2015年10月26日
北陸

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先日、北陸3県(福井・石川・富山)を回る計画を立てている時のこと。
各県でそれぞれ行っておきたいところはどこか……と調べていてヒットしたのが、相倉合掌集落というところ。

なんでも、世界遺産の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」に含まれる集落の1つとのこと。
白川郷はかなり有名になっていますし私も知っていたのですが、それ以外にも合掌造りの村があったとは。しかも、見るだけでなく泊まれるだと!これは行くしかない!

海外からの観光客にも人気とのことでかなり予約が埋まっていたのですが、何とか日程調整して合掌造りの家に泊まることができましたので、たくさんの写真つきでレポートしていきます!

世界遺産の合掌造り集落「相倉合掌集落」へ。アクセスは不便なので注意

かなり観光地化され交通の便も良くなっている白川郷に比べると、相倉合掌集落はかなり行きづらい。
車か、1時間に1本程度しかない「世界遺産バス」を利用する他ありません。

私は名古屋からきときとライナーで五箇山合掌の里まで行き、そこから世界遺産バスで相倉まで向かうことに。
(五箇山合掌の里近くにはもう1つの合掌造り集落「菅沼集落」があるので、時間のある方はそちらにも寄ると良さそう)

こちらが世界遺産バス。こういった観光バスもあれば路線バスっぽいのもありました。

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途中、1時間ほど寄り道した「上梨」バス停。鬼太郎に出てきそう。
この近くには宿や土産屋、飲食店、温泉施設、そして指定史跡の村上家住宅があります。

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そこからまたバスに乗り直し、「相倉口」バス停で下車。

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ここから相倉合掌集落までは徒歩5分とのこと。看板に沿って歩いて行きましょう。

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「徒歩5分はサバ読んでるやろ!」と言いたくなる意外と長い道のり。信じて歩きます。

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ついたー!この雰囲気、周囲はとてものどかなのにテンションはめっちゃ上がります。

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ちなみに場所はここ。

まずは集落を歩いてみる。来たことないのに懐かしい雰囲気

ちょっとした茶屋も合掌造り。

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トイレはなぜか石垣に埋め込まれていました。

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さて、どう回ろうか…と考えていると目に入った、「全景撮影スポット」の文字。
よし、とりあえずこれ行ってみようか。

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ちょっとした山道を上っていくこと5分ほど。

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ここがそのスポットです!……あれ、思ったほど綺麗に全景が見える感じじゃないな笑

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でもズームインしてみると、山あいに並ぶ合掌造りの家々がよくわかります。

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降りてきて、今度は集落内を散歩してみることに。
普通に生活されている方がいるので、それも考慮に入れつつ節度を守って見ていきましょう。

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私の実家はそれほど田舎というわけでもないので「懐かしい」と言うのはおかしいんですが、やっぱりなんだか懐かしいというか、郷愁を感じる風景。

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茅葺き屋根のアップ。素朴な疑問ですがこれって水が染み込んだりしないんかなあ。

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江戸や明治時代に作られたであろう家屋と、その前に並ぶ近代的な車のコントラストが面白い。

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日没前までは大型バスなども来ており、観光客がそれなりにいました。
それ以降は住民と宿泊客だけになります。

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いい雰囲気の茶店。

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屋根部分だけのような建物も見えます。これは倉庫か何かでしょうか。

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地主神社なる神社もあったので、ひとまずお参り。

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合掌造りの家に泊まる経験、プライスレス

私が今回お世話になったのは、五ヨ門(ごよもん)という宿。

民宿五ヨ門(ごよもん)の公式ページ 五箇山・相倉合掌造り集落の民宿

→ るるぶトラベルで民宿五ヨ門をチェックする

→ Booking.comで民宿五ヨ門をチェックする

まさか合掌造りの宿に泊まれる日が来るとは…わくわく。

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おじゃましまーす!

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気さくな感じのおかみさんが出てきて、部屋に案内してくれました。
この日は7人の団体と私1人の計8人で、団体は畳の部屋で私は板の間。囲炉裏のなごりが残っています。

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荷物を置くと、囲炉裏の部屋に案内してもらいました。ああ、いいなーこの感じ。

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お茶とお茶菓子。

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目の前には、夕飯になるであろう岩魚がじっくりじわじわと焼き上げられていました。

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別の団体さんが泊まる畳の部屋はこんな感じ。

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家の中には時代を感じさせるものもちらほら。

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ということは、風呂は五右衛門風呂だったりするのだろうか……!と思っていたのですが、普通にめっちゃ綺麗なお風呂でした笑

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夕飯は鯉のあらいを始め、素朴で品数多く美味。地元の文化も体験できた

お風呂の後は、夕食の時間。その日泊まっている客みんなで囲炉裏を囲みます。

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7人の団体さんは、4人の日本人家族が3人のオーストラリア人家族を案内してきているようでした。
日本人ですらなかなか味わえないこの空間、海外から来た方には本当に興味深いだろうなあ。

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食事の合間には、おかみさんから五箇山の伝統民謡「こきりこ節」のレクチャーも。「ささら」と呼ばれる竹の板を束ねたような楽器を、手首のスナップをきかせて鳴らします。意外と難しい!

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こきりこ節がわからない方も多いと思うので、動画置いておきますね。

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子供たちも挑戦。

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最後の方にはオーストラリア家族の娘さん、かなり上達してました。
いやー、これは素晴らしい国際交流ですわ。

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夜、静かな集落をちょっと散歩。水の音と虫の声しか聞こえません。

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本当に静か。

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防災送水管の説明してる横で、なぜかこきりこ踊ってる奴がいました。いくら伝統芸能とはいえTPO考えなさい。

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なお、この日は10月初旬でしたが密閉性が低くすきま風が入ってくるのもあり、夜はなかなか冷え込みました。
もちろんストーブもあるので問題ないんですが、都市部よりはかなり冷え込むと考えて来た方が良さそうです。
(冬は豪雪地帯になるようなところですからね。。。)

朝日に照らされる合掌造り集落もまた良し

翌朝。朝ごはんも、品数が多くておいしい!おかずもさることながらご飯が美味しいんですよねえ。

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団体さんとは時間がずれたようで、1人でいただく。一人旅には慣れてるけどさすがにこの状況は寂しいぜ!

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朝食を食べ終え、散歩に出てみる。朝日に照らされる合掌造りの家もいいねえ。

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宿の裏では、屋根が張り替え中のところもありました。

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この家なんてグッとくるじゃあないですか。木漏れ日が眩しい。

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外からの観光客もまだ来ない時間で、ほとんど人がいません。

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昨日の全景撮影スポットにも、もう1度上ってみる。

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屋根部分に注目したりもしてみる。あの窓みたいな部分はなんだろう。

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こちら側にも窓らしきものが。

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散歩を終えて戻る途中に見つけた監視カメラ。もちろん世界に誇る日本のブランド製です。おそらく。

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宿泊代(ビール代を入れて9,000円ちょい)を払い、相倉集落を後にします。なんというか、心が浄化されるような空間でした。

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宿を出る10時前ごろには、バスに乗った観光客がたくさんやって来ていました。
ですが、おそらく白川郷に比べたらそれでもずっと静かでのどかな場所だと思います。

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また来るよ―。ありがとう。

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あとがき

雪の季節に来たらまた全然違った表情が見られそうですし、また来たいなー。

きっとこれまでにない体験ができる貴重な場所だと思います。ぜひ一度訪れてみては。

今回掲載した写真は、SONYのRX100M3で撮りました。コンパクトなのになかなかいい画が撮れておすすめ。

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