CARL(カール)の裁断機を、600冊自炊した私がオススメする理由

カール 裁断機 DC-210N

当ブログ、最近はいろいろと取り扱っていますが、メインはタイトルにもある通り「自炊(本の電子化)」

私は、既に600冊以上を自宅で裁断・スキャンし電子化してきました。
その際に使っているのはCarlの裁断機ですが、以前記事にした自炊スペースでPLUSの裁断機も使ったことがあります。

また、記事を書くにあたり、他の裁断機について調べたりもしています。

が、自炊に使う裁断機のオススメは断然Carl(カール)社のDC-210Nです。

その理由については、以前の記事(【自炊(本の電子化)完全マニュアル】第1回「裁断機をえらぼう!」 )で書いているのですが、よく考えると他にも決定的な理由があることに気付いたんです。

自炊ブログを運営する私がなぜ他のメーカーではなくCarl推しなのか?
そのわけを、ここで改めて書いておきたいと思います。

裁断機をこれから買う方の参考になれば。


<おさらい>本体・替刃の価格、大きさ、重量の比較

まずは、以前の記事のおさらいとして、本体・替刃の価格、大きさ、重量について、自炊用として人気のある3機種(PLUS、中国製、Carl)を比較してみます。

なお、価格は2011/4/26現在のAmazonでの値段です。
(前に比較記事を書いた2010/8より、PLUS・Carlは2,000円ほど値下がりしていますが、中国製裁断機はあまり変わっていないようです)

名前 本体
価格
替刃
価格
裁断
能力
サイズ 重量
プラス 断裁機 PK-513L
(30,802円)

(15,788円)

(170枚)

(W402×L400×H164mm)

(13kg)
大型裁断機・ペーパーカッター(中国製)
(11,525円)

(3,500円)

(400枚)

(W380×L530×H175mm)
×
(17kg)
Carl ディスクカッター DC-210N
(11,411円)

(630円)

(40枚)

(W360×L490×H80mm)

(2.6kg)



上の表を見てわかることは、

  • PLUS裁断機は本体価格、替刃価格ともに圧倒的に高く、かなり大きい。裁断能力は高い
  • 中国製裁断機は安く一番多くの枚数を切れるが、その分一番大きく重い
  • Carl裁断機は安い上ダントツに小さく軽いが、裁断能力が低い

といったところ。

その他の検討要素としては、安全性、切断面が垂直になるかどうか、など。
(レビューによると、中国製裁断機は若干斜めになるとのこと。PLUS、Carlの裁断機は垂直に切れます)

また、Carl裁断機には替刃が最初から付属していることも付け加えておきます。

以下の記事も参考にしてください。

ここまでは前記事のおさらい。さらに私がCarlを選ぶ決定的な理由が2つあります。

①裁断可能枚数の多さは、自炊のクオリティ・スピードのアップに繋がらない

上の比較で、Carl裁断機のネックは裁断能力(一度に切れる枚数)だとわかります。

しかし、何百冊も自炊してみてよくわかったのですが、一定以上の枚数裁断できる裁断機であれば、それ以上裁断能力が高くても、自炊のクオリティ・スピードは変わらないのです。

それはどういうことかというと…

・クオリティ面
今回紹介している3機種は、どれもきれいに背表紙を裁断できる切れ味があります。
そして、裁断してしまった本は、ただの紙の束。
どの裁断機でカットされたか、など当然ながら全く関係ありません。

唯一違いがあるとすれば、前述の通り中国製裁断機では切断面が若干斜めになることくらい。

というわけで、クオリティに関して差はほとんどないと言っていいでしょう。
問題はスピードです。

・スピード面
裁断能力が高いと、本を素早くバラバラにすることができ、より短い時間で自炊できるはず!
…と思っている方は結構いるのではと思います。

結論から言うと、それは間違っています。

なぜなら、一定以上の能力を持つ裁断機での自炊作業において、ボトルネックになるのは裁断時間ではなくスキャンの時間だからです。

具体的な数字で見てみましょう。以前の記事(序章「本の電子化に向けての3つのハードル」)で、Carlの裁断機を使ってマンガ1冊あたりの裁断〜スキャンにかかる時間を計測しています。それによると…

 ・解体&裁断:1分10秒
 ・スキャン:4分30秒

2冊以上連続して自炊する場合、前の本をスキャンしている間に次の本を裁断するわけですが、それを終えてもあと3分ほどスキャン完了を待つ必要があります。

つまり、裁断時間がこれ以上早くなったところで、スキャンにかかる時間が早くならない限りトータルの所要時間は変わらない、ということです。

よって、この時点で裁断能力の高いPLUS、中国製裁断機のメリットは「小分けにする面倒さが少なくなる」くらいであることがわかります。

しかし、Carl裁断機にはそれを上回るかもしれない、もう1つのメリットが。

②Carl裁断機はスライド式なので、座ったまま操作しやすい

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106 大型裁断機・ペーパーカッター 書籍断裁可 カール事務器 ディスクカッター DC-210N

3つの裁断機(左からPLUS、中国製、Carl)を見比べてみてください。

左の2つ(PLUS、中国製)は上から押しこむ方式なのに対し、Carlの裁断機はスライド式になっています。

前者の方式では座ったまま力を入れるのは難しいため、立ち上がってから裁断することになるでしょう。

それに対し、Carlの裁断機はその場で座ったまま、裁断することができます。

何冊も裁断をするのに、いちいち立ち上がって裁断するのは非常に面倒だし、労力を使います。
かと言って、家で立ちっ放しで作業するのも疲れるもの。

Carlの裁断機なら、自分が座った周りに本と裁断機を並べて、その場でサクサク裁断することができます。これはかなり大きなメリットです!

※参考までに、以前の記事にも載せたDC-210での裁断動画をどうぞ。


D

さらに自炊に適した裁断機は、今後登場するか?

以上、現在販売されている裁断機のなかで、Carlの裁断機がオススメである理由を書いてみました。

ただ、Carlの裁断機も、PLUSの裁断機も(おそらく)家庭での用途をあまり考慮せずに作られた製品です。少なくとも家庭で書籍裁断に使われることはあまり想定されていないはず。

その中で、私にとって書籍の裁断に適していたのがCarl製品だったにすぎません。

徐々に「自宅での書籍裁断」という用途が広がってくる中、この使い方を想定して作られた機種がそろそろ出てきても良い頃かと。

そうなれば、もっと便利な裁断機が出てきてもおかしくありません!

良さそうな裁断機が出てきたら、このブログでも記事にしたいと思います。

#追記

「自炊裁断機」をうたったダーレDurodex 200DXという機種がその後登場しました。多少高価でも1発でざくっといきたい派の方はこちらがおすすめ!

自炊用の裁断機ダーレDurodex 200DXで本を裁断。ほとんどの本が一発で切れて素晴らしいぞ!

自炊まとめ記事は以下から。この記事を見れば全てわかるようになっています。

【保存版】本の自炊方法まとめ。裁断、スキャンからタブレット・Kindleでの読書まで徹底解説!

ABOUTこの記事をかいた人

牛嶋 将太郎@ushigyu

牛嶋 将太郎@ushigyu

株式会社エコーズ代表取締役社長(と名乗ってみたくて会社をつくりました)。当ブログにておすすめの製品やお店、旅行先、ガジェットなどを気のむくままに、わかりやすさを心がけて紹介しています。 長崎出身で福岡市在住。東京で就職しましたが独立を機に学生時代を過ごした大好きな福岡に帰還。
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