2015年2月3日
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Dropbox synchronize all mac 1

私の作業環境は、自宅ではMacBook Air(Mid 2012)+外付けHDD(2TB)Time Capsuleでのバックアップ、出先ではMacBook Air Mid 2013を使っています。
(同じやつ使えばええやんという話もありますが、ケーブル類取り外すのが面倒なので…)



おおむね快適なのですが、2点ほど問題がありました。

1つは、自宅の母艦に入っているデータを出先で使いたいとき。長期遠征などでデータを持ち歩きたいときは外付けHDDを取り外せばよいのですが、日々の外出時にいちいち取り外すのは面倒なので放置しています。そんなときふと自宅HDDの写真データが使いたくなったら、一旦帰るしかありませんでした。

2つ目は、バックアップ。Time Capsuleでバックアップはとっているものの、自宅まるごとどうにかなってしまったら終了です。それに加えて以前困ったのが、Macが不調で重くなりすぎてTime Machineすら起動がままならない症状。こうなってしまうと、せっかく取ったバックアップも全く意味を為しませんでした。
(何らか方法はあったのかもしれませんが…)


それらを一気に解決するため考えたのが、1TBもの容量を誇るDropboxプロにアップグレードして全てのファイルを保存する方法。

デフォルトでは専用フォルダ内のファイルしか保存できないDropboxですが、Macでは「シンボリックリンク」という仕組みを利用することでそれ以外のフォルダやファイルも保存できるのです。

今回はその手順を紹介していきます!

1TBのDropboxプロへアップグレード。月1,200円、年12,000円

まず、持っていない方はDropboxのアカウント登録を済ませておきましょう。

アカウントを持っている方は、ログインして右上のメニューから「アップグレード」を選び、Dropboxプロを申し込み。

Dropbox synchronize all mac 6

一昔前はテラバイト級のクラウドストレージとかいくらかかるんだという話でしたが、今やたったの月1,200円、年12,000円で使えてしまうんですねえ。ありがたい。

あっという間にプラン変更完了。謎のほのぼのした絵が迎えてくれます。

Dropbox synchronize all mac 1

「シンボリックリンク」を使い、Dropboxの同期対象に任意のフォルダ追加

Dropboxの容量が1TBになっても、自動的にパソコン内の全ファイルが同期されるわけではもちろんありません。
通常「Dropbox」内のフォルダしか同期してくれないのですが、全部この中にコピーするのはさすがに非現実的。

そこで利用するのが「シンボリックリンク」という仕組み。

特定のファイルやディレクトリを指し示す別のファイルを作成し、それを通じて本体を参照できるようにする仕組み。
シンボリックリンクとは 〔 ソフトリンク 〕 【 symbolic link 】より)

ざっくり言うと、ある場所から別の場所のファイルを読み取れるということ。
つまり、Dropbox内にシンボリックリンクを配置し、そこからバックアップしたいファルダやファイルを参照すればよいということですね。
(この辺はぼんやりとした理解でも問題ないです)


シンボリックリンクは、Macのターミナルを開いて

ln -s (参照するフォルダ・ファイルのパス) (シンボリックリンクを配置するパス)

で作成することができます。今回で言えば、前者がバックアップ対象フォルダ、後者がDropbox内の任意の場所ということになりますね。

ちなみに、フォルダやファイルのパスはOS X Mavericks以前なら「情報を見る」→「場所」で確認できますし、

Dropbox synchronize all mac 2

フォルダやファイルをコピーし、ターミナルにペーストすると自動的にフルパスが貼り付けられます。この方法ならOS X YosemiteでもOK。


早速やってみましょう。ルートフォルダで実行すれば一気に全ファイルのバックアップが取れますが、私は種類ごとに分けたかったので試しに写真を溜め込んだ「pictures」というフォルダをDropboxにアップしてみることにします。

Dropbox synchronize all mac 3

ターミナルを開き、コマンドを入力。私の場合外付けHDD(My Passport for Mac、PC上での名前は”MyPassport”)内のpicturesフォルダをバックアップ・同期したかったので、上記のようになりました。
※なお、日本語だったりフォルダ名にスペースが入っているとうまくいかないようなのでご注意を

成功すると、Dropboxの指定したフォルダ内に以下のようなシンボリックリンク(エイリアス)ができます。
「場所」がそのファイルのある場所、「オリジナル」が参照している実体の場所を示しています。

Dropbox synchronize all mac 4

元ファイル自体をコピーしたわけではないので、容量が増えたりといったこともありません。

ですがしっかりとDropboxには同期が開始されていました。

Dropbox synchronize all mac 5

写真フォルダが終わり次第、音楽やその他のファイルもアップロードし、いつデータが全削除されても問題ない態勢を整えておきたいと思っております。

注意点2つ

この方法を試す上で、注意点が2つほどあります。

① 「選択型同期」でDropboxで同期するフォルダの取捨選択を

Dropboxの容量が1TBになったといっても、Macの記憶容量が増えたわけではありません。

シンボリックリンクを置くだけの方は問題ありませんが、別にDropboxを使っているMacがあるなら、そこには大量のファイルが同期されてしまうことになります。

そのような事態を防ぐため、以下の方法を使って必要なフォルダ・ファイルのみ同期されるよう設定しておきましょう。

② 同期完了までDropboxが使い物にならない

Dropboxには、大容量ファイルのアップロード・ダウンロード速度がそれほど早くないという弱点があります。Dropboxに限った話ではないですが。

今回は数百GBクラスのフォルダをまるっとアップしたため、3日経った今もまだまだ終わりそうにありません。。。
(上記画像で「残り14日」となっていますが、ここの表示は「残り1時間」に突然変わったりもするためアテにならない)

そうなってしまうと、毎日のように同期して使っている作業フォルダがある場合、そこが後回しになってしまい同期されず、仕事に支障をきたすという事態が起こります。

はい、今まさにその状態で困っています。みなさまは気をつけてくださいね。。。

あとがき

というわけで、Dropboxへのアップロードが完了してしまえばMac(外付けHDD)・Time Capsule・クラウドストレージというデータの3重化が完成することになります。バックアップ万全。

かかる料金もたった月1,200円。仕事から思い出から何から重要なデータはいくらでもありますから、それが守られる安心をこの程度で買えるなら安いものです。
しかもWeb版Dropboxからいつでもデータにアクセス可能なのも嬉しい。

Windowsでも同様の方法でいけるはずなので(たぶんこの辺の記事がそれっぽい)探してみてください。

これで天変地異が起きても自宅とDropboxのサーバーが同時にダメにならない限り大丈夫でしょう。興味のある方はお試しあれ!

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