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Too shy to speak English? / antwerpenR
多くの人が、勉強したいけどなかなか続けられない、上達しないものといえば、英語。
英会話スクールに行ったり、学習教材を買ったりしてはみるものの、なかなか成果が出ない人もいるでしょうし、そもそも成果が見えにくいから継続しにくい、という面もあるかもしれません。
そういう方に、手っ取り早く成果が見えてオススメなのがTOEIC。
基本的に「聴く」「読む」の試験ではありますが、「しゃべる」「書く」のベースとなる英語力も身につけることができます。
そうは言っても、TOEICだってなかなか難しい…。
そんな人のために、今回は私が実際にTOEICを受験し、実質2ヶ月で340点アップを達成したその方法を公開します。
ちなみに、点数の遷移は以下の通り。
勉強せずに受験 510点
2003年7月 575点(後述の対策本をちょっと読んだだけ)
9月 720点(1ヶ月ほど勉強)
11月 850点(さらに1ヶ月ほど勉強)
テスト直後の1ヶ月は勉強をしていなかったので(これは信じてもらうしかないですが…)、勉強期間実質2ヶ月で340点アップを果たしたことになります。
2003年とだいぶ前ではありますが、TOEICの問題内容にさほど変化はないですし、その頃培ったノウハウは今でも間違いなく通用するはず。
というわけで、今回は私がどのようにして短期間で英語力を身に付け、点数アップを果たしたのか?その方法をご紹介。
[序]使用上の注意
Notice board / William Christiansen
以下の注意点を良く読み、内容を参考にはしても鵜呑みにせず、自分の勉強法を見つけてください。
【注 その一】
本記事は総合的な英語の勉強ではなく、TOEICの点数アップに特化したものです。
私が最短距離で点数アップを達成するためにやったことをそのまま書きました。
なので、一部「これは英語の勉強としてどうなんだ?」「TOEICの点数は上がっても英語力は身につかないのでは?」というのが混じっているかもしれませんが、ご了承ください。
ですが同時に、英語をマスターするベースとなる英語力はつくことを保証します。
実際、TOEIC受験後に海外に短期留学し、一番レベルの高いクラス(私以外は、スイス人:4人、メキシコ人:1人)に入りましたが、日常生活、及び授業中のリスニングはほとんど不自由ありませんでした。
(但し、書く話す方はTOEICだけだと不十分なので、例えば英語で議論するともなると、これだけではちょっとキツイのも事実です)
なお、会話を中心に勉強したいという方は以下の記事の方が参考になるかと。


【注 その二】
当たり前ですが、今回紹介するのはあくまで「私(@ushigyu )のやり方」であるということ。
その人の性格や置かれた状況に応じて、合ったやり方というのは少しずつ違うはずです。
これから英語を勉強する人のための指針になるよう書いたつもりですが、鵜呑みにして勉強するだけではうまく行かない部分も出てくるでしょう。
参考にしつつ、自分流にアレンジしてみてください。
それでは、私が実行したノウハウを以下からどうぞ。
「① 勉強を続ける環境の構築 編」「② 具体的な勉強法 編」に分けてお送りします。
① 勉強を続ける環境の構築 編
Study / MC Quinn
・仲間、ライバルは勉強継続に最も効果的
いざ勉強を始めたとしても、すぐに辞めたりあきらめてしまっては元のもくあみです。
一番良くないのが、目標もなく一人で「英語の勉強を毎日2時間するぞ!」などと決意すること。これはまず続きません。
そこで有効なのが、まず仲間とライバルを見つけること。
例えば授業や仕事の後、1時間でも仲間と集まって勉強する時間を作る。
これだけで、1人するのとは比べ物にならないくらい、勉強の習慣がつきます。
また、同レベルくらいのライバルがいると、「こいつには負けたくない!」という気持ちが生まれてモチベーションが維持しやすくなります。
点数で負けた方が、勝った方に飲み代をおごる、なんて約束をするのも有効ですね。
・目標とマイルストーンを立てるか立てないか、で圧倒的に差がつく
これも当たり前ですが、「いつまでに何点を(何のために)取るか?」を最初に決めておくのと、そうでないのではその後の成果に相当な差がつくでしょう。
それどころか、何を目標にやっているかすら不明なようでは、そのうち飽きて辞めたくなってしまう可能性すらあります。
(by ジョセフ・ジョースター)
なのです。
いつまでに何点を取るか目標を決め、そのためには例えば期間の半分過ぎたときにどうなっているべきか、どこまで勉強を終えているべきか、など、マイルストーンを立てていきましょう。
私の場合は、845点を獲得している先輩がいたので、それを目標に勉強しました。
結果的に目標を5点上回ることができたのですが、その目標がなければもう少し低いレベルで満足していたかもしれません。
・SNSやブログも有効活用するとよりGood
身近に一緒に勉強する仲間やライバル、目標が見つからない場合もあるかもしれません。
そんなときは、TwitterやFacebookといったSNSで同志を探してみるのもアリ。
Twitterでハッシュタグを作ってつぶやき合ったり、Facebookでグループを作って情報交換をしたり。
遠く離れた人や、極端に言えば会ったことがない人であっても、SNSでは繋がることができます。
数年前に比べ、こういったSNSを活用することでさらに勉強する環境を整えやすくなっているのではないでしょうか。
② 具体的な勉強法 編
Studying / Sterlic
・まず、敵を知る
まず、TOEICがどのような形式のテストなのか知りましょう。
Part1〜7はそれぞれどんな形式でどう解くのが効率が良いか、時間は何時間か、満点は何点でどういう採点がされるか、などなど。
私の場合は、まず最初に以下の本で上記のことについて把握することから始めました。
TOEICがどういうテストか知り、時間配分や解き方を工夫することで、50点くらいは簡単に上がるものです。
(私の場合は510→575の65点でした)
2003年当時の話なので、上記の本は現在の形式には一部対応していません。
2018年現在だと、TOEICを分析している対策本としては例えば以下のような本が出版されているようです。
・リスニングを鍛えつつ単語力・速読力を上げる「ダイアログ型」の参考書がオススメ
一口に英語を勉強するといっても、単語を覚え、リスニングも、速読も…と考えるとなかなか大変。
それらを一気に底上げすることができるのが、ダイアログ型の英単語集(文章とそれに出てくる単語が載っているもの。CD付き。Z会の速読英単語みたいな感じ)。
これ1つあれば、
・制限時間を決め、ダイアログを読んで意味を把握し、再度今度は訳を見ながら読んで答え合わせ(リーディングの勉強)
・上記2つで出てきた単語を文章ごと覚える(単語力強化)
というように、多彩な使い方で総合的な英語力を強化することができます。
なお、単語がひたすら載っているようなタイプの単語集を使うのはオススメしません。
単語よりは文章、文章よりはダイアログ(対話形式のまとまった文章)の方が、思い出せる引き出しが多いと思うからです。
(つまり、その単語自体を忘れたとしても、文章の他の部分から思い出したり、あるいはダイアログのストーリーの他の部分から思い出したりできる可能性が高まる、ということです。繋がるシナプスは多いほうが良い、はず)
・テスト形式の問題集をやり込んで覚えろ!
前述のダイアログ単語集では特にカバーしにくい部分が、Part5,6の文法問題。
また、せっかくリスニングやリーディングのスキルが上がったとしても、問題形式に慣れていないとサクサク解くのが難しいです。
(たまにいる、英語はできるのに点数が取れない人は、たぶんこのタイプ)
なので、並行して実際のTOEIC問題形式のテキストをバンバン解きましょう。
解き終わったら答え合わせをして、問題の選択肢全てについて「これはこうだから間違っている、合っている」を説明できるように覚えましょう。
経験上、「じっくり時間をかけて1周」よりも、「ある程度の精度で2、3周」の方がより覚えるスピードが早いです。試してみてください。
・模擬テストで現状把握&総仕上げ
テスト直前でなくても、定期的にTOEICの模試を解き、現状でどこまでいけるのか、弱点はどこなのかを把握しましょう。
(最初の方に書いた「敵を知る」に対する、「己を知る」にあたります)
もちろん、2時間きっかり測って。
TOEICから公式の問題集が出ているので、それを使うと良いでしょう。
2時間かけてTOEICテストを受け採点してみれば、弱いのはどのパートか、時間配分は適切か、速読速聴のスピードは足りているかがわかり、今後テストに向けて何を重点的にやるべきか見えてくることでしょう。
また、2時間続けて集中するのは一人ではなかなか難しいので、誰かと一緒にやることをオススメします。
もし公式でなく市販の模擬試験を使う場合は、難易度や出題傾向が本物のTOEICと合っているかどうか、公式問題集と比較しながら選んでください。
出版社によっては、極端に難しすぎるなどクセがあるので要注意。
・自分に合ったやり方を常に模索し、朝令暮改も辞さない
私は常々思っていることなのですが、「努力する」のは必要条件であって、十分条件ではありません。
つまり、ひたすら努力したって成果が出ないことなんてザラにあるということ。
TOEICの勉強だって同じです。
その理由の1つが、努力の仕方それ自体に対する工夫が足りないということ。
例えばテストに出ない部分をいくら覚えても、あるいは記憶に残りにくい勉強法を何回繰り返しても、結果が出にくいのは当然です。
学生時代を思い出してみてください。
身の回りにも、毎日何時間も勉強を続けているのに成績が上がらない人、いたでしょう?
一方で、大した勉強をしてなさそうに見えるのに好成績を挙げる人もいる。
そういう人は、自分や目標に合った勉強法を本能的に知っているか、あるいは勉強のプロセスを工夫し、目標達成に向け一番効率が良い形に改善していった結果、努力自体の量は少なくて済んだ、ということなのです。
例えば私の場合、最初は高校時代の文法を総復習、1日◯ページ!と決めていたのですが、3日でやめて今回紹介した勉強法にシフトしました。
TOEICのスコアアップという目標に向けては、時間対効果が低いと判断したからです。
(目標が「大学合格」なら、もちろん話は変わってくるでしょう。)
ただひたすらに努力するだけでなく、目標に向けてどういう努力の仕方がベストか?試行錯誤しながら、最短ルートでゴールに向かう方法を常に考えること。
これはズルでも何でもなく、必要不可欠なことだと私は思います。
あとがき
今回挙げたやり方はあくまで私のやり方であって、唯一絶対の正解ではありません。
とはいえ、試行錯誤して辿り着き、一定の成果を出した方法ではあります。
もし勉強の仕方に迷っている人がいれば、まずはこれに沿ってやってみて、その中で自分により合った方法に改善していくと良いかと思います。
何より大事なのは、この記事を読んだだけで終わらせず、今日からでもまず始めてみることです。
やろうやろうと思って手を付けられていなかった英語の勉強、思い立った今がチャンスかも?
ぜひ試してみてください。