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Super Opening Live / Dick Thomas Johnson
どうも。大学卒業→普通に就活して就職→転職→独立してブロガーになった@ushigyuです。
11月も終わりに近づき、そろそろ就職活動の時期になってきました。
(「意識の高い学生」はもうとっくに始めているのかも?)
就職が以前に比べて難しくなった(?)せいか、就活に関する番組や、セミナーなども増えてきているようです。
ですが、そういったものを作っているのは番組プロデューサーや、キャリアコンサルタントの方々。
おそらく、言いたくても言えないこと(言ってしまうと自分の利益にならないこと)も多少はあるのではと推察されます。
そこで、普通に就職活動をして会社に入り、転職し、その後会社を辞めた私の視点から、就職活動における考え方や心構え、テクニックについて不定期で書いていくことにしました。
これから就職活動を始める方々に、少しでも新しい視点を提供することができれば幸いです。
第1回は「就活前に認識しておくべきこと5つ」について。
① 大学名で就活するのも、会社名で就職するのももはや時代遅れ
DSCF4205 / shokai
今の時代にあまりいないとは思いますが、「いい大学だから受かる」「知名度低い大学だから落ちる」と考えてる方、いないでしょうか。
前者はさすがにもう見ない気がしますが、後者についてはたまに某掲示板などで「筆記試験は低学歴を落とすための云々」というのをたまに見かけます。
会社によってはもしかするとあるのかもしれませんが、そんなことで足切りなんぞやっている時代遅れの会社に切られたとすれば、逆に幸運だと思うべきです。近いうちに廃れるでしょうから。
学歴は、特殊な研究をしているのでもなければ「大学受験時にそれなりの学力があり、大学にもそれなりに行っていた」ことを表す指標に過ぎません。
「高学歴ワーキングプア」という言葉も生まれているように、学歴だけで云々という時代ではもうないのです。
有名企業だから就職する、というのも同様です。
有名企業に入って嬉しいのは、職業を相手に話すとき説明が簡単なことと、人によって「すごいね!」と言ってくれることくらい。
実際の仕事内容、ストレス、給料の上がり方などとは別問題。
大企業=安定という神話も、最近の相次ぐ大手家電メーカーの凋落などにより崩れつつあります。
・・・とは言ったものの、就活サイトや説明会では、どうしても有名企業や募集にお金をかけた企業が目立ってしまうので、隠れた良い企業を探すのは難しいところ。
あまり良い処方箋を思いつかないですが、多くの社会人に話を聞いて口コミを総合するのが一番ですかね。。。うーむ。
② 会社のホームページ、面接官の人柄や話、世間の評価は8割当てにならない
Shift Employment films / shiftstigma
会社の公式ホームページには、良いことしか書いてません。当たり前です。
就活生向け特設サイトにやる気あふれる社員の体験談が載ってたりしますが、話半分に捉えておいた方がいいです。
特に中規模以上の企業では、自分が配属された部署の上司、同僚、仕事内容によって雰囲気や職場環境はガラリと変わるので、配属が決まるまでわからないというのが正直なところなのです。
(もちろん、全体的に前のめりな企業、あるいは閉塞感漂う企業というのも存在しますが)
面接官についても同様。担当するのは人事だったり、現場の人だったり、偉い人だったりしますが、もし会社にイマイチな点があったとしてそれを面接で見せるでしょうか。
ぶっちゃけた話をしてくれる人も中にはいるでしょうが、信頼度としては五分五分といったところ。こちらも鵜呑みにするのはオススメしません。
世間の評価は、そのとき高収益かどうか、評判が良いかというだけです。
例えば私が就活した7年前、シャープは超のつく優良・人気企業で、いわゆる「勝ち組」でした。ですが現在の苦境は、報道されている通り。
そもそもそんなことを基準に会社選びをするなどやめた方が良いとは思いますが。
事前に企業について知る対策があるとすれば、とにかくいろんな社員に会ってみること。
一人では判断つかなくとも、何人も会えば少しは傾向や雰囲気が見えてくるかもしれません。
あとは社員・元社員による声が見られる「Vokers」といったサービスなどを利用すると良いでしょう。
以前見てみたところ、やや偏った意見もありますが企業のホームページなどよりよっぽど的を射た情報を得られる印象でした。
1000円/30日と有料ですが、就活の間くらい登録していても損はないと思います。
2chも明らかに中の人っぽい書き込みがある場合がありますが、マイナス面ばかり書かれることが多くなどノイズも多いので、あまりオススメしません。
③ 採用/不採用は、能力の高低ではなく「相性」と「運」の要素も大きい
3D Employment Graph / StockMonkeys.com
学生時代あまり社会人と接していないと、OB訪問や面接で会う社員がやたらすごそうに見えるもの。
例えば面接で落ちたら、「そういう人達に評価されなかったってことは、自分はダメなんだ・・・」と落ち込んでしまうかもしれません。
ですが、面接官も人間。
会社にいると、人事だけでなく様々な部署から面接に動員される場合があるので、バックグラウンドも性格も能力も千差万別。
たまたま話の噛み合わない人や、相手の良さを見抜けないイマイチな人が出てくることも十分あり得ます。
確かに自分をうまくアピールすること、志望する想いを伝えること、会社にどう役立つか論理的に話せる人は採用されやすいかもしれませんが、運や相性の要素も非常に大きいのです。
失敗した点があるなら次回に向け改善すべきですが、それが終わったらくよくよせず「運が悪かった!」とさっさと気持ちを切り替えるのが正しい姿。
何より面接で良くない印象を与えるのは「自信のない態度」なので、気持ちがデフレスパイラルに落ち込まないようにすることは非常に重要です。
(たまにネットで話題になる「何十社も落ちた」という人は、たぶんこの状態なんじゃないかと。。。)
④ 就活以外の道もたくさんあるし、失敗したって生きていける
The Junction / James Bowe
就職活動は、受験とは全然違います。
受験だっていろいろな選択肢はあるでしょうが、卒業後の可能性といったらそれとはケタ違い。
日本だけでも約180万社の企業がありますし、海外に就職したり、起業したりフリーランスとして生活したり、フリーターやニートになる人だっているでしょう。
日本は生活保護やら何やらいろいろあるし、自ら選ばない限りそう簡単に死にやしません。
入社時の会社の知名度や年収で「勝ち組」「負け組」などと分類するのを好むメディアや人もいますが、結局これから重要になるのは「何ができるか」ということだけです。
最初に入った会社で勤め上げる人はどんどん減り、キャリアアップやUターンなど違う環境を求めて転職する人、事業を立ち上げる人、別の生き方を模索して辞める人、様々でしょう。
フリーターやニートだって、人に迷惑かけずに自分が幸せであれば良いと思います。
自分の人生なんだから自分で決めて、好きに生きればいい。
たとえ就活がなかなかうまく行かなかったとしても、まだまだ知らない会社や職業、生き方は山ほどあります。
悲観する必要など全くありません。
(私も、まさか自分がブログで生活するようになるなんて思いもしませんでしたしね・・・。)
要するに、就活で人生決まるなんてことは(自分で決めてしまわない限り)無いから、肩の力抜いてやろうよということです。
⑤ 自分で情報集めをし、いろいろ動いてみた方が楽しいし良い経験になる
「新卒の就活生」という立場は、今しかありません。
OB訪問だの説明会だのと称して、様々な企業の話を聞けるのも基本的には今だけ。
型にはまった学生向け説明会だけでなく、周りの社会人に話を聞いてみるのも良いでしょう。
一度就職してしまうと、取引先や昔の友人でもない限り他社の人と話す機会は限定されてしまいます。
ならば、どうせなら今の立場を利用していろんな経験をしておいた方が楽しいですし、思わぬところで経験が活きる可能性も。
いかなる状況でも、自分の頭で考えて行動し経験を積むことが、何よりの財産になると私は思います。
あとがき
以上、私のこれまでの経験を踏まえて書いてみました。
もちろんこれが正しい・間違っているというわけではありませんので、一つの考え方として参考にしてください。
これから何を書くかは未定ですが、エントリーシートや面接のテクニック(※あくまで私の自己流です)についてでも書こうかなと思っております。
心構えや考え方についても、もし思いついたら補足するかも。
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