2014年11月1日
生活の知恵

Ebola hemorrhagic fever prevention title
Ebola in Guinea / EU Humanitarian Aid and Civil Protection

最近、西アフリカを中心に感染拡大が続き、連日ニュースとなっているエボラ出血熱

日本ではまだ2014/10/31時点で患者は出ていませんが(疑いのある人も検査で陰性が判明した)、ヨーロッパやアメリカでも感染者が出てきており、予断を許さない状況が続いています。


連日報道はされているものの、果たしてエボラ出血熱はどのようにして感染するのか、予防するにはどうすればよいのか、もし感染したらどうするのか知っているでしょうか?
私自身うろ覚えだったので、調べてまとめることにしました。
(もし間違いがあればご指摘ください。万が一でも命に関わることなので…)

なにも話題に乗っかりたかったというわけではありません。
年末にタイムズスクエアで年越しをしてみたくてニューヨークに行くので、NYでエボラ熱患者が出たと聞き怖くなったのです。。。

エボラ出血熱ってどんな病気?現状は?

エボラ出血熱は、中部アフリカのザイール(現:コンゴ)のエボラ川で発見されたウイルス。アフリカの一部では数ヶ月で収まってはいるもののたびたび流行しており、致死率が50〜90%(株により異なる)と非常に高い危険な病気。

今回のアウトブレイクはこれまででも群を抜いて患者数が多く、現在感染者数は世界でわかっているだけで1万3千人以上、死者数は5千人にも達しようかという数にのぼります。

ほとんどの患者は西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアに集中しているものの、それらの国で医療に従事していた方が帰国後に発症したりなどで、アメリカ、スペイン、ドイツといった国でも患者が出てきています。


エボラ熱をめぐるノンフィクションとして有名な本が、「ホット・ゾーン」。

確か高校生くらいのときに読んで戦慄した憶えがあるのですが、まさかそのエボラがここまで世界的な問題になるとは想像もしていませんでした。。。

とても恐ろしい、現実に起こった話です。

感染経路、予防、治療

▼感染経路

現在のところ空気感染はしないと考えられており、基本的には患者の血液や体液およびそれらに汚染されたもの、感染した動物に触れたり摂取しない限りは感染しないとされています。
飛沫感染する可能性はあるとのことですが、インフルエンザほど容易に感染するわけではないようです。

以上の理由から、衛生状態のよい先進国では仮に感染者が出てもさほど爆発的に広がるということはないと考えられます。ですがもちろん最大限の注意が必要なことに変わりはありません。

▼予防・治療

現在さまざまな機関で研究が進められていますが、効果が証明されている治療薬・予防薬は存在しません。
(いくつか効果があるとされる治療薬が話題になっていますが、未だ治験段階)

感染の予防には、石鹸をつかった手洗いや消毒薬、患者やその体液が付着している可能性があるものに近づかない、野生生物に触れない、食する場合はきちんと火を通すといった対策があるようです。

大都市の人ごみや満員電車ではどうしても人と接触してしまう場面はありますから、そういったときにはマスクやその後の手洗いなどしておいた方がよさそうです。
※万が一そういった都市で広がりをみせた場合であって、過度にパニックになる必要は今のところありません


最大90%の致死率と言われるエボラ熱ですが、早期に支持療法(輸血、十分な栄養など)を受けられれば50%以下に下がるとのこと。また、エボラ熱から回復した患者の血液には抗体ができており、効果があると考えられています。

もし万が一感染の疑いがある場合はどうする?

エボラ熱の潜伏期間は通常7日程度、最長21日ほど。
初期症状は発熱、悪寒、頭痛、脱力感、下痢などで、インフルエンザに近く発見が困難とされています。
そのためニューヨークでは、区別のためインフルエンザの予防接種を勧めているとのこと。


西アフリカ渡航後など、何らかの理由で万が一感染の疑いがある場合には、感染拡大を防ぐため病院など地域の医療機関には行かず保健所に連絡することが重要です。

もし流行国に渡航し帰国した後、1か月程度の間に、発熱した場合には、万一の場合を疑い、地域の医療機関を受診することは控えていただきたい。まず、保健所に連絡をし、その指示に従っていただきたい。
エボラ出血熱について|厚生労働省より)



エボラ熱は一類感染症であるため、受け入れ可能な病院は「特定感染症指定医療機関」「第一種感染症指定医療機関」に限られます。

これらの医療機関は全国に計47(92床)しかなく存在しない県もあるため、住んでいる県とは違う場所に移送となる可能性もあります。
(知事の権限により第二種感染症指定医療機関で受け入れる場合もあるとのこと)

現実的な予防策は…?

では実際のところ、私がニューヨークで気をつけるべきことは何なのか考えてみました。

・患者や野生生物への接触を避ける
 →患者とわかっている人に近づくことはあり得ませんし、動物にも近づかないので問題なし

・人ごみをなるべく避け、触れないようにする。手洗い消毒をしっかりする
 →年末年始のニューヨークに行くわけですから、これはなかなか難しい。「なるべく」触れないことと、手洗いうがい消毒の徹底を

結局、普段の風邪やインフルエンザ予防で行っていることをちゃんとやって、可能な限りリスクを減らすしかないようです。

マスクもできればしておきたいところですが、日本では一般的なマスクもアメリカでは「なに、こいつヤバイ病気持ってんの!?」みたいな目で見られてしまうらしいので、悩ましいところです。

参考にさせていただいたサイト

あとがき

西アフリカに行くわけではないのでそこまで神経質になる必要はないのかもしれませんが、知っておくに越したことはないでしょう。

これ以上の感染拡大が防がれることを祈りつつ、身の回りでできる限りの予防をして臨みたいと思います。

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