【厳選】人生で「買ってよかったもの」まとめ

自炊(本の電子化)用のスキャナーを選ぶ5つのポイントと、オススメのスキャナー紹介

Jisui scanner criterion title

どうも。自炊(本の電子化)ブロガー@ushigyuです。

今回は、自炊に欠かせないツール「スキャナー」を選んでいきます。

自炊のためにスキャナーに必要な性能・機能とは何でしょうか?
また、現時点で自炊に適したスキャナーはどの機種なのでしょうか?解説していきたいと思います。


自炊用のスキャナーを選ぶポイント5つ

まずは、本を電子化するために私が必要だと考える性能・機能について5つのポイントにまとめてみました。

▼一、読み取り速度

裁断は慣れればパッと終わらせることができるので、スキャンの待ち時間がダイレクトに自炊の作業時間に影響してきます。

この速度が早ければ早いほど、より短い時間で多くの本を電子化することができます。
非常に重要な指標。

▼二、重送検知機能

いくら早く読み取ったとしても、2枚重ねで読み取ったのを放置されては元も子もありません。

最近の自動送りスキャナーにはほとんど付いている機能ですが、念のため必ず確認しておきたいところ。

▼三、セット可能枚数

この枚数が少ないと、何度も本をセット→ボタン押下を繰り返さなければならず、かなり面倒。

逆に枚数が多ければ、それだけ作業の手間が省けます。

▼四、サイズ・重量

自宅に設置するのであれば、あまり大きすぎたり重すぎるのは考えもの。

両面をある程度の速度で読み取る自炊用のスキャナーはある程度の大きさ・重量にはなりますが、収納しやすさや取り扱いやすさの指標として確認しておきましょう。

▼五、付属ソフト

スキャナーにはメーカーの管理ソフトや、Adobe Acrobatといった他社製ソフトが付属している場合が多いです。

この付属ソフトの使い勝手も重要な要素の一つといえるでしょう。


上記の条件、及びネット上でのレビュー等を確認してみると、現在家庭での自炊用のスキャナー候補として挙げられる主なものは、以下の2種類。

FUJITSU ScanSnap S1500

Canon imageFORMULA DR-C125

他にもスキャナーはありますが、ちょっと自炊用に使うのはイマイチな感じだったのでここには記載していません。
(その理由は後述)

それでは、比較していきましょう。


① PFU Scansnap S1500

言わずと知れた自炊用スキャナーの定番、ScanSnap S1500
私が使っている機種でもあります。

長い間定番の座に君臨しているには理由があり、カラー300dpiで両面20枚/分の読み取り速度、付属ソフトの使い勝手や安定性、ほぼ100%の精度を誇る重送検知など、必要十分な機能が揃っています。

当ブログも含め、ネット上にレビューが多いのもこれから購入するユーザーにとってはありがたいところ。

これといって欠点は見当たりませんが、最初の発売から既に3年ほど経っているので、そろそろ読み取り速度・セット枚数などが向上した新機種が出てきてもいい頃かなあとは思います。


② Canon imageFORMULA DR-C125

現時点(2012/10/15)でScanSnap S1500に対抗し得るかもしれない機種としては、このCanon imageFORMULA DR-C125が挙げられます。

300dpi(私が自炊時に最もちょうどよいと思う解像度)での読み取り速度は、グレースケールなら25枚/分、カラーなら15枚/分。どちらも20枚/分のScanSnapと比べ互角といっていいでしょう。

セット枚数が30枚と少ない点、及び汎用的なAdobeのソフトが付属していないのはマイナスポイントですが、特徴的なラウンド形状により小さいスペースにも設置でき、スキャン後の紙が散らばりにくいという長所があります。

比較的新しい機種のためレビューは少ないですが、例えば設置場所に余裕が無い、デザインを重視する、セット枚数が少なくてもグレーの読取が早い方が良いなど、使用目的によってはScanSnapの代わりに選ぶのもアリだと思います。


他の機種は?

以上、2機種について書いてきましたが、他にも一見自炊に使えそうなドキュメントスキャナーはいくつかリリースされています。

ではなぜ上記比較に載せなかったというと、私が調べた限りでは上記2機種と比較するレベルに達していないと思ったから。

検討した機種と、参考にしたレビューを載せておきます。

【PC Watch】 エプソンの新ドキュメントスキャナ「ES-D350」を試す ~本1冊をまるごとセットできる「自炊向け」モデル

→ソフトウェアがたびたびハングアップするなど安定性に不安あり。さらに、重送を検知して止まった場合に、再開後のファイルを別として保存してしまうとのこと。これはさすがに問題外かと。。。

【PC Watch】 ブラザーのドキュメントスキャナ「ADS-2000」を試す ~USBメモリやAndroid端末への直接出力にも対応

→読み取った原稿に余白や影ができ、ゆがむ場合も多いとのこと。
また、騒音が大きい、紙詰まり時にもしばらくモーターが回り続けるなどの問題もあるようです。


比較表

最後に、前述の2機種の比較表を載せておきます。

名称価格サイズ重量読取速度セット枚数重送検知
ScanSnap S150031,998円292
×159
×158mm
3kg20枚/分(300dpiグレー)50枚超音波
imageFORMULA DR-C12531,480円300
×156
×217mm
2.6kg25枚/分(300dpiグレー)
15枚/分(300dpiカラー)
30枚超音波

※価格は2012/10/15 Amazon調べ


あとがき

スキャナーは自炊道具の中でも最も高い買い物。

慎重に選びたいところですが、現在のところScansnap S1500がスペックや性能、当ブログを含めたレビューの充実度からいって間違いないところです。

とはいえ、Scansnap S1500もリリースされてから3年半以上。
そろそろ後継機種なり、別メーカーからそれを超える機種が出てきても良いかと思うのですが・・・もう成熟しきってこれ以上改善の余地がないのでしょうか。今後に期待したいところです。

次回からは、いよいよ実践編。実際に本を裁断していきます!

自炊まとめ記事は以下から。この記事を見れば全てわかるようになっています。

【保存版】本の自炊方法まとめ。裁断、スキャンからタブレット・Kindleでの読書まで徹底解説!


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