ハワイにて真珠湾攻撃の爪痕が残る「アリゾナ記念館」と、降伏文書調印の舞台「戦艦ミズーリ」を巡る

太平洋戦争が始まる直接的なきっかけとなった、ハワイの米軍基地に対する日本軍の真珠湾攻撃

アメリカにとっては恥辱の日として記憶され、「リメンバー・パールハーバー(REMEMBER PEARL HARBOR)」のスローガンとともにアメリカの愛国心および日本への敵対心を高める結果となりました。

この攻撃により日本は大きな戦果を挙げ、アメリカは甚大な被害を受けたものの、ただでさえ高い国力を持つアメリカが国民一致団結し反攻に転じた結果、その後の日本の悲惨な状況および無条件降伏につながっていったのは誰もが知るところです。


ハワイのオアフ島にはこの真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナの上に記念館が建設され、またその近くには日本が降伏文書に調印する舞台となった戦艦ミズーリが博物館として今なお停泊しており、当時の状況を戦艦や武器、記念碑などから知ることができます。


日本人にとってはとても複雑な気持ちになる、でも一度は訪れておきたい場所。

以前ホノルルマラソンに参加した際(→「【ホノルルマラソン2013体験記(前)】予約〜ハワイ入り〜前日まで。初参加者はツアーだと楽。」)に訪れてきたので、その様子をどうぞ。


パールハーバーにある、大戦時の武器やモニュメント

私が参加したのは、JTBの現地オプショナルツアー。パールハーバーとアリゾナ記念館、戦艦ミズーリをまとめて見られるプランです。

もちろんタクシーやバスで行き、自分でチケットを買って入場することもできますが、勝手がわからない観光客はこういったツアーに参加しておく方が安心かと思います。


アリゾナ記念館に渡る船着き場の周りは「パールハーバー ヒストリックサイト」として公園や博物館のようになっており、時間になるまではこのあたりを見学しながら過ごします。

湾のまわりには、当時を思い起こさせる船の装備や武器などがあちこちに展示されています。
これは戦艦アリゾナの錨でしょうか。

当時のミサイルなど。

高射砲らしき武器の操縦席に座る子供。微笑ましいといえば微笑ましいですが、何とも言えない気持ちもします。

大戦当時の様子を示す展示も。もちろん英語です。

航空機も飾ってありました。今回は行きませんでしたが、近くに多くの戦闘機や爆撃機などを展示する太平洋航空博物館という場所もあるらしい。

こちらも今回はツアーに含まれなかった、第二次大戦当時の主力潜水艦ボーフィン。
沖縄からの学童疎開船を撃沈した艦……と聞くとまた複雑な気持ちになってしまいますね。

戦艦アリゾナが沈む上に建てられた記念館へ

時間となり、真珠湾攻撃で沈められた戦艦アリゾナの真上に建つ記念館へフェリーで向かいます。
団体客などがいると長く待つ可能性もあるため、注意が必要。

運転するのは軍人さんらしき方々。

周りは今でも基地となっているようで。巨大な戦艦やその上に並ぶ戦闘機、巡洋艦などを見ながら進んでいきます。

こちらの建物がアリゾナ記念館。沿岸に近い海の上にあります。

記念館といってもとても小さな建物で、開放的なつくり。
多くの人が、ガイドの説明など聞きながら館外や海面を眺めています。

外に何があるかというと、撃沈された戦艦アリゾナの残骸。

1941年の当時から70年以上経った今でもなお、油が流れ出し続けているそう。

記念館の一番奥には、真珠湾攻撃で亡くなった方々の名前が刻まれていました。
日本人として申し訳ないような、でもアメリカも多くの日本人を殺しているわけで……どちらが良い悪いという話ではないですが、ここに来ると日本の戦争跡地以上に複雑な気持ちになります。

戦艦ミズーリ記念館

しばらく待機した後、退役後は記念館としてパールハーバーに停泊している戦艦ミズーリへ。

日本ではやらないタイプの国旗の並べ方や。

もう稼働していないとはいえ、外観は当時のまま。管制室や機関銃、大砲といった装備も見た目はそのまま残っています。

第二次世界大戦集結を象徴する写真としてあまりにも有名な、いわゆる「勝利のキス」像も。
(ちなみにこの写真が撮影されたのはニューヨークのタイムズスクエアであり、パールハーバーではない)

併設のショップ名は”VICTORY STORE”。アメリカらしい。
もっとも、日本が戦勝していたら同じようなことをしたのかもしれませんが…。

日系人らしき方のガイドについて、艦内へ。大砲でっかい!

日本が降伏文書に調印した艦なわけで、何ともいえない思いはあるものの、やはりこういった巨大な艦、武器を見るとテンションが上がらずにはいられない面は否めない。

「写真撮ってあげるよ」といわれ、せっかくなので一枚。

その後は艦内部の資料や設備を見に行きます。

乗組員が寝泊まりする船室。いつ攻撃されるかわからない状況で寝るのはどんな気分なんだろうか。

船員がくつろぐための部屋。

ガイドさんが戦艦ミズーリについて色々説明してくれました。(3年前なので内容は忘れた)

そしてここが、まさに調印式が行われた場所。

1945年9月2日、東京湾上に停泊していた戦艦ミズーリのこの地点にて調印されました。

こちらがその調印文書のレプリカ。日本代表団の重光葵外務大臣、アメリカのダグラス・マッカーサー元帥のサインが入っています。
“INSTRUMENT OF SURRENDER”で「降伏文書」という意味なんですね。



次に、射撃管制室へ。

さすがに動きはしませんが、当時のレーダーや発射装置がそのまま残されています。

たぶんこの写真も「撮ってあげるよ」でノリで撮ったんだと思いますが…なんだこのポーズは。




下の写真でガイドさんが指し示しているのは、神風特攻隊が激突した場所。

艦内に残った日本人パイロットの遺体は、艦長の命令で丁重に水葬されたとのこと。




最後に、航海士などが操船をするブリッジへ。

見晴らしがよい!

アリゾナ記念館も正面に見えています。

中には無数のメーター類やコードの束、コンパスなどがずらり。

もちろんコンピューターなどない時代、ここで地図やコンパスを見ながら針路を決め、作戦を立てていたんでしょうね。

あとがき

ハワイといえば海で遊んだりショッピングしたりとやりたいことはたくさんありますが、こういった場所を訪れて昔の戦争、今の平和に思いを馳せてみるのもまた良い過ごし方なのではないでしょうか。


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ABOUTこの記事をかいた人

牛嶋 将太郎@ushigyu

牛嶋 将太郎@ushigyu

株式会社エコーズ代表取締役社長(と名乗ってみたくて会社をつくりました)。当ブログにておすすめの製品やお店、旅行先、ガジェットなどを気のむくままに、わかりやすさを心がけて紹介しています。 長崎出身で福岡市在住。東京で就職しましたが独立を機に学生時代を過ごした大好きな福岡に帰還。