秋田の秘湯・乳頭温泉郷最古の宿「鶴の湯」情緒あふれる風景と湯が心に染み渡る

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どうしても雪景色を見ながら温泉に入りたいという欲望を抑えきれず、東北の旅へ行ってきました。

せっかくなので、今回はこれまで訪れたことのない秋田県へも足を伸ばしてみることに。


秋田に温泉はいくつかありますが、その中でも真っ先に挙げられるのが「乳頭温泉郷」。
その中でも最も歴史ある宿が「鶴の湯」さんです。

アクセスしづらい山奥にあり、秘湯としても人気の高いこの乳頭温泉・鶴の湯。
予約した後に知ったのですが(本当です笑)、混浴の温泉としても有名らしい。

雪景色と由緒ある建物が織りなす素晴らしい風景、それを見ながら入る温泉。まさに極上の体験でした。


新幹線、バスを乗り継いで乳頭温泉郷・鶴の湯へ

今回は、凍結した路面で運転したくなかったのと景色を楽しみたかったのもあり、レンタカーは借りずに公共交通機関で行くことに。

まず、仙台から新幹線「こまち」で田沢湖駅へ。
緑の「はやぶさ」は知っていましたが、こまちは同じフォルムで赤色なんですね。カッコイイ。

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もう3月で仙台にはほとんど雪が残っていなかったのですが、ここまで来ると雪がまだガンガン降ってます。

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鶴の湯さんに迎え要請の電話が必要だったのですが、駅の案内でその旨を告げると連絡を取ってくれました。


1時間に1本しかない乳頭温泉行きのバスへ乗車。(時刻表はこちら

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チェーンを装着しているためか、めっちゃ揺れる。進むにつれどんどん建物が少なくなり山の中へ。雪も深くなっていきます。

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揺られること40分ほど、「アルパこまくさ」というバス停で降ります。

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このバス停の埋まりっぷり、これぞ雪国。雪がほとんど積もらない九州出身者としてはこれだけでもテンション上がる。

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連絡が通っていれば、ここに鶴の湯の送迎マイクロバスが来ているはずです。

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さらに山奥へと分け入っていくバス。

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そして、鶴の湯本陣に到着。なんだこの情緒……たまらん!!絵になりすぎる。

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雪景色と歴史を感じる建物、写真撮らずにはいられない

長崎出身福岡在住の私に撮ってはまず触れることのない一面の雪景色、歴史を感じさせる建物。一気にテンション振り切りました。
左側は「本陣」と呼ばれる鶴の湯を代表する建物。雪でわかりにくいですが、6年ごとに葺き替える茅葺き屋根なのです。宿泊および食事をするところ。
右側は宿泊や休憩用の二号館、三号館となっています。

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逆から見たところ。

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風情あるなあ……。

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まずは、チェックインを済ませましょう。

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その前に長く成長したつららが気になったので、パシャリ。
雪国に住む方にとってはこんなものなんでもないのでしょうが、九州の人間にとっては珍しいんです。

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キンキンに冷えてそうなお酒コーナーを横目に見つつ、フロントへ。

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ここでチェックイン。他に本やポストカード、テレホンカードなんかも売っています。テレホンカードが使えるところって今もあるのかしらん。

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その横にはお土産コーナー。

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私が泊まるのは、こちらの三号館らしい。いつかは本陣に泊まってみたいぞ…。

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七拾伍番。

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部屋は六畳の和室でした。

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爪切りと、なぜか裁縫道具まで完備。一応鍵はかかりますが、貴重品は袋に入れてフロントに預ける方式となっています。
テレビ?そんなものはいらん!

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本陣ほどでないとはいえ、この建物も木造の情緒ある雰囲気。

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絵になる夜の鶴の湯温泉。食事も心に染み渡る

少し休んで作務衣に着替えたら、夕食の時間。

外に出ると、日中とはまた違う情緒あふれる風景が広がっていました。

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リアルに言葉にできないほどグッと来る。夢中でシャッターを切ります。

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ああー、いいなあ〜〜〜

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明らかに宿泊客ではないカメラマン(?)さんが三脚で撮影していました。そりゃ最高の被写体だもんねえ。

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カメラマンさんと同じアングルで私も。

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食事は本陣にて。秋田弁がいい感じのおじさまが給仕してくれます。
東北弁ってある意味タメ語だと思うんですけど、違和感感じるどころかほっこりするのは何故なんでしょうね。

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飲み物はこちらのメニューから。いつもは最初ビールだけど、ここはやっぱり日本酒でしょう!

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風景や人だけじゃなく料理にまで情緒があふれてる。

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岩魚の塩焼き。

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こちらはあきたこまちを団子状にしたものだそうです。

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「写真撮っていいですか?」と訊くと、快く応じてくれました。
話をしてみると、これでも今年の雪は平年の半分ほどだそう。毎年どんだけ積もっとるんや。。。

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コップになみなみと注ぐ酒を秋田では「もっきり」と言うそうです。

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さすが米どころだけあってうまい!

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汁物は山の芋鍋。あたたまる。

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もちろんご飯もおいしいですよ。

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食事の後は温泉!混浴露天も。ただ、温度には注意!

食事を終えたら、さっそく温泉へ!

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鶴の湯には、内湯が2種類に女性露天、混浴露天があります。一瞬「男性露天だけないのかよ!」と思いましたが、女性は混浴露天入りにくいですもんね。

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まずは内湯の「白湯」「黒湯」へ。

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私以外誰もいなかったので撮ってみました。
シャワーはないので近くの石鹸で体を洗い温泉で流し、いざ……え、あっつい!

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もう1つの白湯、こっちも熱い!めっちゃ我慢すれば数秒〜10数秒はつかれますが、そのくらいが限度。これはとても温まるどころの騒ぎじゃない。。。
冬でこの温度とか、夏はどうなっとるのか。

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気を取り直して、もう1つの中の湯&混浴露天へ。

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うん、中の湯もすごく熱いね。こりゃあかん。

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一縷の望みをかけてそこから通じる混浴露天に出てみると、ややぬるめ。よかった、ここでやっと楽しめる………!
ほのかに硫黄の匂いがする、白濁したお湯。これぞ温泉。

残念ながら女性には会いませんでしたが、ゆっくりつかることができました。
というか、女性がいると目を背けたりで気を遣うので(男性ですら多少気を遣う)、温泉は一人か気心知れた人と入るのが個人的には好きなんですけどね。

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体も温まったので、写真など撮りながら部屋に戻ります。

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フロントで秋田のカップ酒を買い、部屋でまったり。

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雪の降りしきる中、ふたたび露天風呂へ

酒を飲みうたた寝などしていると、いつの間にか時間は23時過ぎ。
せっかくやからもう一度温泉行こう!と外に出てみると、かなり雪が強くなっていました。

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寒い!寒い!けどこれはこれで楽しい。

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温泉、おんせん。

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この時間は誰もいませんでした。
広々とした露天風呂、降りしきる雪の中で温泉に入るのはまさに極上の体験。最高。最高としか言いようがない。

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朝の鶴の湯も、白が映えて絵になる。また来たいぞ!

翌朝。夜の灯かりに照らされる様子は素晴らしかったですが、白が映える朝もまた絵になる。

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それなりの幅があった道も、一旦埋もれたあとに人ひとり分くらいの雪かきをしたのかけもの道程度の幅しかありません。
3月とはいえ秋田の積雪っぷりはまだまだすごい。

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つららもこの成長っぷり。雪国に来たらつららと屋根からの落雪には十分ご注意を。

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素朴ながらじんわりくる朝食をいただきます。

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最後に、朝のもうひと風呂!

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掛け値なしに最高クラスの温泉体験ができました。この宿を選んでよかった。
ありがとう、ありがとう。

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あとがき

春夏は緑、秋は紅葉と四季楽しめるようですが、やはり冬が一番映える宿なんじゃないかなと思います。(冬しか来てない私が言うのもなんですが)

外気温と温泉の温かさとの差という意味でも、やっぱり寒い季節が個人的にはベストかなと。


温泉好きなら、絶対に一度は訪れてほしいところ。

人気が高くリピーターも多いそうなので(特に本陣は予約が非常に取りづらいらしい)、早めに予定を立てて予約しておくことをおすすめします!

なお、予約は基本的に電話のみとのことです。

秋田県の秘湯、乳頭温泉郷の鶴の湯温泉


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ABOUTこの記事をかいた人

牛嶋 将太郎@ushigyu

牛嶋 将太郎@ushigyu

株式会社エコーズ代表取締役社長(と名乗ってみたくて会社をつくりました)。当ブログにておすすめの製品やお店、旅行先、ガジェットなどを気のむくままに、わかりやすさを心がけて紹介しています。 長崎出身で福岡市在住。東京で就職しましたが独立を機に学生時代を過ごした大好きな福岡に帰還。