2016年1月14日
福岡

Fukuoka not reccomend reason title
Photo credit: Toomore via Visualhunt / CC BY

これまで再三にわたり、福岡いいとこアピールをしてきた私と当ブログ。

好きなもので語るのは基本的には良いことだと思うのですが、私や他の人が福岡をすすめているのを聞くと「逆に、良くない部分はないの?大丈夫?」と考える方もいることでしょう。リアルに移住先として検討しているなら、尚更のこと。

……というのを、以下の記事を見て思いつきました。

移住して最高ブロガーさん達は高知の良いところ、もしくは主観的に良いと感じたことしか書いていません。
(中略)
移住する前にちゃんとよく調べましょう。
プロブロガーに憧れて高知へ移住を考えている人に言いたいこと | APOLLON

そこで、今回はあえて「移住先として福岡をおすすめしない理由」となり得るものを8つにまとめてみました!

① 仕事

結局のところこれかなーと思うので、最初に挙げてみます。
仕事がなくてはいくら福岡に来ようと思っても来れるわけありませんよね。

以下のDODAさんでの調査によると、年間平均給与が東京だと469万円に対して福岡県は393万円と実に76万もの差があるようです。



首都圏から移住する場合、現在と同等以上の給料をもらうのは難しいことがわかります。

ですが生活にかかる費用もそれなりに下がるはずなので、給料が平均年収と同程度下がったとしても生活水準はそれほど変わらないかなとも思います。

各費用に関して、東京と比べた福岡の個人的印象としては、以下の通り。

▼食費:外食だと若干安くなり、高額な店が少ないため大きな金額を出す機会が減る。スーパーでの価格はそれほど変わらない。また、同じ値段を払って出てくる食べ物の質は平均的には上がる(特に魚介類)

▼交通費:繁華街、オフィス街から電車一本で手頃な家賃の物件が探せるので、結果的にタクシー代は安くなる。電車やバス中心の移動であればさほど変わらない

▼住居費:ここが一番差が出るポイント。当然場所によるが、ざっくり福岡:東京で1.5〜2倍くらいは違う


給与が下がる傾向にあるだけでなく、選択肢の幅も当然東京よりグッと狭くなります。

就きたい/就ける仕事の幅が狭く、(生活水準が例え変わらないとしても)同じ仕事をするなら収入が下がる可能性が高い、これは間違いのないことです。

② わが街福岡大好きアピールが強すぎる

どんな街であれ、基本的にはその場所が好きで住んでいる人が多数派だと思います。
ですが、福岡はその「好き」アピールがかなり強い。グイグイくる。

以前行ったアンケートでは、福岡在住の36人中35人が「5大都市圏の中で1番住みたいのはやっぱり福岡」と答えています。

逆に言えば、福岡に馴染めなかったときの違和感というか居心地の悪さもかなり強いものになるだろうなあという気はします。

東京から移住してきた人から「福岡はいいところだとは思うけど、『福岡、飯うまいやろ?』『いいとこやろ?』アピールが強すぎて辛い」というコメントを聞いたことも。

③ 治安

よくネット上で「修羅の国」と揶揄される福岡。
では実際にどれだけ治安が悪いのか、統計を見てみることにします。


以下の統計によると、

人口1千人あたりの犯罪件数は、大阪府、愛知県に次いで3位にランクインしています。東京は5位。


また以下の市区町村別の調査では、

福岡市中央区が26位、博多区が28位にランクイン。


以上の統計から見るに、福岡は「特に飛び抜けて治安が悪いわけではないが、全国的にみて犯罪件数は比較的多い」ということは言えそうです。

④ 場所によっては飛行機がうるさい

空港が街からとても近いことで有名な福岡。
地下鉄の福岡空港駅から博多駅まで6分、中心街の天神まで12分で来れます。めちゃ便利。


つまり、裏を返せばそれだけ街の近くを飛行機が飛んでいるということ。

天神付近はコースから外れているようでほとんど聞こえませんが、東区(箱崎)に住んでいたときは大学の授業やテレビの音が聞こえなくなるくらいの轟音が響くこともありました。

夜中には飛ばないので眠りを妨げられることはないと思いますが、気になる方は飛行機のコースも考えて住む場所を選ばないと、痛い目を見るかも。

⑤ 食文化がやや独特

豊かな食文化を持つ福岡ですが、あまり他県・他地域では見かけない独特の文化もあります。

▼甘い醤油

九州地方では、刺身は甘めの醤油で食べるのが普通。
好きな人はハマるが、中には苦手な人もいる。

甘い醤油がもし口に合わなかった場合、刺身を注文する度に普通の醤油を探す(あるいは持って来てもらう)手間が発生してしまう。

▼豚骨ラーメン

全体的に豚骨色強めの九州だが、本場・福岡は別格。

多数あるラーメン屋の9割9分は豚骨ラーメンと言ってもいいくらい。
(「ラーメン」と言うと、無条件で豚骨ラーメンを思い浮かべる)

醤油や味噌、塩といったラーメンもあるにはあるが、絶対数があまりに少ないので豚骨以外の美味しいラーメン屋を探すのは至難の業。

豚骨の臭いが苦手だったり、他のラーメンが好きな人には若干辛い場面もありそう。

▼柔らかいうどん

福岡ならではの、コシがなく柔らかいうどん。

最近では福岡にもコシのあるうどん屋がそれなりに増えてはいるものの、やはり柔らかいうどんを愛するのが福岡県民。
(福岡出身のタモリさん曰く「うどんにコシはいらない」)

讃岐のようなガッツリコシのあるうどんが好きな人は「ナニコレ!?」と思ってしまうかも。

⑥ 終電を気にせず飲む人が比較的多い

中心部から少し離れただけでグッと家賃が下がる福岡では、タクシーで2,000円もあれば繁華街から余裕で帰れる家に住んでいる人が多数派。

それに加えて元々飲むのが好きな土地柄もあり、飲み会時に終電を気にしない人がかなり多い。
基本的に「終電までに帰る(≒全員が終電を気にする)」という暗黙の了解があった首都圏在住時とはかなり異なります。


そういうのが好きならいいですが、下戸だったり飲み会があまり好きでない人にとってはマイナスとなり得る要素の1つです。
(「帰ります」と言えばいいだけの話ではありますが、言い出しにくい状況もあると思うので。。。)

⑦たまに街が霞むレベルのPM2.5が漂う

他にも福岡のこと色々書いてた記事あったよな。。。と検索してて見つけた以下の記事。
(福岡出身のHagexさん、その節は失礼しました)

個人的に同意できる点そうでもない点あるのですが、「PM2.5と仲良し」は本当にそうだよなあと。
(ちなみに上の記事のうち2、6、8、11、14、15は同意、3、4、9、12、13は微妙、1、5、7、10は同意できない点です。福岡出身で20歳位まで住むのと、大人になってから住むのでは時代も含め印象が多少違うのもあるかも)


濃い日は街が霞んで視界が悪くなることもしばしば。
せっかく晴れた日に気持ちよく大濠公園散歩しようと思っても、PM2.5で靄がかかって台無し、なんて日もあります。

個人的に体調が悪くなったり周りにぜんそくが多いとかそういうのは今のところないですが、例えばぜんそくだったり敏感な方だと影響があるかもしれません。

⑧ 博多手一本のリズムが初見殺しすぎる

福岡において、それなりに大規模な会(例えば会社の忘年会など)の締めとして行われる「博多手一本」。

この博多手一本、全然一本じゃない上にリズムが初見殺しすぎる。

「よーお」パンパン「もひとつ」パンパン「よーさん(祝うて三度)」パパン パン

この最後の『パパン パン』のリズムが独特で難しい。


博多の人間もそれをわかっているので、よその県からのお客さんが集まるような会では「博多手一本の練習」が先にあったりします。

最後の締めなのに練習が必要とは、これいかに。

あとがき

私自身、仕事はほとんどインターネット経由なのでどこでも住めるといえば住めるのですが、福岡に移住して以来出たいと思ったことは一度もありません。

食、住環境、利便性などの要素がほぼ全てハイレベルでまとまった、全国でも有数の住みやすい都市に間違いないと常々思っています。


ですが、フィットしない人だって中にはいるに違いない。
いざ移住をしてみてやっぱり合いませんでした、ではどうしようもない。

というわけで、福岡の「おすすめしない点」についてもなるべく多くの人に知ってもらおうと思い、この記事を書いてみました。

移住先として福岡を候補に入れている方の参考になれば幸いです!

⇒もっと 「福岡」に関する記事をチェックする!

フォローして更新情報をチェック