rss / TEIA MG
おはようございます。RSSチェックはほとんどiPhoneから、な@ushigyuです。
iPhoneのRSSリーダーと言えば、ずいぶん前から王座に君臨しているのがReeder。
デザインの良さと同期の早さで、今では定番になっています。
そのReederに敢然と勝負を挑んでいるのが、日本の開発者さんが作ったSylfeed。
周りのブロガーさんの中には、「今やSylfeedはReederを超えた!」という方もいるくらいです。
でも、この2つをきっちり比較した記事って意外とあまり見たことがないんですよね。
(私が見落としているだけかもしれませんが。。。)
というわけで、今回はこのiPhoneのRSSリーダー2強、ReederとSylfeedの特長はそれぞれどういうところで、どっちを選ぶべきなのか?比較してみました。
【「Reeder」の良いところ】
① 同期がとにかく爆速
Reederは、とにかく同期が早い!早すぎます。
試しにReederとSylfeedで10記事程度を同期させてみたところ、以下の結果に。
・Reeder:6秒
・Sylfeed:12秒
回線速度や記事の長さなどによっても変わるとは思いますが、全般的にReederの方がかなり早かったです。
Sylfeedもアップデートのたびに同期速度が早くなってきており、普通に使っている分にはストレスを感じない程度。(私の場合)
ですが、記事の量やサイズが増えてくると大きな差になってくるかもしれません。
同期速度を最も重視する人には、今のところReederの方が良さそうです。
② シンプルでいて飽きのこないデザイン
Reederのユーザーが口を揃えて言うのが、「デザインの良さ」。
シンプルで温かみのある色合いに、落ち着いていて飽きのこないデザイン。
各種サービスのアイコンも、なんだかカッコ良く見えてきてしまいます。
言葉で表現するのは難しいのですが、このデザインやUIに惚れ込んで使っているユーザーさんはかなり多いようです。
③ iPad、Macアプリもあるので、同じUIで操作できる
Reederには、iPhoneアプリとは別にiPadアプリ、さらにMacアプリまであります。
全てがほぼ同じデザイン、インターフェースで統一されているため、iPhoneだけでなくいろいろなデバイスでRSSをチェックする、という方にとってはかなり嬉しい。
ちなみに、Mac版のUIは以下のような感じ。
若干の違いはあれど、iPhone版とデザインはほぼ同じです。
ただし、ユニバーサルアプリではないためiPhone、iPad、Macそれぞれ別に購入が必要なのでご注意を。
【「Sylfeed」の良いところ】
① 日本語で使える
Reederの英語もさほど難しい単語はありませんが、やはり日本語で使えるというのは日本人にとっては安心感があります。
もちろん開発者の方(@gachalatteさん)も日本人なので、要望を日本語で伝えることもできますね。
② SNSやはてブ、Evernoteへのマルチポスト・定型文ポストが簡単
Sylfeedは、最近のアップデートで複数の宛先へのマルチポスト(例えばTwitter、Facebook、はてブ、Evernoteへ同時に投稿)することができます。
さらに、Twitterに記事の情報を流すときに使う定型文を登録しておくことができます。
Reederではタイトルとリンク以外手打ちする必要があるので、これはSylfeedならではの便利機能。
※マルチポストは要アドオン(¥85)です
③ 画像サムネイル表示
設定の「画像の先読み」を有効にしておくと、一覧に記事の最初の画像が表示されます。
「読む」「読まない」を判断する材料として、タイトルに加えてサムネイルを見られるのはありがたいですね。
④ 電波が届かないオフラインでも読める(要アドオン)
電波の届かない場所、例えば通勤中の地下鉄や田舎などでRSSチェックをする際にめっちゃ便利な機能がこれ。
設定の「Webページの先読み」を有効にしておくと、電波の届かないところでも記事の全文を読むことができます。
つまり、全文配信をしていない記事であっても、オフラインの状況下で全文読めるということ。
但し、設定画面にも書いてある通り、Webページの先読みにはかなり時間がかかるので注意。
朝食の時間など、RSSチェックをする前の空いた時間に起動させておくのが吉です。
⑤ 記事の振り分けが圧倒的にラク(要アドオン)
私の考える、Sylfeedの最も大きなアドバンテージがこれ。
記事の「読む」「読まない」の振り分けが圧倒的に楽チンだということです。
どういうことなのか、ReederとSylfeedを比較してみます。
Reederの場合でも、左にスワイプしてInstapaper(もしくはReed It Rater、Readability、スターにすることも可能)に送りあとで読む、右にスワイプして既読にする、という操作ができます。
これでもかなり十分なのですが、片手でiPhoneを持っている場合、親指を画面上部まで持って行くのがちょっとやり辛い。
上下のスライドが必要なのも手数が増えてやや面倒です。
それに対し、Sylfeedだと「既読にした記事が消えるので、上下スワイプが不要」かつ「ホーム近くのボタンを左右スワイプで”読む” “読まない”が振り分け可能」なのが片手操作時にめちゃくちゃありがたい。
動画をみるとわかりやすいと思います。
片手持ちでも自然な指の位置で、記事の振り分けができる。
たったこれだけのことが、これほど重要なものだとは思いもよりませんでした。
(私も記事を書いていて気付きました・・・!)
この「片手でストレス操作できる」ことが決め手で、私はSylfeedの方を愛用中。
記事が溜まっていて同期に時間がかかりそうな場合は、別のことをしている時間に立ち上げるなど工夫してカバーしています。
あとがき
同期速度・デザインや機能のシンプルさ、MacやiPadで同じアプリを使いたいならReeder。
SNSなどへの共有機能、オフラインでの記事チェック、iPhone片手持ちユーザーならSylfeed、といったところでしょうか。
とはいえ、どちらも非常に完成度の高いアプリなので、買って損はしません。
今回の比較レビューを参考に、自分に合ったRSSリーダーアプリを選んでみてください!