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定番スキャナーScanSnap iX500で自炊!本に合わせた最適な設定と手順とコツ

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ScanSnap iX500のスイッチオン

最新機種はScanSnap iX1500。今買うならそっちがおすすめ
iX500発売から6年の歳月を経た2018年11月、液晶タッチパネルを備えた最新機種ScanSnap iX1500が発売されました。
タッチパネルで操作可能なほかスキャン速度など基本性能もアップしており、今購入するならこちらがおすすめ。

レビュー記事は以下からどうぞ。

↓ScanSnap iX1500レビュー
ScanSnap iX1500の使い方と設定方法。自炊用にも優秀な超定番スキャナー【レビュー】

↓iX1500とiX500の比較記事
ScanSnap iX1500とiX500はどこが違う?スペック・デザイン・新機能で比較してまとめた

どうも。自炊(本の電子化)ブロガー@ushigyuです。

先日手に入れ、自炊に名刺のデータ化にと便利に使っているScanSnap iX500

スキャンの速度がアップし、重送(重ねて読み込んでしまうこと)もしにくくなってかなり満足度は高い。

前世代のScanSnap S1500と設定はほとんど同じなのですが、ここで改めて自炊時の設定についてまとめておきたいと思います。

今までの記事で書き忘れていた、ちょっとしたコツもご紹介!


本の種類に合わせて、ScanSnap iX500を設定

ScanSnap iX500においても、S1500のときと同様スキャン前に本に合わせた読み取り設定をしておくのが鉄則。

ざっと見ていきましょう。

▼アプリ選択

特にどれでも構いませんが、プレビューで念のため読み取り結果を確認しておくと良いですね。
DropboxやEvernoteに保存したい方は、ここで設定しておきましょう。

Ix500 jisui 1

▼保存先

こちらも保存したい場所を、お好みで。

iX500では、S1500のときにはなかった「読み取り後、ファイル名を変更します」が追加になっています。

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ここにチェックを入れておくと、事前にファイル名を決めなくてもスキャン後に以下のようなウィンドウが出て、名前を変更してから保存できます。

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もちろん、「ファイル名の設定」から事前に名前を決めてからスキャンしてもOK。

Ix500 jisui 3

▼読み取りモード

画質は、クオリティ十分かつスキャン速度が落ちない「スーパーファイン」推奨。
エクセレントまで画質を上げても、スキャン元の本がよほど精密なものでない限りあまり意味はないでしょう。

ファインまで下げても十分読めますが、文字のかすれが若干ですが気になってきます。サイズとの兼ね合いで選んでみてください。

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カラーモードは、以下の通り設定しましょう。
・カラー:白や黒以外の色が使われているカラーの本、雑誌など
・グレー:マンガ、挿絵の入った本など
・白黒:文字のみの本など

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なお、カラーモード「白黒」で挿絵ありの本をスキャンすると、以下のような感じに。

きれいに保存したければ「グレー」ですが、挿絵は以下のようになっても問題なければ「白黒」にするとサイズがぐっと小さくできます。

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なお、「継続読み取り」はオンにしておきましょう。
本を複数回にわけてスキャンする場合でも、1つのファイルにまとめることができます。

▼ファイル形式

PDF、JPGはお好みで。それぞれの特徴は以下の通り。
・PDF:1ファイルにできる、OCR(文字認識)可能、対応アプリ多し
・JPG:ZIPファイルにまとめる必要あり、PDFに比べファイルサイズ小

あえて使い分けるならマンガはJPG(ZIP)、その他はPDFといったところですが、私は全てPDFファイルにしています。

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OCR(文字認識)をかけたい人は、「検索可能なPDFにします」にチェックを入れましょう。オプションで「全ページ」にするのも忘れずに。

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この設定をしておくと、本のPDFファイル内の文章を検索したり、コピーしたりすることができるようになります。

S1500ではこのOCRにかなり時間がかかっていましたが、iX500ではいつOCRをかけたかわからないほど劇的に早くなりました。常時ONでも良いくらい。

▼原稿

ここはいじる必要ありません。裁断した本を普通にセットしてスキャンするだけで、自動的に認識してくれます。

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▼ファイルサイズ

こちらもいじる必要なし。
ファイルサイズは、画質の違いで調整すれば良いでしょう。

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なお、iX500から搭載された「読み取って直接モバイル機器に送信できる機能」を使う場合は、ScanSnapのアプリ内で上記と同様の設定をすればOKです。


本をScanSnapにセットするときのコツ

あとは以下の手順で裁断した本をスキャンするだけなのですが・・・

自炊に最適!Carl(カール)の裁断機DC-210Nを使った本の裁断手順

ここで、ちょっとしたコツを紹介。

ScanSnapにセットする際、裁断したものをそのままセットするのではなく、

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少し傾きをつけてからセットするとScanSnapが読み取りやすくなり、セットできる枚数も多くなります。お試しあれ。

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セットしたら、あとはボタンを押すだけです!

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継続読み取り or 読み取り終了

ScanSnap iX500のセット可能枚数は、仕様上は最大50枚。実際にはもっといけますが、いずれにしろ1冊分を一気にスキャンするのは難しい。

よって数回に分けてスキャンするのですが、その際に1つのファイルにまとめるためには前述の「継続読み取り」設定をオンにしておきます。

この状態でセットされた本をスキャンし終えたら、以下のようなウィンドウが出てきます。

ここで、まだ続きがある場合は「継続読み取り」、本1冊を全て完了した場合は「読み取り終了」をクリックすればOKです。

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読み取っている様子の動画もどうぞ。隣は旧モデルのScanSnap S1500です。


重送(重なって読み込み)してしまい、止まったときの対処

ScanSnap iX500は、S1500に比べてかなり重送しにくくなっています。
とはいえ、裁断が不十分で糊がくっついていたり、薄い紙の雑誌では重送が起こることもあり得ます。

その場合は、以下のようなウィンドウが出てスキャンがストップ。

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重なって読み込んでしまった原稿をセットし直して(糊でくっついている場合は剥がして)、上記設定が「残さない」になっていることを確認して「継続読み取り」をクリック。これでまた続きのスキャンが始まります。


あとがき

定番機のモデルチェンジには賛否両論がつきものですが、このiX500はS1500の良いところは残しつつ着実に進化したな、という印象。

これからスキャナーを購入するのであれば、間違いない機種だと思いますよ。

自炊(本の電子化)に使用する場合の設定は本記事の通りなので、参考にどうぞ!

自炊まとめ記事は以下から。この記事を見れば全てわかるようになっています。

【保存版】本の自炊方法まとめ。裁断、スキャンからタブレット・Kindleでの読書まで徹底解説!


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