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Windowsで有名なあのMicrosoft(マイクロソフト)が、何を思ったかiPhoneのカメラアプリをリリースしていました。その名も「Microsoft Pix」。
まず特徴的なのは、無料かつ無音にできること。
無料でしかも無音、かつ標準カメラと変わらないフル画質というだけでも十分価値のあるアプリと言えるでしょう。
iPhone 7&iOS 10で爆音撮影になってしまったこの状況ならなおさら。
それだけではなく、常にバーストモードで撮影しベストショットのみを保存したり、人物を認識して自動で設定調整したり。
動画を撮影した後にタイムラプス動画に(例えば30秒の動画を10秒の早回し動画に)加工することも可能。
これまではなんだかんだ標準カメラアプリを主に使っていましたが、これはメインカメラとして十二分に使えますよ!
マイクロソフトが放つ無料で無音のカメラアプリ「Microsoft Pix」
まずは、Microsoft Pixをダウンロードしましょう。
マイクロソフトらしく、Windowsっぽい色合いとデザインのアイコン。2色でシンプルなので好き嫌いなく受け入れられそうですね。
初回起動時の簡単なチュートリアル画面を貼っておきます。
Microsoft Pixは撮影場面を認識し、人物の顔を認識して自動で調整してくれるとのこと。
また、常にバーストモードで撮影(複数枚を連続撮影)し、ベストショットのみを保存してくれるとのこと。タイミングがズレたりしないんだろうか。
面白い動きがあると、ライブショットとして自動保存してくれるらしい。自分で意図しては撮影できないLive Photosみたいなものでしょうか?
カメラへのアクセスを許可し、画像のMicrosoftへの送信については拒否なり承諾なりを適当に選んだら、
準備完了です!
自動でバースト撮影→ベストショット保存、さらにトリミングやエフェクトも
Microsoft Pix起動中の画面。あまり迷うことはないと思いますが、それぞれのボタンの機能を以下の画像に記載しておきました。
標準カメラと違う部分は動画撮影への切り替え、写真リストの表示くらいでしょうか。
試しに撮影してみると、マナースイッチオフの状態だと小さな撮影音が鳴り、マナーモードだと無音でした。これはめちゃくちゃありがたい!
↓追記(2016/10/7 17:50)↓
マナーモードにしなくても、設定で「シャッター音」をオフにすることで常に音が鳴らないよう設定できるようです。Twitterで教えていただきました。ありがとうございます!
↑追記ここまで↑
撮影は自動でバーストモードとなっており、その中からベストショットが選ばれます。
「比較」ボタンを押すと、シャッター押下時の写真とベストショットとを比較可。(え、こんなにブレてたかな?)
いずれにしてもベストショットのみが保存されるので無問題。ベストショット以外の写真は補正に役立てられているらしい。
標準カメラアプリと同じアングルの写真を比べてみましょう。
こちらがiPhoneにデフォルトでついているカメラアプリの写真。
そしてこっちがMicrosoft Pixによる写真。
この写真だけでは何とも判定しづらいですが、Pixによる写真の方が若干白飛びを抑えてより人間の目に映る画像に近いような気はします。バースト撮影しベストショットに自動補正を加えた結果でしょうか。
下部のバーで「編集」を選択すると、8種類のエフェクトをかけたりトリミングや回転もできます。
「共有」から保存やSNS・メールへの投稿なども。複数選択して共有・削除までMicrosoft Pix内で完結。
もはや標準カメラアプリどころか写真アプリすら不要になるのではというくらい。
普通に写真を撮影していると、「面白い動きを感知しました」とメッセージが出て(スクショ撮り逃した)、ライブショットが自動で保存されました。
確認してみましたが特に動きのない4秒動画でしかなく、ちょっと拍子抜け。まれに良い短時間動画が撮れるオマケ機能程度に捉えておいた方が良さそうです。
動画撮影に加え、タイムラプス動画への加工も簡単に
動画撮影モードに切り替えてみました。こちらも標準アプリとほぼ変わらず、特に迷うような操作画面ではないですね。
便利なのが、動画を撮影後にタイムラプス(Hyperlapse)動画に加工ができること。
動画のプレビュー画面では、再生ボタンの横に「Hyperlapse」ボタンが表示されます。これを押してみると…
撮影した動画を2〜32倍速までのタイムラプス動画に加工・保存することが可能。元動画とは別に保存されるのも嬉しい。
iPhone標準カメラアプリでもタイムラプス動画の撮影ができますが、最初からタイムラプスモードに切り替え撮影する必要がありますし、どの程度の倍率で加工するかも選べません。この面に関してはMicrosoft Pixの方が圧倒的に優秀であると言えるでしょう。
あとは、標準カメラアプリでは可能な「動画撮影中の写真撮影」ができるようにしてくれればありがたいかな?
動画はPix上でトリミングもできます。ここで言う”トリミング”は画の一部を切り取るものではなく、動画のある時間を抜き出して保存できるという時間的な意味でのトリミング。
つまり、適当に長回しした後に必要な部分だけ指定して保存することができるわけですね。
あとがき
IT界の巨人・マイクロソフトがこれだけクオリティの高い無音カメラを無料で出してくるとは。
広告も入っていないし、今後の有料化を見据えているのか、何かの実験的なものなのか。
カメラアプリを販売している会社や開発者さんにとっては商売あがったりですよね。。。
ともかく、ユーザーにとっては良いカメラアプリが出てくるのは嬉しいこと。
無料・無音というだけでも十分使ってみる価値はあると思いますよ!