2016年9月11日
iPhone 7・7 Plus

Iphone 7 buy or not 3

既に予約が開始されており9/16(金)に発売予定のiPhone 7と7 Plus

iPhoneのシェアが高い日本を意識した機種でもあり、防水機能やFeliCa(≒Suicaなどのおサイフケータイ的な機能が使える)を搭載したりとこれまでに比べて大きく変わった点も数多くあります。


どうしても防水とFeliCaが目立ちますが、その他の変わった点も含めて実際のところiPhone 7は「買い」と言えるのでしょうか

人によってその判断基準は違うと思いますが、ここではiPhone 7と7 Plusが6sシリーズに比べてどのように変わったのかを確認し、乗り換えるべきかどうか考えてみましょう。

防水防塵機能の追加

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iPhone 7と7 Plusは、IP67に相当する防水防塵機能が新たに備わっています。

では、このIP67とは具体的にどの程度のものなのでしょうか?

「IP」は国際的な電気機器の基準、最初の数字「6」が人体及び固形物に対する保護等級、2つ目の数字「7」が水の侵入に対する保護等級をそれぞれ表しています。


防塵性能の6等級は、粉塵(固形物)が内部に侵入しない「耐塵型」を表し、粉塵に対する保護等級としては最高クラスとなっています。
ホコリなどが中に入ってしまうのはまず無いと言ってよさそう。

耐塵型 粉塵が内部に侵入しない。
よくある質問-製品について|日新産業株式会社

防水性能の7等級は、「規定の圧力、時間で水に浸けても大丈夫」とのこと。この規定圧力とは水深1m、時間とは30分間らしい。

規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない。防浸型

たとえばiPhoneに水をこぼしたり、お風呂やトイレに落としたりした程度であればまず大丈夫ですね。

逆に言えば、「30分以内水につけても大丈夫」以上の効果は保証しないということ。

30分を超える長時間水につけたままにしたり、水以外の液体(例えば海水など)につけた場合には影響を受けてしまう可能性があるので、過信は禁物です。ある程度であれば大丈夫だとは思いますが…。

ちなみに、水中での使用を想定した言わゆる「防水カメラ」は8等級。
7等級のiPhone 7は、防水性能はあるもののそこまでではないということです。


また、iPhone 7の紹介ページには以下のような記述もあります。

iPhone 7とiPhone 7 Plusは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません

※太字は筆者による

要するに、国際基準に適した防水性能はあるけど長く使ってたら落ちるかもだし、もし水濡れ故障しても保証はしないよと。

これだけ高らかに宣言しているわけですからかなり高い防水性能を持っていることは間違いないと思いますが、だからと言って水中で酷使したりはせずに洗ったり、雨の中で使ったり、お風呂で長時間にならない程度に利用する程度に留めておくのが得策かもしれません。

FeliCa搭載(=Suica、iD、QUICPayが利用可能に)

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iPhone 7にはFeliCaチップが搭載され、Suica、iD、QUICPayが利用可能になりました。

Suicaに関してはカードを読み込むか、アプリ上でSuicaを新たに作成して利用。
iD、QUICPayについてはApple Payにクレジットカードを登録することで、そのカードをiDやQUICPayとして利用できるようになるとのこと。

Apple PayでSuicaを使い始めるには、まずiPhone 7をあなたのSuicaカードかSuica定期券の上に置いてください。あなたのSuicaの残額やSuica定期券の情報がすばやく転送されます。
(中略)
まだSuicaカードを持っていない場合は、JR東日本のSuicaアプリケーションの中で、Apple Payと一緒に使えるSuicaを作ることができます。

あなたがApple Payで設定したクレジットカードやプリペイドカードは、QUICPayまたはiDとして割り当てられるので、
日本全国のお店で支払いに使うことができます。
Apple Pay – 始め方 – Apple(日本)



現在アナウンスされているのはSuica、iD、QUICPayのみのため、他の交通系ICカードやEdy等のその他電子マネーについては今のところ不明。ですがあまり期待はできないでしょう。

また、Suicaなら大抵の決済はできるし定期券も使えるとはいえ、例えば他地域の交通系ICカードを使った定期券なんかは使えない可能性もあることを留意しておく必要があります。


Apple PayにFeliCaを使った機能が追加される(Suica、iD、QUICPayが使えるようになる)アップデートは10月下旬の予定。

新しいiPhoneを急がない人は、そのアップデートが行われてどこまで使えるのかがわかってから乗り換えを検討しても遅くはないでしょう。

イヤホンジャック廃止

防水性能に関係がありそうですが、iPhone 7からはイヤホンジャックが無くなっています

音楽を聴きたいときは、以下の3通り。
① Lightningポートに接続するイヤホンを使う
② Lightningポートに接続するアダプタを経由してイヤホンジャックに変換し、そこからイヤホンで聴く
③ Bluetooth接続の機器を使う

イヤホンジャックが無い代わりに②の選択肢が一応残されてはいるものの、アダプタを持ち歩くのは面倒ですし見た目もかなりダサい。

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有線イヤホン派にとって、iPhone 7や7 Plusはちょっと微妙かもしれません。

ホームボタンが物理でなくTapticエンジンに

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こちらも防水性能の確保のためか、今回のiPhoneはホームボタンが物理的に押し込むタイプではなく、Taptic Engineによって擬似的に押したような感触を与えるものとなっています。

MacBookに使われているものと同じですね。


既に利用した記者からは、以下のような感想も聞かれているようです。

これまでのiPhoneではボタンを物理的に押し込む操作が当たり前だったが、iPhone7では感圧式のセンサーに置き換わり、その操作感は大幅に異なるものになる。
(中略)
「新型Macbookのトラックパッドの感圧センサーにちょっと似ているが、それとは全く違う。端末のTaptic Engineがビビッと反応するんだが、3D Touchのジェスチャーのように画面を押し込む感覚が全く無い」
iPhone7「最大の不満」はホームボタン 報道陣から指摘が続出 (Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

MacBookは私も使っていますが、まるで本当に押し込んでいるかのように感じる優秀な機構。ただ、iPhone 7については感覚が全く違うそうです。

この辺は慣れればどうってことないとは思うのですが、気になる方は実機が店舗で触れるようになってから試してみたいところですね。

カメラの性能向上

Iphone 7 buy or not 3

CPUやGPUなど全体的な性能が順当に向上していますが、特筆すべきはカメラ性能でしょう。

まず、f値がf/2.2からf/1.8へと明るくなり、より写真が明るく撮れるようになりました。これまでより暗い場所であっても撮影がしやすくなっています。

また、6s Plusにしか搭載されていなかった光学式手ブレ補正が7、7 Plusの両方に付いたほか、フラッシュが「クアッドLED」に進化しています。


iPhone 7 Plusはデュアルレンズとなり、2つのレンズで同時に撮影することで奥行きを表現しやすく(手軽にボケ味を出しやすく)なっています。2倍光学ズーム、最大10倍のデジタルズームも可能。


使ってみなければわからない面もありますが、よく写真を撮るユーザーであればカメラのために買い換えるのもアリと言っていいかと思います。

ステレオスピーカー

iPhoneからイヤホン等を使わずに音楽を聴いている人にとって嬉しい変更が、ステレオスピーカーの搭載。

従来は本体の下部スピーカーのみから音が出ていたところ、iPhone 7シリーズでは上部と合わせた2ヶ所からステレオで音が流れるようになりました。


一方で、スピーカーを指で塞くことで撮影音を小さくする技は使えない可能性が高くなりました。

シャッター音対策としては、以下の記事にある通り無音アプリやLive Photos機能などを活用するか、いっそのこと香港版など外国のiPhoneを購入するという手もあります。

日本版のみ鳴ってしまうシャッター音について私の検討結果
シャッター音の鳴らない香港版iPhone 7を買おうかと思ったが、やっぱり日本版でいくことにした理由


ジェットブラック、マットなブラック

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今回のiPhone 7で特にフィーチャーされているのが、特別な処理を施しているという光沢のあるジェットブラックと、マットな仕上げのブラック

黒を極めた黒。
新しいブラックは、豊かで深みのあるマット仕上げ。表面にビーズを吹き付けて加工したアルミニウムで精巧に作られています。高光沢のジェットブラックは、驚くほど精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工という、デザインエンジニアリングの新たな偉業によるものです2。その結果生まれたのが、ここまでピュアで途切れなく続くブラック。横から見ても、どこまでがアルミニウムで、どこからがガラスなのかわからないでしょう。まさにダークサイドです。
iPhone 7 – Apple(日本)

『まさにダークサイドです。』とダジャレをかますほどに自信の一品らしい。


ただし、ジェットブラックに関しては以下の記述も見逃せません。

ジェットブラックのiPhone 7の高光沢仕上げは、精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工によるものです。表面には酸化皮膜処理された他のApple製品と同等の硬度がありますが、使用とともに光沢に微細な摩耗が生じる場合があります。磨耗が気になる方は、iPhone用のケースを使って表面を保護することをおすすめします。

わざわざケース着用を推奨するほど傷がつきやすいということなのか、ちょっと心配ですね…。また、指紋もつきやすいことが予想されます。


きっと美しい仕上げになっているとは思いますが、傷と指紋に弱い可能性があることは考慮に入れておくべきでしょう。

それが気になるならブラック、もしくは従来のゴールド、シルバー、ローズゴールドにしておくのが無難かもしれません。

あとがき

以上、iPhone 7および7 Plusの主な変更点に関してまとめました。
ちなみに私は最初iPhone 7 128GBジェットブラックを狙っていましたが、納期が2-3週となっていたのでマットな方のブラックにしました。

性能アップや新機能の数々は魅力的ですが、イヤホンジャック廃止をはじめ人によっては購入をためらわれるかもしれない変更もあるので、これらを考慮に入れた上で買い換えるかどうかを検討してみてください!

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