアピールしたいなら、必ずそれに至るプロセスを書くようにしましょう。
どういう状況で、何を考え行動し、何を得たのか、感じたのか。
担当者はあなたのサークルやバイトのことなど知る由もないですが、具体的にどういう状況でどう考えて実行したかということが理解できれば、仕事で困難に直面したときどう対処するか、といったことが想像しやすいに違いありません。
④ ベースの話から、相手によって変化をつける
例えば恋愛にしても、「うまくいきやすいパターン」はあるにせよ、相手のタイプによってアプローチの仕方は変わってくると思います。
就活も同じ。
応募する会社のタイプ、仕事内容、求める人材像によって、アピールするポイントは微妙に違ってくるはず。
ベースとなるストーリーをねじ曲げる必要はありません。
ただ、その中でどの部分を強調するか、多くの文量を割くかといったところをうまく会社に合わせて調整すると良いでしょう。
⑤ 誤字・脱字、文章のレベルを一定以上に引き上げる
The review part 2 / withassociates
いくらいい話を書いたとしても、内容如何に関わらず読む気の無くなる文章はそれだけでアウト。
(担当者は何千枚というエントリーシートを見るわけですから・・・)
誤字・脱字の有無はもちろんのこと、句読点の付け方、選ぶ言葉のセンス、趣旨が一貫しているか、わかりやすいかなど、文章を見ればある程度筆者の知的レベルが推察できてしまいます。
これは自分ではそうそう気付けないことなので、(能力的に)信頼のおける知り合いに見てもらうしかないと思います。
この点自信のない人は、知り合いで一番頭のいい人、文章の書ける人(小説のような文ではなく、論理的にわかりやすい文章を書ける人)にお願いしてダメ出ししてもらいましょう。
エントリーシート添削サービスなるものもあるようなので、ちょうどいい知り合いがいない方は利用してみてもいいかもですね。
あとがき
以上はあくまで私の知識・経験からくるものなので、これが正しいというつもりはありません。
ですがもしこれからのエントリーシート作成に参考になるポイントがあれば、うまく活用してみてください。幸運を祈ります!
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