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先日の記事「Google Analyticsで、都道府県別・市区町村別の訪問数を調べる方法」に引き続き、LIGさんの以下の記事に触発されて当ブログでも全国からのアクセス数ランキングを作ってみました。
全日本LIGブログ訪問者数ランキング BEST47を調べてみた。 | 株式会社LIG
ですがそれだけだとよくわからないので、人口ランキングと比較して「人口の割にアクセスしてくれている/そうでない県」はどこなのか?調べてみました。
仮説を立ててデータを眺めたり、書く記事が変わると地域ごとのアクセス状況がどう変わるか調べたり・・・分析するのはおもしろいですよ!
ExcelかNumbersに貼り付けて見てみる
分析といっても難しかったり高価なツールが使えるわけでもないので、とりあえずNumbersに貼り付けて見てみることにしました。
WindowsならExcel、MacでNumbersを持っていない人はOpenOfficeでも何でも表計算ソフトなら問題ないでしょう。
まずは以下の記事を参考に、都道府県別のアクセス数を表示。
(なお、Analyticsの左メニューからユーザー>ユーザーの分布>地域 でも都道府県別の表示は可能のようです)
Google Analyticsで、都道府県別・市区町村別の訪問数を調べる方法。海外からのアクセスも!
データが表示されたら、上部メニューの「エクスポート」からデータを出力。
TSV形式であれば問題ないでしょう。
あとは、それを表計算ソフトに貼り付ければ自分でいろいろ操作できる分析のベースとなるデータができあがり。
都道府県別の人口ランキングと比較
次に、Wikipediaの情報を参考に人口一覧の順位(人口の多い順)を横に並べてみます。
(集計期間は2012/1/1〜11/30)
すると以下のような感じに。
見方は以下の通り。
・上から訪問数の多い順に整列
・「ランク」列が訪問数順位、「人口」列が人口数順位、「差」列がランクと人口の順位の差
・差がプラス(青字)だと、人口順位の割に訪問数が多いことを指す
いろいろ考察してみる
次に、「差」列の数が大きい順(=人口の割にブログ訪問者が多い順)に並べてみます。
近畿や四国の一部、北陸、沖縄で比較的人気が高いという結果に。
逆に、宮城を除く東北地方や北関東ではイマイチ。
九州でも、福岡以外はいまひとつだったのが残念です。
しかし、滋賀県や石川県、奈良県などで比較的読まれている理由は不明。
こういったデータからいろいろな考察ができます。
・上記の人気の高い県の理由は?男女比?年代比?県民性?特定の記事が読まれてる?
・人口の差の割に東京の訪問数が圧倒的。これは不明分が東京に振り分けられてるのか、それとも昼間に首都圏の東京勤務者がアクセスしてるからなのか?
・佐賀県の訪問別ページビューが突出している理由は?
・他のサイトやブログと比べてみると傾向はどうか?
今回はこれ以上あまり詳細には調べませんが、例えば人口数vs訪問数比を出してより詳しく調べたり、市町村にドリルダウンして都市部と田舎の違いを調べたりなどなど、使い方次第で様々な分析ができます。
他には滞在時間やAdsenseのクリック率、収益などももちろん調査可能。
私の場合は特定の地域に向け発信しているわけではないのでいいのですが、例えば地場の企業やサービスサイト、ブログなどでは参考になるデータかもしれませんね。
また全国区の企業であっても、知名度の高い場所・低い場所などわかってサイト管理者には有益な情報でしょう。
(管理者であればこの程度じゃなくもっと詳細にアクセス解析しているとは思いますが)
アメリカ・カリフォルニア州よりアクセスの少ない県とは・・・
ちなみに、前述の訪問数ランキングのうち「高知」「島根」「鳥取」はアメリカ・カリフォルニア州よりも訪問数が少なかったですorz
(海外からのアクセスはスパムやアタックの割合も高いと推測されますが、それにしても。。。)
訪問する機会があれば、ぜひ存分に当ブログをアピールしていきたいと思います!w
あとがき
Google Analyticsはいざ設置しても機能が豊富すぎて素人にはよくわからなかったりするのですが、今回の内容程度のことなら誰でも簡単にできます。
ビジネスなり趣味のサイトなりで一度やってみると、アクセス解析が意外と楽しくなってくるかもしれませんよ!
iPhone/iPadでもGoogleAnalyticsアクセス解析を快適に閲覧できるアプリ「Quicklytics」