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どうも。自炊(本のデータ化)ブロガー@ushigyuです。
先日ついに日本でも発売された、Kindle Paperwhite。

とても軽くて持ち運びやすく、Kindleストアで購入した本を快適に読むことができます。
ここで、今まで600冊以上の紙の本を自炊してきた私にとって気になるのは、「Kindle Paperwhiteで自炊(PDFデータ化)した本を読むにはどうしたらよいか?」というところ。
では実際のところどうなのか、試してみました!
自炊(本の電子化)の手順
本を裁断し、スキャンしてPDF(JPGでもOK)化する手順については、以下の記事にまとめてある通り。
これさえ見れば裁断機・スキャナーの選定から実際に自炊するまで、問題なくできるはずです。

そのままでもマンガならまあまあ読めるが、文字はかすれる
※以下からは、既に自炊したPDFファイルがある前提で書いていきます
Kindle Paperwhiteをパソコンにつなぐとハードディスクとして認識し、ファイルをコピーすることができます。
PDFファイルをKindle内に入れてしまえば、そのまま読むことが可能。
但し、これだと若干文字がかすれてしまうのです。
マンガならまだ読めなくもないのですが、
文字中心の本だとさすがに気になるレベル。
これを補正していきましょう。
Calibre(キャリバー)を使ってPDFをMOBI形式に
以前紹介した手順と基本的には同じなのですが、paperwhiteも出たことですし改めてご紹介。

「Calibre」というソフトを使ってPDFをKindleでも読みやすい形式に変換します。
Calibreをインストールし起動したら、PDF化した本をドラッグ&ドロップ。
上部バーの「変換」を押します。
右上が「MOBI」となっていることを確認し、実行。
変換中・・・
変換が終わったら、Kindleをつなげた状態で右クリック(Ctrl+クリック)メニューから「メインメモリに送信」を選択。
これでKindleに作成したMOBIファイルがコピーされました。
送った本を実際にKindleで見てみましょう。
文字中心の本の場合は・・・
文字がハッキリ見えるようになりました!
比べてみると、一目瞭然。
マンガも、かなり線や文字がハッキリとしているのがわかりますね。
jpg画像を束ねたzipファイルもそのままではKindleで読めませんが、同様の手順でMOBIファイルに変換すれば読めるようになります。
手順については、以下をご参考に。
なお、Windowsの場合は「ChainLP」という便利なソフトが公開されているようです。
これを使えば、Kindleで見やすい形にPDFファイルを変換することが可能。
PDFをトリミングするソフトも。でもMacでは・・・
ここまでで十分読めるようにはなるのですが、PDFやPDFを変換したファイルだとKindleはかなり余白を取ってしまうらしく、ちょっと気になる方もいるでしょう。できればその余白を切り取り、文字をもう少し大きく映したいところ。
Windowsではいろいろあるようですが、私の使っているMacではなかなか良いソフトが見つからず。
Javaで動く「PDF Scissors」というソフトは使えそうだったのですが、私の環境ではうまく動きませんでした。。。
どなたか良いツールをご存知な方がいれば、ぜひ@ushigyuまで教えてくだされば幸いです。(この記事に追記します)
容量や手間を考えると、自炊本のリーダーにはあまり向かないかも
以上、Kindle Paperwhiteで自炊した本を読む手順を紹介してきました。
PDFをそのまま突っ込めれば簡単なのですが、きれいに読むには一手間かける必要があるのと容量が2GBしかないので、自炊本をメインに読むブックリーダーとしてはちょっと使いにくいかもしれません。(koboも同様)
使い方としては、Kindle PaperwhiteはKindleで買った本のリーダーとして気軽に持ち運びつつ、紙の本で読みたいものがあるときだけ自炊した本を入れておく感じでしょうか。
重さや大きさ、目の疲れが気にならない人、たくさんの本を入れて持ち歩きたい場合はiPadやNexus7の方がいいかも。
(Kindleで買った本もアプリで読めますしね。)
あとがき
自炊本用の端末としては個人的には微妙かと思いますが、この軽さと安さ、目への優しさはやはり嬉しいところ。
私もしばらく使ってみてから、Kindleを含めたそれぞれの機種に合った用途を考えてみたいと思います!
なお、私が現在使っている自炊用の機器(裁断機・スキャナー)は以下。
使い方などは以下の記事を参考にどうぞ。

他にも、定期的にチェックしたいKindleストアでのセール情報ページまとめ記事なんかも書いてます。
